写真:長瀬友哉/フォート・キシモト

陸上競技

ATHLETICS
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陸上競技は第1回大会から実施されてきた、オリンピックの花形とも言える競技です。どれだけ速く、高く、遠くへと、走ったり跳んだり投げたりするというシンプルな競技ですが、相手との戦いであると同時に、自己の記録との戦いでもあり、また人類の限界への挑戦でもあります。

杭州アジア大会陸上男子4x100mリレー決勝

杭州アジア大会 陸上競技 男子4x100mリレー 決勝(写真:川口浩輝/フォート・キシモト)



陸上競技の概要

男子はアテネ1896大会から、女子はアムステルダム1928大会から実施されている歴史のある陸上競技。かつては「5マイル走」や「両手投げ種目」など、今では見られない多くの競技も存在していましたが、その歴史の中で変遷してきました。パリ2024大会では、男子23種目、女子23種目、男女混合2種目が実施されます。陸上競技の種目は大きく「トラック種目」「フィールド種目」「ロード種目」「混成種目」の4つに分類されます。

東京2020大会陸上競技男子20km競歩決勝

東京2020大会 陸上競技 男子20km競歩 決勝(写真:フォート・キシモト)

トラック種目

競技場内1周400mの走路(トラック)を使って実施される種目です。「100m(男女)」「200m(男女)」「400m(男女)」「800m(男女)」「1500m(男女)」「5000m(男女)」「10000m(男女)」「110mハードル(男子)」「100mハードル(女子)」「400mハードル(男女)」「3000m障害物(男女)」「4x100mリレー(男女)」「4x400mリレー(男女・男女混合)」が行われます。

東京2020大会陸上競技女子1500m準決勝

東京2020大会 陸上競技 女子1500m 準決勝(写真:アフロスポーツ)

フィールド種目

トラックの内側や外側で行われるものをフィールド種目とよびます。フィールド種目は「跳躍」「投てき」の2つに分けられ、「跳躍」は「走高跳」「棒高跳」「走幅跳」「三段跳」の4種目で、跳ぶ高さや距離を競います。「投てき」も「砲丸投」「円盤投」「ハンマー投」「やり投」の4種目で、こちらは手で投てき用具を遠くへ投げ、その距離を競います。

東京2020大会陸上女子やり投決勝

東京2020大会 陸上競技 女子やり投 決勝(写真:ロイター/アフロ)

ロード種目

ロード(一般道路)で実施される種目は「マラソン」「競歩」です。マラソンはアテネ1896大会(男子のみ)以来オリンピックでは欠かさずに行われており、数あるオリンピック競技の中でも最も人気が高いものの1つとなっています。競歩は「20km競歩(男女)」に加え、パリ2024オリンピックから「男女混合競歩リレー」が実施されます。これは男女1名ずつが1チームとなり、マラソン距離(42.195km)をほぼ等距離の4区間で男女交互に歩いて総合記録で順位を決める種目です。

東京2020大会男子マラソン

東京2020大会 陸上競技 男子マラソン(写真:西本武司/アフロ)

混成種目

混成種目では「十種競技(男子)」「七種競技(女子)」が行われます。十種競技は1日目に100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400mを行い、2日目に110mハードル、円盤投、棒高跳、やり投、1500mが行われます。七種競技は1日目に100mハードル、走高跳、砲丸投、200mを行い、2日目に走幅跳、やり投、800mが行われます。短距離、中・長距離、跳躍、投てきという陸上競技の全ての要素においてトップクラスの実力を持った選手同士が戦い、究極のオールラウンダーを決める種目のため、十種競技の勝者は「キング・オブ・アスリート」、七種競技の勝者は「クイーン・オブ・アスリート」と呼ばれます。

杭州アジア大会陸上男子十種競技円盤投

杭州アジア大会 陸上競技 男子十種競技 円盤投(写真:ロイター/アフロ)


参考情報INFORMATION

競技初回実施大会 アテネ1896大会
TEAM JAPAN初出場大会 ストックホルム1912大会
競技別累計メダル数
  • 金7
  • 銀10
  • 銅10

2024年1月1日時点

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