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北京宣言・北京行動綱領

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意味

1995年9月に北京にてアジアで初めての開催となる、第4回世界女性会議が開催され、「平等、開発及び平和のための行動」をスローガンに「北京宣言」及び「行動綱領」が採択された(内閣府男女共同参画局、 online A)。

「北京行動綱領」は、女性の人権に関する最も包括的で高い水準の国際文書であり、女性のエンパワーメントに関するアジェンダとして12の重大問題領域(貧困、教育と訓練、健康、女性に対する暴力、人権、メディア、環境、女児など)が設定されている。それぞれの問題領域では、戦略目標と、政府やNGOなどのとるべき戦略目標及び行動が示されている。

スポーツ及び身体活動に関する記述として、B.「女性の教育と訓練」の課題の戦略目標のなかで、「教育機関及びコミュニティ施設内に、利用しやすいスポーツ・レクリエーション施設を提供して少女及びあらゆる年齢の女性のためのジェンダーに配慮したプログラムを確立・強化し、コーチ、訓練及び管理を含む、また国内、地域及び国際レベルの参加者としての、スポーツ及び身体活動のすべての分野における女性の地位向上を支援すること」と述べられている。

また、C.「女性と健康」の課題の戦略目標のなかで、「スポーツ、運動及びレクリエーションに参加する機会を作るため、教育制度、職場及び地域社会におけるプログラムを支援すること」と記している。また、G.「権力及び意思決定における女性」のなかでスポーツ分野の意思決定の地位における女性の参加不足を指摘している。(内閣府男女共同参画局、 n.d. B)

文献