大会

第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)

トライアスロン

概要・説明

競技紹介

 トライアスロン競技は、水泳1.5キロ、自転車40キロ、ラン10キロの合計51.5キロのスタンダード距離で着順を争う競技である。タイム競技ではないので世界記録などはない。現在は、この距離の男子・女子の種目だけだが、半分の距離のスプリント種目、男女混合のチームリレー種目もオリンピック採用の可能性がある。用具としては、競技用ウエア—(素材の開発が各国ともテーマである)、ゴーグル、スイムキャップ、水温20度以下の場合のウエットスーツ、競技用自転車、ランニングシューズなどを必要とする。

 トライアスロン競技は、過酷なイメージで捕らえられるが、身体的なダメージや消費カロリーは、フルマラソンより少なく、ロンドンオリンピックの最終選考までの2ヶ月間で6試合に挑戦した選手もおり、経験と戦略のスポーツとも言える。また、オリンピック競技の中でも効果的な有酸素運動として分析されているように一般の方々の間でも非常に人気が高まってきた参加型スポーツでもある。

コース紹介

 トライアスロン競技コースは市内中心部にあるハイドパークが主会場となる。スイムは公園内のサーペンタイン湖での1周回。続くバイクは、ハイドパーク内道路からバッキンガム宮殿の前やIOCホテル、ジャパンハウスの横を通過し、再びハイドパーク内道路に戻る平坦基調のコースを7周回。そしてランは、公園内のサーペンタイン湖畔を4周回するフラットなコースだ。

 ロンドンオリンピックの競技コースは、最もロンドンを紹介できるコース、最も観客を魅了するコース、最もテレビによる世界へロンドンをアピールできるコースとして沿道を含めると20万人以上の観客が想定される。

 また、トライアスロン競技は、2000年のシドニーオリンピック以来、全米や欧州でのオリンピックのテレビ視聴率では、常に上位にいる人気スポーツに成長し、このロンドンオリンピックのトライアスロン競技も多くの国でのライブ放送が予定されている。








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