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長野1998


スケート・スピードスケート SPEED

見どころ

5OOmはインとアウトの2回勝負
長野オリンピックの500m種目は、インからのスタートとアウトからのスタートによる2回の合計タイムで順l立を決める方法がオリンピックで初めて採用されます。
500mレースの第2カーブでは遠心力に対抗して体を支えるため、体重の約2倍の重力か内側の左足に加わります。1/100秒を争う世界では、このカーブでの滑りが勝員の分かれ目ともなります。一般的にインスタートでは最もスピ-ドに乗った状態で、半径の大きなアウトカーブを滑ることができるため有利とされており、スタートのインかアウトかは非常に重要なポイントでした。
長野オリンピックでは、選手がレース前日のペアを組み言わせる抽選で、イン・アウトどちらのくじを引くかという不安感、さらには不利とされるアウトス夕一トになった時のプレッシャーから開放され、偶然に左右されることのない実力勝負か行われます。

長距離種目はラップタイムが見どころ
たとえば、男子の10,000mレースでは1周400mのトラックを25周しますが、選手は自分のペース配分を考えて1周ことの目標タイムを設定します。いかにラップタイムをそろえるかが勝負の分かれ目です。リレハンメル大会のコス選手の世界記録13分30秒55は、2周目以降のラップタイムがすべて32秒台という驚異的な記録でした。

強い選手が後から登場
今までのオリンピックでは、選手をグループに分けてペアを組み合わせ、強いグループの選手からスター卜していましたが、長野オリンピックからは、強いグループが最後にスタートするようにルールが変更されました。これは、近年の整氷技術の向上により、レ一ス中に均一なアイスリンクが維持出来るようになったためで、エムウエーブでは最後まで目の離せないレースか行われます。

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