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仁川アジア大会


第17回アジア競技大会(2014/仁川)

競技紹介

カヌーには、甲板の無いカナディアンカヌーと、漕ぎ手が座るコックピット以外は甲板で覆われたカヤックがあり、カナディアンカヌーには片端に水掻き(ブレード)の着いたパドル(舷に固定されていない一種の櫂)が用いられ、カヤックは両端に水掻きの着いたパドルが用いられています。カヌーはこのパドルを用いて艇を前進させるのですが、最大の特徴は漕ぎ手が艇の進行方向に向いていることです。

スポーツとしての近代カヌーは、19世紀中頃イギリスで芽生えました。1850年代から1860年初頭にかけてイギリスのテームズ川下流で、近代的な甲板のあるカヤックの原型が見られるようになりました。1924年にデンマークのコペンハーゲンで競技カヌーとしての国際組織である国際カヌー連盟(IRK)が設立され、1946年に現在の国際カヌー連盟(ICF)へと発展的に改組されました。
第1回の世界選手権大会は1930年。カヌーが五輪に正式種目として採用されたのは、1936年の第11回ベルリン大会です。

日本におけるカヌー競技は、1940年に開催が予定されていた第12回東京五輪の準備のため、第11回ベルリン大会のボート競技選手団がドイツ製のカヤック艇とカナディアン艇を持ち帰ったのが始まりです。1964年第18回東京五輪でフラットウォーターレーシングが正式種目として採用され、1982年の島根国民体育大会からは国体正式種目として実施されています。
世界選手権やワールドカップでも上位に入賞するなど日本選手の国際競技力は高まってきています。

今大会で実施されるカヌー競技種目は・・・
①カヌースプリント(12種目)
静水面で1人乗りから4人乗りまでの艇にのり、一定の距離(200m、500m、1000m)と水路(レーン)を決めて複数の艇が一斉にスタートして最短時間で漕ぎ、着順を競う競技です。カヌースプリントはカヤック部門とカナディアン部門に分かれています。
 

②カヌースラローム(4種目)
流れの上流からもしくは逆に下流から吊るされたゲートを通過する技術と、スタート地点からゴールまでにかかった所要時間の両方を競います。スキー競技と同様に1艇ずつスタートし、ゲートに接触したか、非通過のゲートが有るか否かによる減点ポイントと所要時間が計算され順位が争われます。

日本は男子13名、女子6名の選手団で前回大会の金メダル3個を超えるべく熱い戦いを繰り広げます。


参照リンク:
(公社)日本カヌー連盟
http://www.canoe.or.jp/

 
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