コラム/インタビュー

アスリートメッセージ

アスリートメッセージ

やらないで後悔するより、やって後悔した方がいい。

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インタビュー風景。答える言葉に自信がのぞく。


5歳で水泳をはじめた村上は、大学卒業後も水泳は続けていきたいという希望をもっていた。だが200m自由形の自己ベストは1分58秒台。インカレには出場できても、日本選手権にはでられないレベルだった。水泳部監督から「自衛隊へ入って近代五種をやってみないか」といわれた時、「水泳もあるし、面白そうだな」と一も二もなく転向を決断した。

「1988年のソウルオリンピックで鈴木大地さんが優勝するのをみて、オリンピックへ憧れたんです。水泳では到底無理だけど、近代五種ならいけるかなと思ったんです。未知の競技だったけれど、やってみなければわからないし。やらないで後悔するより、やって後悔した方がいいという考えなんで」

とはいっても、水泳以外はまったくの初心者。最初は練習にもついていけず「なんでこんなにきついんだろう」と悩んだ。同僚には高校卒業で入学し、近代五種をはじめた同い年の選手もいた。各種目の技量にしても体力にしても、その4年間の差というものはどうしても埋まらない。

「射撃はやりはじめてすぐに標的のセンターに当てる快感を覚えて、得意というか、けっこう好きになったんです。でもフェンシングだけは『どうしてこんなに苦しいんだろう』って(笑)。先輩にもボコボコにされて、動きたいけどうまく動けないような状態でしたね。馬術もはじめて乗ったのがまだ若くて元気のある馬で。そいつが何かの物音に驚いていきなり人馬ともに転倒したんですよ。それでもコーチには『すぐにもう一度乗れ』と言われて。本当に怖かったですよね」

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自衛隊体育学校の射撃練習場にて。

馬術の方は、自分がやりたいことを伝えられるようになった時、「面白い!」と思えるようになった。だがフェンシングは最後の最後までわからなかった。結果がいい時と悪い時の差もあるが、それがどうしてなのかわからなかった。

「焦ったというわけじゃないけど、無理してやってたからケガをするというのはありました。特にフェンシングのケガが多かったですね。変な時にいらない変な力を出すから、それがつもりに積もって足首をおかしくするとか。骨折まではいかなかったけど、アキレス腱の炎症は毎年ずっとありましたね」


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