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TEAM JAPAN DIARY

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2010年1月

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2010/01/29

鈴木惠一総監督コメント掲載!

昨年の1月15日にバンクーバー対策プロジェクトを立ち上げ、その活動の一環として5月と6月には、バンクーバーオリンピックの日本代表候補選手とその強化スタッフ等が約160名参加した、JOCカンファレンスを開催することができました。そこで話したのは、やるという気持ちを前面に押し出す姿勢を持たない限り、バンクーバーは前回のトリノと同じような惨敗に終わるということでした。ひとりで戦うのが難しければ、みんなでやるしかない。個人の「やるしかない」という気持ちを小さな球とすれば、それを大きな球にして、“チームジャパン”として戦おうと。

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2009年6月に行われたJOCカンファレンスでは、
「Team JAPAN フラッグ」を作成しました。
写真提供:アフロスポーツ

その意味でも昨季は正念場と捕らえていました。いろいろなことを試すのは今季しかないと。オリンピックシーズンへ入ったら、そこで得たものを実践し、試行錯誤して最終段階へ入っていくしかない。その点では各世界選手権やワールドカップでそれぞれの競技が成果を出してくれたし、今シーズンに入っても各競技とも順調に仕上げてきているなという感触はあります。あとは残り1カ月弱の間で、どれだけ精神的にも肉体的にも、技術的にもひとつになれるか。それができてチームとしても最終段階へ入れると思います。

今季の各競技を見ていても、戦える軍団になれたという実感はあります。私自身の金メダルへ対しての思いが強いから、90数名の選手で1個でも多く金メダルを獲得したい。そうしないと次の2014年ソチ大会に繋がらないという気持ちは強いですね。

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(左から)鈴木惠一総監督、笠谷幸生副団長、橋本聖子団長、
岡部孝信主将、岡崎朋美旗手
写真提供:フォート・キシモト

■鈴木総監督ムービーメッセージ 01:52

「ひとりひとりがチームジャパンとしての強い気持ちを持たなくては。
参加する以上、勝つ使命があります」

鈴木総監督はスピードスケートの選手として、1964年インスブルック、1968年グルノーブル、1972年札幌冬季オリンピックに出場。札幌では日本代表選手団の主将を務め、開会式では選手宣誓も行いました。

2010/01/29

笠谷幸生副団長コメント掲載!

昨シーズン、ノルディック複合団体チームは14年ぶりの金メダル、モーグルでは上村愛子選手が2冠(モーグル、デュアルモーグル)に輝いたほか、ハーフパイプ青野令選手の金メダル、ジャンプ団体の銅メダルなど、世界選手権で軒並み好成績を残しました。これらの結果は、4年前のトリノオリンピックでの反省を踏まえ、各種目ともに、真摯に練習に取り組んできた成果だと思っております。

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写真提供:フォート・キシモト

私は、バンクーバーオリンピックには、日本選手団の副団長として赴くことになります。主に、スキー競技の試合会場の中心となるバンクーバー郊外のウィスラーに滞在しながら、スキー、スノーボードなどの種目全般を見ることになります。

自分の役割を果たした上で、橋本聖子団長をサポートし、日本選手団として好成績を残せますよう、力を尽くしたいと思っております。

■笠谷副団長ムービーメッセージ 01:02

「バンクーバーとウィスラーがチームジャパンとしてひとつにまとまるよう
努力したいと思います」

笠谷副団長は、1964年インスブルック冬季オリンピックから4大会連続で、ジャンプチームのメンバーとしてオリンピックに出場し、1972年札幌大会では金メダルを獲得、銀、銅メダルも日本選手が獲得したことから“日の丸飛行隊”と呼ばれました。

2010/01/29

橋本聖子団長コメント掲載!

結団式・壮行会を終え、ほっとしたのと気持ちが引き締まるのと入り混じる気持ちですね。みなさんに注目いただき壮行会をしていただくことは、選手にとって励みでもあり、そしてプレッシャーにもなります。これからどうやって生かしていくのか、それぞれが感じ取ったと思います。またひとつの団として思いが結集できて、チームジャパンとしての意気込みが高まる場になりました。

今回のオリンピックは、前年にJOCカンファレンス(※各競技の日本代表候補選手とその強化スタッフ合同での合宿)を経験して、今まで以上に団結しているチームジャパン。自分自身だけでなく皆でひとつの輪になって頑張ろうという動きがあって、それをさらに自分のパワーにしようという流れが出来ていると思います。

壮行会は、本当にたくさんの人の期待を背負っていると感じるので、私が選手時代は目標を高く言ってしまう癖がありました(笑)。決意表明をするのに、「頑張ります」だけじゃなくて「メダルを取ってきます」なんて言ってしまう。でも自分の中で、これだけ応援してくださっている人がいるんだと感じるだけでも、選手として成長するんです。応援を「困ったな」なんて感じる選手は、オリンピックレベルにならないですから。

