大会

第18回オリンピック競技大会(1998/長野)

スキー・ジャンプ

見どころ

ジャンプ競技は、2回のジャンプの飛距離と飛型(踏み切り後から転倒ライン通過までのフォーム)の両方を得点に換算し、その合計得点によって争われます。2回目のスタートは、1回目の得点の少ない選手から行われます(団体は2回とも同じ)。長野オリンピックでは、白馬村にある白馬ジャンプ競技場で、ノーマルヒル個人(K=90m)、ラージヒル個人(K=120m)、団体(ラージヒルK点=120m4人)の3種目が行われます。

1.飛距離点
飛距離は踏み切り台の先端から、選手のスキーが雪面に完全に着いた時点の足までの距離を0.5m単位で測定します。オリンピックでは、ビデオによる飛距離判定装置を用いますが、万一装置の故障等で測定できなかった時のために飛距離判定員による測定も行われます。 飛距離点はK点まで飛んだ場合に60点となり、「K点の距離」(踏み切り台の先端からK点までの距離)別に定められた1m当たりの点数を、60点に加点または減点して飛距離点を計算します。(例えば、K点=90mのジャンプ台の場合。90m飛んだ場合、飛距離点は60点。91m飛んだ場合は、60点に1m当たりの点数2点を加えた62点が飛距離点となります)。

2.飛型点
5人の飛型審判員が、それぞれの審判員ごとに20点を満点に、空中のフォーム、着地のフォーム、転倒の有無についてルールにより定められた減点方法により採点します。この5人の採点の最高と最低を除く3人の採点合計が飛型点となります。例えば、5人の飛型審判員が、19.0、18.0、19.5、18.0、17.0と採点した場合、最高点19.5、最低点17.0を除く残りも点を合計して55点が飛型点となります。
ちなみに、ジャンプ競技に使用するスキーやウェアは競技結果に大きく影響するため、スキーの長さ、巾、ビンディングの位置、ウェアの厚さ、空気透過率がルールによって定められており、競技に先立ち、選手はスキーやウェアの検査を受けなければなりません。








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