写真:(公財)全日本空手道連盟

琉球王朝時代の沖縄が発祥!
世界中で愛好される武道!

空手

空手は、琉球王国時代の沖縄が発祥とされる拳足を駆使する打撃技の武道です。その競技には主に「形(かた)」と「組手(くみて)」という二つの大きなカテゴリがあります。

「形」は、仮想の敵に対する攻撃・防御技を一連の流れとして演武する形式で、7人の審判員による採点で優劣が決まります。演武する形は世界空手連盟(WKF)公認のリストから選択し、その正確性や力強さ、スピードが評価されます。一方、「組手」は、8メートル四方の競技場で赤帯と青帯をつけた2人の選手が対戦します。突き、蹴り、打ちといった技を上段(頭部・顔面・頸部)や中段(腹部・胸部・背部・脇腹)に繰り出し、成功すると1~3ポイントが加算されます。制限時間内に8ポイント差をつけるか、より多くのポイントを獲得した選手が勝者となります。

オリンピックでは東京2020大会で一度のみ実施された空手ですが、アジア大会では1994年の広島大会以降、全ての大会で実施されてきました。空手の母国である日本は、前回の杭州アジア大会でも3つの金メダルを含む4個のメダルを獲得するなど、その強さを示しています。自国開催となる愛知・名古屋アジア大会でも、日本選手たちのさらなる躍進に注目です。

アジアならでは?オリンピックにない?

愛知・名古屋アジア大会の気になる競技