東京オリンピック1964

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東京オリンピック40周年記念イベント

東京オリンピック40周年記念イベント

開催概要

日時 平成16年10月10日(日)13:20〜
会場 東京・国立競技場
主催 文部科学省、財団法人日本オリンピック委員会、財団法人日本体育協会、
独立行政法人日本スポーツ振興センター、東京都
主管 財団法人日本サッカー協会、財団法人東京都サッカー協会
特別協力 日本オリンピアンズ協会
後援 国際オリンピック委員会、世界オリンピアンズ協会、日本放送協会(NHK)、読売新聞社

開催レポート

 10月10日(日)、東京・国立競技場に於いて東京オリンピック40年記念イベント『栄光の祭典〜in 国立競技場』が開催された。これは、1964年に東京で行われたアジア初のオリンピック競技大会から、今年で40年にあたることを記念して行なわれた。

 東京大会の開会式が行なわれた10月10日(1964年当時、土曜日)は、前日までの豪雨が上がり快晴となった。奇しくも今年、前日9日に台風22号が関東地方を通過。当日は晴天にこそならなかったものの、風雨を心配することなく記念イベントが執り行われた。

 1万3000人を超える観衆を集めた東京オリンピック40年記念イベント『栄光の祭典〜in 国立競技場』は記念セレモニーと記念サッカー試合との2部構成で行われた。記念セレモニーはオリンピック旗の入場、東京オリンピックのメダリストの紹介などが行なわれた。

 記念セレモニーは、東京大会の名場面から始まった。国立競技場の大型スクリーンに、聖火リレー、小野喬日本代表選手団主将による選手宣誓、ウエイトリフティングの三宅義信選手、体操の遠藤幸雄選手、陸上男子100mのヘイズ選手、柔道無差別級のヘーシンク選手、マラソンのアベベ選手、そしてバレーの東洋の魔女達が映し出された。
 そして40年前に青い空に吸い込まれていったオリンピック東京大会ファンファーレが再び国立競技場に鳴り響いた。

 そしてオリンピックマーチに合わせ、オリンピック旗が入場。旗を持つのは小野喬氏、遠藤幸雄氏、小野清子氏、加藤(旧姓:辻)宏子氏(以上体操競技)、三宅義信氏(ウエイトリフティング)、渡辺長武氏(レスリング)、井戸川(旧姓:谷田)絹子氏、神田(旧姓:松村)好子氏(バレーボール)の東京大会メダリスト8人。東京大会のメダリストに続きアテネ大会のメダリストが行進した。

オリンピック旗は東京大会のメダリスト8名とともに入場した
オリンピック旗は東京大会のメダリスト8名とともに入場した

 この記念行事には、陸上競技、水泳、サッカー、ボート、ボクシング、バレーボール、体操、バスケットボール、レスリング、セーリング、ウエイトリフティング、自転車、フェンシング、カヌー、ホッケーの東京大会日本代表選手が招待され、場内に紹介された。

 海外からは、東京大会で活躍したアントン・ヘーシンク氏(柔道・無差別級金メダル)と、イリーナ・セビンスカ氏(陸上競技・女子4×100mリレー金メダル、200m銀メダル)が招待され、紹介された。

 続いて「東京オリンピック40年記念の火」がアテネ大会メダリストの手によりリレーされた。第1走者は浜口京子選手(レスリング女子72kg級 銅メダル)、第2走者は山本博選手(アーチェリー男子個人銀メダル)、第3走者は室伏広治選手(陸上競技男子ハンマー投金メダル)、第4走者は野口みずき選手(陸上競技女子マラソン金メダル)。

 野口選手が国立競技場の聖火台への階段を登ると、記念の火の最終点火者、坂井義則氏が待ち構えていた。坂井氏は東京大会の聖火リレー最終ランナー。40年前に続き、聖火台へ記念の火を点火した。

 記念の火が見守る中、日本選抜対ハンガリー選抜の記念サッカー試合が行われた。前半33分過ぎに、日本選抜の大久保嘉人選手(セレッソ大阪)が得点。しかし後半開始早々、ハンガリー選抜のシラ・イシュトバーン選手が得点。さらに後半終了間際にはデ・アルマイダ・レアンドロ選手も得点。1対2でハンガリー選抜が記念試合の勝者となった。

記念サッカー試合では、大久保嘉人選手が得点
記念サッカー試合では、大久保嘉人選手が得点

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