大会







第28回オリンピック競技大会(2004/アテネ)

代表選手選考会・出場権獲得レポート

男女マラソン
陸上マラソン、男女代表選手が決定!注目の女子は野口、土佐、坂本に

3月15日、日本中の視線が注がれる中、(財)日本陸上競技連盟(以下日本陸連)より陸上・マラソンの日本代表選手が発表された。その顔ぶれは、男子が、国近友昭(エスビー食品)、油谷繁(中国電力)、諏訪利成(日清食品)、女子が野口みずき(グローバリー)、土佐礼子(三井住友海上)、坂本直子(天満屋)の男女各3選手だ。

今回、日本陸連が設けた選考基準は、参加標準記録を突破した上で、昨年8月パリ世界選手権のメダル獲得者の中で日本人最上位選手1名を代表とし、世界選手権を除く3つの選考レースの日本人上位者の中から、オリンピックでメダル獲得または入賞が期待される選手を選考する、というものであった。

これに準じ、男子は、パリ世界選手権でのメダリストがいなかったため、まず、3つの選考レースの中で最も良いタイム(福岡国際2時間7分52秒)で優勝した国近、次に、過去2回の世界選手権で連続入賞という実績を評価して油谷、最後に、選考対象者の中から国近選手に次ぐタイム(福岡国際2時間7分55秒)を出した諏訪が選ばれた。

国近選手 油谷選手 諏訪選手

国近は駆け引きに長けたクレバーな走り、油谷は安定感と粘り、諏訪は悪条件を苦にしないタフさと、3者3様の特長をもった頼もしい陣容である。

女子は、パリ世界選手権で銀メダルを獲得した野口が早々と内定され、残り2つの椅子に対し、まず、選考レース優勝者の中で最も良いタイム(名古屋国際2時間23分57秒)の土佐が決まり、さらに、残りの選考対象者のうち選考レースで最も良いタイム(大阪国際2時間25分29秒)で優勝した坂本が選ばれた。

野口はバネのある日本人離れしたストライド走法、土佐は暑さに強く粘りある走り、坂本はレース後半の伸びと、こちらも男子同様、それぞれに異なる持ち味を持ったメンバーが揃った。6人はいずれも、選考基準に従い、オリンピック本番でもメダルを狙えるだけの力を持っているという日本陸連・選考委員会の判断で選ばれた選手たちだ。

野口選手 土佐選手 坂本選手

Text:中川和彦 Photo:AFLO SPORT

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