大会

第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)

セーリング

見どころ

470(ヨンナナマル)級女子/男子(二人乗りダブルハンド)

 艇の全長が4.7mであることから470(日本ではヨンナナマル、海外ではフォーセブンティー)級と名付けられている。舵と主帆(メインセール)を操るスキッパー(艇長、スキッパー)、前帆(ジブセール)を操るクルーが乗り込む2人乗り(ダブルハンド)競技ヨット。

 1976年カナダ・モントリオールオリンピックから男女区別無しのオリンピック正式種目として採用。1988年ソウルオリンピックからはセーリング競技初の女子種目にも採用され、男女2種目となった。

 乗員の適正体重は2人の合計で130kg前後。欧米人に比べて小柄な日本人に適していることから、日本国内で最もレース活動が盛んな種目となっている。

 オリンピックでは男子は9大会連続、女子も7大会連続出場。1996年アトランタオリンピックにて重・木下組(女子)が銀メダル、2004年アテネオリンピックで関・轟組(男子)が銅メダルを獲得している。前回北京大会では男子の松永・上野組が7位入賞。現在日本の実力は男女とも世界のトップレベルにあり、今大会において男女両クラスともメダル獲得を目指している。

 女子代表の近藤愛田畑和歌子組(アビームコンサルティング)は現在世界ランキング1位。近藤は2大会連続の出場、田畑は初出場。男子代表の原田龍之介吉田雄悟組(アビームコンサルティング)は世界ランキング13位。両者ともに初出場。

 強豪国は男子ではオーストラリア、フランス、英国、イスラエル、クロアチア。女子ではフランス、英国、オランダ、ニュージーランド。

ウインドサーフィン RS:X(アールエス エックス)級女子/男子

 「アール・エス・エックス級」と呼ぶ。全長2.86m、全幅0.93m、重量15.5kgのボードを用いたウインドサーフィンのオリンピック男女正式種目。ウインドサーフィンは1984年ロサンゼルスオリンピックから競技が実施されているが、RS:X艇は前回北京大会より同種目の競技艇として採用されている。

 ウインドサーフィンのショートボードとロングボードの性能を合わせたハイブリッドと呼ばれる形状で、微風からスピードが出ることが特徴。

 微風時にはセールをパンピング(セールの横棒を持って腕力で前後方向にはたく。“漕ぐ”とも言われている)して進ませるため、体力とそれにともなう持久力が必要とされている。さらに強風時には最高時速が50kmになるため、スピードをコントロールするための相応のテクニックが求められる。日本は北京大会で男子が10位、女子が13位。ロンドンオリンピックではそれ以上の成績を収めることが目標である。

 男子代表の富澤慎(トヨタ自動車東日本株式会社)は2大会連続出場。女子・須長由季(ミキハウス)は初出場。

 強豪国は男子がイスラエル、英国、フランス、オランダ、女子がポーランド、スペイン、フランス、英国、イタリア。


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