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写真提供:アフロスポーツ

今シーズンは、オリンピックシーズンということもあり各競技とも、ある程度は目標どおりに来ているようです。オリンピックでメダルを獲る、または入賞できる相当高いレベルまで持ってきていると感じています。トリノオリンピックではメダル1個でしたから、それを何とかして上回りたいです。

もちろん金メダルが多いほどいいですが、こればかりは運もないと勝てないでしょう。オリンピックの金は特別。すべての組み合わせ、運、そして実力がともなって獲れるものです。応援を運に換えて! 自分の選手時代もそうでしたが、周りの熱い思いが伝わると、本人へのエネルギーになるものです。

私は昨年9月に団長の指名を受けたのですが、本当にしっかりやらないといけないなと思いました。現役時代の2回目のオリンピックで旗手を、4回目で主将をやったことが思い出されて、今度は団長という立場で選手の士気を高めて、選手の時の恩返しをさせてもらわなければと感じています。応援よろしくお願いいたします。

■橋本団長ムービーメッセージ 00:58

「前回のトリノよりも多くのメダルを獲りたい。
是非チームジャパンへの熱い声援を送って頂きたいと思います」

橋本団長は、スピードスケートで1984年サラエボ冬季オリンピックから4回連続(1992年アルベールビルで銅メダル獲得)、自転車競技で1988年ソウルオリンピックから3回連続して出場。日本人で初めて夏と冬のオリンピックに出場しました。

2010/01/29

小澤美夏選手コメント掲載!

2002年のソルトレークシティー、2006年のトリノと、オリンピックに出場して今回が3度目。何度か経験しているからこそ、今度は勝ちに行きたいという気持ちがすごくあります。前回のトリノが終わってから4年間、その思いで練習を積んできました。

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写真提供:アフロスポーツ

ショートトラックは、ナショナルチームを編成して2年間、ほぼ家族といってもいい形で毎日練習し、その中で切磋琢磨して力をつけきました。世界の中でも、戦える位置には来ていると感じています。あとは本番までの調整と、運が味方するかどうかがポイントになると思っています。

勝ちに行くと言う以上、バンクーバーでの目標は、メダルです。これまで日本女子はメダルをまだ獲得していませんから、ぜひとも獲りたいですね。1000、1500m、3000mリレーに出場しますが、特にリレーは、ワールドカップでも好成績を残していますし、その波に乗って、オリンピックに挑みたいです。

■小澤選手ムービーコメント 00:12

「1本1本のレースを大切にして、決勝まで勝ち進みたいです」

今シーズンはワールドカップ第2戦韓国大会3000mリレーで銀メダルを獲得しました。
ショートトラック女子メンバーの中で唯一のオリンピック経験者(ソルトレークシティー、トリノに出場)として、チームをリードします。

2010/01/29

伊藤亜由子選手コメント掲載!

オリンピック出場が決まって、毎日の練習でも緊張が高まってきました。いつもより慎重に練習している面もあるので、ここから1カ月は守りに入らず、世界を見据えて練習していきます。年末年始の野辺山合宿では、主にリレーを中心に練習しましたが、連携もきれいになってきて、みんなの気持ちも高まってきました。私は、もし第一走を任されれば、皆のために瞬発力を生かしたスタートをしたいです。

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写真提供:アフロスポーツ

個人では1000mに出場予定です。いつものレース展開で積極的に攻めて行きたいです。
浜松市初の冬季オリンピック代表選手になったので、地元の方がまるで自分のことのように喜んでくれて、すごくたくさんの声援をいただいています。おかげで、自分だけじゃないっていう気持ちになっています!

オリンピックに出場するという自分の夢を叶えられたので、バンクーバーでは、夢を一緒に見てくれている多くの人に恩返しする番だと思って頑張ります。

■伊藤選手ムービーメッセージ 00:51

「3000mリレーでは、女子5人みんなで力を合わせて、
メダル獲得を目指します」

今シーズンのワールドカップ第2戦韓国大会3000mリレーの銀メダル獲得メンバー。

2010/01/29

桜井美馬選手コメント掲載!

昨年12月の全日本選手権では総合優勝しました。国内の大会では一番力を入れていた大会でしたので、自信になりました。

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写真提供:アフロスポーツ

昨シーズンはコーチが変わったことで苦しんだ面もありましたが、コミュニケーションを積極的に取り、お互いに理解するようになって、成長できたと思います。

ショートトラックのいちばんの魅力は駆け引きにあります。それにゴールするまで何が起こるかわからない競技なので、諦めずに滑りたいです。

500、1000、1500mと3000mリレーに出場しますが、力を入れている1500mでの決勝進出と、リレーでのメダル獲得を目標にしています。メダルを獲れば人生が変わると思いますから、チャンスを逃さないように頑張りたいと思います。ポイントになるのは、大会までの調整とトレーニングです。自分の力を出し切れるように、毎日練習していきます。

■桜井選手ムービーコメント 00:11

「挑戦者の気持ちで頑張ります!」

今シーズンのワールドカップ第2戦韓国大会、アンカーを務めた3000mリレーで銀メダルを獲得しました。
初出場のバンクーバーでは全4種目に出場します。

2010/01/22

高御堂雄三選手コメント掲載!

