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ロンドン2012


ライフル射撃 RIFLE_SHOOTING

概要・説明

 射撃競技には本射に続いてファイナルがある。各々の種目にエントリーした選手は全て、本射ラウンドに参加し、その上位者がファイナルに進出する。オリンピック競技大会の射撃競技では、本射前の足切りは行われない。ファイナルに進出しない選手の決定は本射の得点で実施される。

ファイナル出場者の決定

 ファイナル競技は本射の上位8人で行われる(25mRFPMは上位6人)。競技の最終的なスコアは、本射スコアにファイナルのスコアが加算されたものとなる。(25mRFPMは、ファイナル競技の成績のみで決定する。)また、ファイナルでは常に大逆転の可能性があり、従って選手にとってファイナルに残れるかどうかは大変重要な問題となる。

ファイナル競技

 本射10発競技で、試射の後、1発ごとに号令のもとで75秒間の制限時間内で撃つ(50mP60Mは45秒)。1発の得点は本射では10点満点だが、ファイナル競技では小数点以下一桁まで表示されるので、1発の満点は10.9となる。そのため、標的上のごくわずかな差がシビアに得点につながり、選手の実力が試され、また逆転のチャンスが増大する仕組みとなっている。

 ファイナル競技では1発ごとに点数が表示され場内にアナウンスされる。そして集計結果も電光掲示板で表示され、観客は1発ごとに順位が変わるのを見ることができる。順位がめまぐるしく変わる試合では、手に汗を握る興奮を味わえる。また結果がアナウンスされるたびに場内は観客の拍手やため息で満たされ、射撃場の雰囲気は選手を圧倒するものとなっていく。このようにファイナルは射手に与えるプレッシャーが強く、真の精神的にも強い選手のみがメダルを獲得することができる。なお、ラピッドファイアピストル種目のファイナルは、4秒射の5発を撃ち、9.7点以上を1ポイント9.6点以下を0ポイントとする5ポイント満点の8回戦方式となっており、4回戦の最下位は6位確定、5回戦の最下位は5位確定と負け抜け方式で順位が決まる。合計40発で決着がつく方式となっている。

 25mピストル種目のファイナルは、速射5発4シリーズの計20発。

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