東京オリンピック1964

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東京オリンピック開催へ

vol.1 開会式そして日本中を走った聖火リレー

聖火台への点火と選手宣誓

 午後3時03分、10万713人目のリレー走者である坂井氏の右手に掲げられた聖火が国立競技場に到着。バックスタンド中央の163段の階段を登りきった坂井氏により聖火台へ点火が行なわれた。続いて全選手を代表して小野喬選手が選手宣誓を行なった。
「私はすべての競技者の名において、オリンピック競技大会の規約を尊重し、スポーツの栄光とチームの名誉のために、真のスポーツマン精神をもって大会に参加することを誓います」

 平和の象徴として8,000羽の鳩が放たれると同時に、東京上空3,000mに、航空自衛隊所属の5機のジェット戦闘機が5色の5つの輪を描いた。これは東西およそ7kmにわたったとされる。

 こうして東京を舞台にした第18回オリンピック競技大会は、日本全国民は言うに及ばず、世界が注目する中、開幕することとなった。

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