コラム/インタビュー

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尾方剛選手(陸上競技 男子マラソン)

尾方剛選手

写真提供:フォート・キシモト

北京オリンピックマラソン代表メンバーに選ばれた尾方剛選手は、「挫折を味わった男」「不屈の魂を持つ男」とも呼ばれるベテラン選手です。

尾方選手は熊野高校を卒業後、山梨学院大学に進学。2年次に1994年東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)のアンカーを務め、区間賞獲得とともに優勝を果たします。しかしその後は故障に苦しめられ、大学卒業後は中国電力に入社するも思うような成績が残せない、苦しい時期が続きました。

初マラソンは、1999年福岡国際マラソンでした。結果は24位と振るいませんでしたが、徐々に国内外のレースで経験を積んでいきます。2001年ベルリンマラソンでは日本人トップの4位となり、その後福岡国際マラソンでは、2002年は1位に2秒差の2位に、2003年はアテネオリンピックの代表は逃したものの2時間8分37の自己ベストを記録(6位)、2004年は念願の初優勝を果たしました。

その後、2005年ヘルシンキ世界陸上で3位(2時間11分16秒)と着実に成績を残し、2007年大阪世界陸上で日本人トップの5位に入賞して北京オリンピック代表の座を獲得しました。初出場となるオリンピックの目標を「本番でどれだけいい状態で粘り強い走りができるかが勝負になると思います。やる以上、目標はメダルです」と話し、同時に「出場選手の実力が少々ばらけていても横一線になると思います」と本番での厳しいレース展開を予想しました。

念願だったオリンピック出場を手中にした尾方選手。1992年バルセロナオリンピックの森下広一選手の銀メダル以来、16年ぶりとなる男子マラソンのメダル獲得に期待がかかります。

(編集部 2008.5.2掲載)


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