今シーズンはずっと調子が悪かったのですが、昨年12月の全日本選手権では、1500mで優勝することができました。選考会ですのでプレッシャーは当然大きかったですが、今回、男子はリレーの出場枠がないこともあって、個人種目しか実施されませんでした。1本ミスしたらオリンピックへの道はないと思っていました。その中で力を出し切れたからこそ、優勝できたと思いますし、自信にもなりました。

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写真提供:アフロスポーツ

今回、男子の代表3名は、年齢の近いメンバー構成です。僕が一番若いのですが、フレンドリーな雰囲気ですし、先輩2人がしっかりしているので、3人で頑張りたいです。

1000、1500mに出場しますが、得意の1500mで失敗を恐れずに積極的なレースをして、表彰台を目指したいです。4年に一度の大舞台で結果が出れば、自分にも自信がついてきて、これからの競技人生でももっと挑戦していけると思っています。

■高御堂選手ムービーメッセージ 00:23

「失敗を恐れずに、積極的なレースをして表彰台を狙っていきたいです」

1500mはワールドカップで4位が最高、世界選手権では6位の実績。オリンピック初出場。

■スケート・ショートトラックのスケジュール

2010/01/22

鈴木明子選手コメント掲載!

代表のかかった昨年12月の全日本選手権で2位になり、初めてオリンピックの代表に選ばれました。競技者としてこれはどうかと思うのですが、私は順位や点数よりも、見ている方々がグッと引き込まれるような演技をすることが一番だと思っています。全日本選手権でも本当に楽しんでいて、演技が終わったあとも、お客さんがすごく喜んでいるのを見ていたら、代表がかかっていることを忘れるくらい、演技に入り込んでいました。でもそうした思いが、自分のパワーの源になりました。

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写真提供:アフロスポーツ

オリンピックは行ったことがないので、どのような雰囲気か分かりません。だからこそ、分からないということを強みに、こんなにもたくさんの人に見てもらえるんだ、普段フィギュアスケートを見ない人にも見てもらえるチャンスだからファンを増やしに行こう、そんなふうに考えて演技をしたいと思っています。

■鈴木選手ムービーメッセージ 00:19

「世界中の人々が幸せな気持ちになってくれるような演技をしたいです」

今シーズンのグランプリシリーズ第3戦中国杯で優勝し、グランプリファイナルでは3位に入りました。

2010/01/22

小塚崇彦選手コメント掲載!

オリンピックは4年に1回の何が起こるかわからない舞台なので、プレッシャーもかかるし、いつもと違う波乱はあると思います。僕の場合は緊張するタイプだけど、しっかり練習しておけば、本番前は緊張していても、曲が始まると落ち着いて自信がフッと出てくる。だから内容と質にこだわった練習をしていきたいと思います。佐藤先生にも「練習のときから試合のような緊張感を持って、試合では練習通りに」と言われています。

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写真提供:フォート・キシモト

今シーズンは序盤が不安定だったけれど、耐えながら試合をこなしていくうちに自信が出てきたところです。全日本選手権では、得意のステップでつまずいて急にすべてが不安になってしまったので、そういう小さなミスがないよう、しらみつぶしに練習しています。今は緊張とワクワクが入り混じる気持ち。練習で不安になる日もあるけれど、「オリンピックがあるんだ」と思うと気持ちが締まってまた頑張ろう、という感じですね。

オリンピックは、選手村で他の競技の選手と話が出来たり、本当の緊張を知ることができたりする大会。楽しいことも難しいことも、色々経験して成長の場にしたいと思います。

■小塚選手ムービーメッセージ 00:13

「満足のいく演技をしたいです!」

今シーズンはグランプリシリーズ第2戦ロシア杯で銀メダルを獲得。
初めてのオリンピックに挑みます。

2010/01/22

織田信成選手コメント掲載!

今シーズン、グランプリシリーズでは2大会ともに優勝、ファイナルでも2位と、良い成績を残すことができました。昨シーズンは結果を残したいという気持ちが強くて、練習からガンガンやりすぎて、試合に臨むまでに疲れていたような面がありました。でも今シーズンは、自分をコントロールして練習できるようになったことが、結果に繋がったと思います。以前は失敗しても慌てたり不安になったりしましたが、そういうところもコントロールできるようになりました。

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写真提供:フォート・キシモト

オリンピックでは、ずっと課題にしてきている4回転ジャンプを決めることと、ショートプログラム、フリーともにミスなく滑りきることを目指しています。

今は練習していても楽しめながらやれています。これから試合のときまでの調整が鍵を握ると思いますので、コンディションにも気をつけながら過ごしていければ、と思っています。

■織田選手ムービーメッセージ 00:38

「いい演技をして、いい笑顔で日本に帰って来られるようにベストを尽くします!」

今シーズンのグランプリシリーズ第1戦エリック・ボンパール杯、第3戦中国杯で優勝し、グランプリファイナルでは2位に輝きました。

■スケート・フィギュアスケートのスケジュール

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