コラム/インタビュー

『未来のオリンピアン』

オリンピックコラム

目標は東京2020で金! 自分に厳しくやっていきたい

野口 凌平(フェンシング)

エリートアカデミー生活で得た確かな手応え

目指してきた大会で結果を残せず悔しさも味わった(写真:アフロスポーツ)
——エリートアカデミーでは協調性も養われるということですね。

 自己中心的な性格だったら、周りから応援されなくなったり、仲間ともうまく付き合えなくなったりします。周りから手助けをしてもらうチャンスがなくなってしまうかもしれません。ですから、みんなで一緒に頑張っていく気持ちが大切だと思っています。

——プレッシャーはありませんか。

 周りからはアカデミー生として見られているので、確かにプレッシャーを感じることはあります。ただ、週に一度の休みは完全にリラックスして、それが終わったらまた練習に集中できるように、精神面でオンオフの切り替えは心がけています。

——技術面で成長した部分は。

 基本的な技術もそうですが、ウエイトトレーニングによって体力も向上しました。何より、どうすれば相手を崩せるかという、戦術面がいちばん身に付きました。

——印象に残っている大会は。

 昨年行われた17歳以下の世界選手権がもっとも印象に残っています。前の年からこの大会に向けて準備してきたのに、思うような結果が残せなかった。きん差で負けたこともあり、今、思い返しても悔しいです。

——何が敗因だったのでしょう。

 一番はメンタルの部分です。気負い過ぎてしまいました。目標にしてきた大会だったので、気持ちが前に出すぎて相手をしっかり見られなかった。空回りしてしまったと思います。

——では、相手との駆け引きについては。

 フェンシングは相手を見て戦術を組み立てていくのですが、世界大会に行けばほとんどが初めて対戦する選手なので、試合の中で相手の癖などを見ながら対策を練らなければいけません。このような課題に継続的に取り組んでいく中で、以前よりは相手を見ることができるようになったと思います。
 ただ、強くなればなるほどまた別の課題が出てくるのがフェンシングです。これからも、もっと自分を高めていきたいと思っています。

4年後のリオへ、そして6年後の東京へ

東京2020の開催決定で、目標が明確になったと語る(写真:魚住貴弘)
——リオデジャネイロオリンピックまであと2年ですが、どのような思いで目標に向かっていますか。

 現状の実力だと難しい部分はあるのですが、まだ2年あるので諦めずに挑戦したいと思っています。大事なのは、自分の気持ちをどうコントロールするか。技術や体力はもちろん、いろいろな部分でもう一、二段階レベルアップできたらチャンスはあると思います。

——肉体的な変化はありますか。

 最後まで自分の力を出し切るためのスタミナも大事ですので、週に2回ずつトレーナーの方にメニューを組んでもらって、ウエイトトレーニングを行っています。そのおかげで筋量も増え、フェンシングにも生かされるようになりました。スピードが上がったほか、動きの中でブレない体幹、切り返しの速さなどは向上してきました。

——今後の課題は。

 一回一回の練習で何か一つでも課題を作って意識しながら取り組んでいくことが重要だと思います。

——6年後には東京でオリンピックが開催されます。抱負を教えてください。

 エリートアカデミーに入った時からオリンピックでメダルを取ることを目標に取り組んできました。2020年の東京オリンピック開催が決まったことでその目標がより具体的になりました。簡単なことではありませんし、まだまだ遠い目標ですが、東京オリンピックで金メダルが取れるように、自分を信じて、自分に厳しくやっていきたいと思っています。

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