写真:長田洋平/アフロスポーツ
前半のジャンプでは、各選手が1回のジャンプを行い、その得点差がタイム差に換算されます。後半のクロスカントリーでは、ジャンプでトップに立った選手が最初にスタートし、後続の選手は換算されたタイム差に応じて順次スタートします。この方式は、前半のジャンプの得点をタイム差に変換して後半のクロスカントリーを行うもので、これを「グンダーセン(Gundersen)方式」と呼びます。選手たちは10km(基本的に1周2.5km×4周)を走り、ゴール到着順が最終的な順位となります。また、ジャンプとクロスカントリーの順番が前後する、「マススタート(MassStart)方式」もあります。
種目は個人が「ノーマルヒル」と「ラージヒル」の2種目、そしてカルガリー1988冬季大会から追加された団体種目として当初は「ノーマルヒル団体」が、トリノ2006冬季大会以降は「ラージヒル団体」が行われています。ノーマルヒルとラージヒルではジャンプと同様に、ジャンプ台の規模が異なります。ノーマルヒルは、ヒルサイズ(安全に飛べる着地の限界点)が85~109m、K点が75~90m地点にあります。ラージヒルは、ヒルサイズ110~184m、K点が105~120m地点にあるジャンプコースです。北京2022冬季大会時点では、男子のみの種別として実施されています。
日本はこれまでに7個のメダルを獲得しています。このうち金メダルは2つですが、いずれも団体で獲得しており、アルベールビル1992冬季大会、リレハンメル1994冬季大会と連覇を成し遂げています。その後団体のメダルからは遠ざかっていましたが、北京2022冬季大会にて団体としては7大会ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得。またこの大会では渡部暁斗選手がラージヒル個人でも銅メダルを獲得しています。
競技初回実施大会 | シャモニー・モンブラン1924冬季大会 |
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TEAM JAPAN初出場大会 | サン・モリッツ1928冬季大会 |
競技別累計メダル数 |
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2024年1月1日時点
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