大会

第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)

体操・新体操

見どころ

 団体競技のみの出場である日本は、団体総合決勝進出(8位)、団体総合メダル獲得を目指す。

 個人競技では、手具と動きが伴奏音楽に見事にマッチし、芸術性を感じさせてくれるエフゲニア・カナエバ選手、あふれ出すエネルギーとスピード感が持ち味のダリア・コンダコバ選手、しなやかでダイナミックな動きと安定したピボット(片脚軸の回転技)で観客を魅了するダリア・ディミトリエバ選手といったロシア勢が頭ひとつ抜けている。またアレクサンドラ・メルクロバ選手も成長が著しく、どの選手がオリンピックに出場しても、ロシア選手同士が金メダル争いを繰り広げることになるであろう。

 団体競技は身体能力が高く、複雑な連係をものにするロシア、バラエティに富んだ手具交換や操作でスピーディーな演技を繰り広げるイタリア、円熟味が増してきたベラルーシと、メダル争いも見物である。日本も、身体能力が高くプロポーションにも優れた選手を集めており、強化拠点をロシアに移した成果を発揮したいところである。








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