第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)
水泳・競泳
概要・説明

 第30回ロンドンオリンピック競技大会(2012/ロンドン)の水泳競技は競泳が開会式翌日の7月28日から始まる。

 前回北京オリンピックで採用され「マラソンスイミング」として行われるオープンウオーター男女10キロは9、10日に実施される。会場は競泳とシンクロナイズドスイミング、飛び込みがオリンピック公園内に新設された水泳センターを使用する。波のような独特の形状をした屋根が特徴で、17500人を収容、水深はオリンピック標準の3メートル。オープンウオーターはロンドン中心部のハイドパーク内の池で争われる。

 競泳は北京オリンピックでは米国向け放送権を持つ米NBCテレビの強い意向を受けて、準決勝と決勝が午前10時から、予選が午後6時30分からという変則的な日程だったが、今大会は予選が午前10時から、準決勝と決勝が午後19時30分からという「午前予選、午後決勝」の一般的な方式に戻った。北島康介(日本コカ・コーラ)に3大会連続2冠の期待が懸かる男子平泳ぎは、100メートルが7月29日に、200メートルが8月1日に決勝が行われる。

 競泳はマラソンスイミングを除き、男女それぞれ個人13種目、リレー3種目の計26種目が実施される。個人種目は各種目、オリンピックの標準記録をクリアした上で1カ国・地域あたり2人まで出場することができる。自由形のみ実施の50メートルと、100メートル、200メートル種目は予選、準決勝、決勝の3回レース。予選タイムの上位16人が準決勝に進出し、準決勝の上位8人で決勝を行う。400メートル、800メートル、1500メートル種目は予選、決勝で競われる。

 北京オリンピックではポリウレタンパネルを使った英スピード社の高速水着レーザー・レーサーが席巻し、25個の世界記録が生まれた。翌年の2009年には水を通さないラバー製などの新たな高速水着が登場し、同年の世界選手権(ローマ)では43個もの世界新が誕生。こうした水着は記録への影響が大きいとの声が高まり、国際水連(FINA)は10年にラバー製やポリウレタン製などの高速水着を禁止した。

 高速水着時代に樹立された世界記録の更新は簡単ではないとみられていたが、11年世界選手権(上海)では男子200メートル個人メドレーのライアン・ロクテ(米国)が長水路(50メートルプール)では高速水着禁止後初めてとなる1分54秒00の世界新記録をマークし、同1500メートル自由形の孫楊(中国)も14分34秒14という驚異的な世界新で続いた。ロクテは「みんなが不可能と思うことをやりたかった」と言う。ロンドンオリンピックでは彼らに続いて、世界記録を塗り替える選手が何人出るかが一つの焦点となりそうだ。

表示:モバイルパソコン
ページトップへ