大会

第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)

馬術

概要・説明

馬場馬術競技

 出場枠は50。日本は個人出場枠を1つ獲得している。馬場馬術競技は、馬の動きの美しさを競う採点競技である。馬がいかに躍動的に美しくステップを踏むか、正確な図形を描くかがポイントで、演技内容が決められている規定演技と、必須の要素を自由に構成して音楽に合わせて行なう自由演技があり、人馬のハーモニー、動き、美しさがみどころだ。
馬の調教進度に応じたさまざまなクラスがある。国際馬術連盟(FEI)が制定するものにはセントジョージ賞典、インターメディエイトT、インターメディエイトII、グランプリがあり、グランプリが最高レベルである。

 オリンピックで実施されるのは、もちろん最高レベルのグランプリ。このグランプリクラスには、《グランプリ馬場馬術課目》(通称グランプリ)と《グランプリスペシャル馬場馬術課目》(通称グランプリスペシャル)、《自由演技グランプリ馬場馬術課目》(フリースタイルあるいはグランプリキュアと言われることもある)の3つがある。

 採点は7名の審判員によって行われる。項目毎に10点満点で採点し、その合計点を満点で除して出した得点率によって成績を決定する。得点率は小数点以下第3位まで表示されるもので、7名の審判員の得点率の平均(最終得点率)がその人馬の成績となる。(通常の競技では、審判員は5名だが、オリンピックでは7名)

【団体戦 兼 個人戦第1次予選】
 団体戦 兼 個人第1次予選は《グランプリ》で行われる。これは演技内容がすべて決められている規定演技で、参加人馬はみな同じ演技をする。

【団体戦決勝 兼 個人戦第2次予選】
 この競技は《グランプリスペシャル》で行われる。《グランプリ》と同様に規定演技だが、《グランプリ》とはその運動項目の構成が異なる。《グランプリ》の上位7チームと、チームメンバーとして出場権を得なかった個人上位11人馬が出場できる。

 団体戦の順位は、チームを構成する3人馬の《グランプリ》および《グランプリスペシャル》の得点率の合計が高い順に決定する。

【個人戦決勝】
 個人戦第2次予選(グランプリスペシャル)の上位18人馬が出場できる。ここで行われる《グランプリ自由演技》は、必須の16の要素を自由に構成し、音楽をつけて演技を行うもので、フィギュアスケートとよく似ている。技術性評価だけでなく、人馬の調和、振り付け、選曲やその解釈・表現などの芸術性も評価の対象となる。

 個人順位は、この《グランプリ自由演技》の得点率の高い順に決定する。得点率が同じ場合には、芸術的評価の高い方が上位となる。


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