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仁川アジア大会


第17回アジア競技大会(2014/仁川)

セパタクロー
競技紹介

セパタクローの「セパ」はマレー語で「蹴る」、「タクロー」はタイ語で「(藤で編んだ)ボール」と云う意味で、セパタクローは2つの言葉の合成語です。言葉が示すように、ネットをはさんで足や腿または頭を使ってボールを相手コートに蹴り入れる競技で、バレーボールに似たゲームです。
セパタクローの起源は9世紀から東南アジアの各国で伝えられてきた伝統スポーツといわれています。マレー半島に伝わっていたボールを地面に落とさないように数人で蹴り合う「セパラガ」、また空中につるした篭の中にボールを蹴り入れ、蹴り方の難易度で得点を競い合うタイの「ジャンクイタクロー」などがその原型とされています。1965年に東南アジア競技大会(現SEA Games)に採用された際、アジアセパタクロー連盟が設立され、同時に統一ルールがつくられて現在の「セパタクロー」となりました。 1988年には国際セパタクロー連盟が設立、現在アジアだけでなく、アメリカ、オセアニア、ヨーロッパ大陸と、世界各国で広く普及しています。

日本では、1989年に日本体育協会が主催した国際スポーツフェアの行事においてタイ、マレーシア、インドネシア、シンガポールの4ヶ国を招待し、セパタクロー国際大会を開催したのが本格的な普及のはじまりです。同大会開催と同時に日本セパタクロー協会が設立され、同年アジアセパタクロー連盟及び国際セパタクロー連盟に加盟しました。
現在、日本選手権には50を超えるチームが参加しています。

アジア競技大会においては、セパタクローは1990年第11回北京大会に男子種目、1998年第13回バンコク大会で女子種目が正式競技として採用されています。

セパタクローで使用されるボールは、12の穴と20の交点を持つよう編み重ねた球形のもので、プラスチックで作られています。ボールの円周は、男子用が0.41m〜0.43m、女子用では0.42m〜0.44mとなっています。重量は、男子が170g〜180g、女子用が150g〜160gとなっています。

アジア競技大会では、男女種目とも、レグ、ダブル、団体の3種目が行われます。
各種目の競技の進み方は以下の通りです。

<競技の進み方>
①レグ=3人1組でネットを挟んで手以外を使って、ボールを相手コートに入れ得点を競う。ラリーポイントの3セット制。1、2セットは21点、最終セットは15点先取。リーグ戦で順位決定

②ダブル=レグのルールで2人が1組となり、1次リーグ、準決勝、決勝。3位決定戦は行わず、準決勝の敗者が3位

③団体=レグのルールで1カ国・地域3組ずつで対戦し、2勝した方が勝ち。1次リーグ、準決勝、決勝。3位決定戦は行わず、準決勝の敗者が3位

※参加チーム数の増減などで競技の進み方が変わることがあります

 
参照リンク:
(社)日本セパタクロー協会
http://jstaf.jp/

 
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