大会







第28回オリンピック競技大会(2004/アテネ)

現地観戦レポート

クリックで拡大 撮影:鈴木 慧

このたび、第3回JOCジュニアフォトオリンピックの副賞として、アテネオリンピック観戦ツアーを頂きました。予想もしていなかったことで大変驚き、初めての海外旅行がギリシャ・アテネということになり、とてもうれしく思います。

日本を8月22日に出国、ギリシャの首都アテネには22日の夜中に到着しました。翌23日午後に女子レスリングの全階級の決勝・準決勝・3位決定戦を観戦しました。
会場までは地下鉄・バスを乗り継いで行きます。街はにぎやかだけれどもあまり派手な格好の人はいなく、騒いでいる人もいません。でも、やっぱり開催国だけあり、オリンピックの旗などがいたる場所に飾ってあります。レスリング会場に着くと、日本人の応援団がたくさん来ています。
3位決定戦に浜口京子選手、決勝戦には伊調千春、馨の両選手と吉田沙保里選手、4人の選手がメダル獲得圏内に駒を進めていました。試合では日本選手がコールされると応援団が名前を掛け声して、会場は熱気に包まれます。そして、ついに吉田選手と伊調馨選手が優勝を決めると会場からは大拍手が起こりました。表彰式で会場内に「君が代」が流れると、とても感動しました。金メダル2個、銀と銅が1個ずつと代表選手全員がメダル獲得という歴史に残る瞬間に立ち会えてとても良かったと思います。

翌日、野球の日本対オーストラリア戦を観戦するため、少し早めに起きて移動しました。会場は海に近く、風がとても強く吹いていました。
僕は初めて見る国際的な公式試合なので緊張しました。また、予選リーグでオーストラリアに1敗している日本代表からも試合開始前から緊張しているのが伝わってきました。この試合は準決勝なので目標の金メダルまであと2勝、どうしても勝ってほしいと思いました。先発の松坂選手は初回から直球をどんどん投げ込み、ストライクがコールされるたびにスタンドから拍手が起こりました。
中盤まで両チームとも得点がなく投手戦が続いていましたが、たった1点を許してしまい、試合はそのまま終了してしまいました。ゲームセットの瞬間、ため息とショックで会場は静まり返りました。残念ながら日本の勝利に出会うことは出来ませんでした。

翌日、うれしいことに選手村を訪問できることになりました。午後、選手村に到着して、いろいろ見学しました。日本選手団が泊まっていた場所は食堂から一番近いところにあり、日の丸がたくさん掲げられていました。また、食堂には特別なチケットで入りましたが、とても広いのと、世界の料理が無料で食べ放題と聞いてびっくりしました。

今回こういう形でオリンピックを身近に感じることが出来て、本当にとても貴重な経験となりました。写真を応募したことでここまで来ることが出来たことや写真を撮った瞬間の偶然、そしてこれまでご協力いただいた全ての皆さんに感謝しています。歴史あるアテネの地を踏むことが出来て、本当に良かったと思います。これからも、この感動を忘れることなく、思い出を大事にしながら進んでいこうと思います。

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