HOMEニュースフィンランドオリンピック委員会とパートナーシップ協定を締結

ニュース

フィンランドオリンピック委員会とパートナーシップ協定を締結

カテゴリ:お知らせ
2017.03.24
フィンランドオリンピック委員会とパートナーシップ協定を締結
フィンランドオリンピック委員会とパートナーシップ協定が締結された(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は3月22日、フィンランドオリンピック委員会とパートナーシップ協定を結びました。JOCから竹田恆和会長と役員・関係者、フィンランドオリンピック委員会からはティモ・リタカッリオ会長、テーム・ヤピッソン専務理事が出席。また、来賓としてユッカ・シウコサーリ駐日フィンランド共和国特命全権大使らが出席しました。


フィンランドオリンピック委員会とパートナーシップ協定を締結
竹田会長(右)、リタカッリオ会長が調印書にサイン(写真:アフロスポーツ)
フィンランドオリンピック委員会とパートナーシップ協定を締結
竹田会長(右)、リタカッリオ会長ともに協力関係がより密接になることを期待した(写真:アフロスポーツ)

 調印式に先立ち、挨拶に立った竹田会長はまず、フィンランドオリンピック委員会とのパートナーシップ協定締結に喜びのコメントを述べました。続けて、日本が第二次世界大戦後初の夏季オリンピック参加となった1952年ヘルシンキ大会について「当時のような不穏な情勢の中、オリンピックを開催したフィンランドの貢献は真のリーダーシップを体現し、20世紀中最も記憶に残る大会を作り上げました」と称賛。そして、東京2020大会に向けて「将来のオリンピック大会、特にここ東京2020大会を大成功に収めるため、互いに協力し続けられると自信を持って申し上げます。そして、この協定に感謝を申し上げるとともに、皆さまとより緊密に協力し合えることを楽しみにしております」とメッセージを送りました。

 続いてリタカッリオ会長が登壇し、フィンランドオリンピック委員会がフィンランドスポーツ連盟と正式に合併したことで、フィンランドにおけるスポーツの唯一の最高機関となったことを報告しました。それにより「私たちは、北欧で最もスポーツにおいて成功した国になるというユニークな目標を掲げています」と抱負を述べると、「フィンランド人は元来、スポーツを熱狂的に愛好しており、東京2020大会に向けて全国民が注目しています。この素晴らしい協力関係をスタートできることに対し感謝を申し上げます」と、フィンランド国内での東京2020大会への関心の高さと、パートナーシップ協定の締結に喜びと感謝の意を述べました。


フィンランドオリンピック委員会とパートナーシップ協定を締結
シウコサーリ大使(右)が祝辞(写真:アフロスポーツ)

 調印式、両オリンピック委員会の贈答記念品の交換が行われた後、来賓を代表してシウコサーリ駐日フィンランド共和国特命全権大使がお祝いの言葉を述べました。「この国での私の任期のハイライトとして東京2020大会を見ることをとても楽しみにしています」と挨拶したシウコサーリ大使は、「大使館としてお役に立てることがあれば、どんなことでも協力させていただく準備はできています。スキー・ジャンプやセーリングですでに行われているように、日本とフィンランドの選手がともにトレーニングに励み、お互いに学び合うことを見る喜びに勝ることはありません」と、この協定を機会にさらに両国間の協力体制が強固になることへの期待を語りました。

 次に、日本とフィンランドのスポーツ交流をさらに推進するため、国内競技団体を代表して全日本柔道連盟の春日俊競技部長が、両国間での柔道における交流活動を報告しました。日本とフィンランドの柔道交流は50年前にさかのぼり、ベルギーを中心にヨーロッパで柔道の普及活動をしていた講道館の安部一郎十段が1967年にフィンランドで指導を開始したのが始まりだったと説明した春日競技部長。その後、現在に至るまで代表選手同士の派遣や合宿、指導者の講習会を毎年開催し、またトップ選手のみならずフィンランドのローカルクラブの選手たちも日本に招くなど、交流と友好を深めてきたとのことです。春日競技部長は「フィンランドでは若い選手が頭角を現している様子ですので、東京2020大会を目指してぜひ日本に合宿に来ていただきたいと願っております」と、東京2020大会に向けて柔道を通した両国の交流が一層深まるよう呼びかけました。


フィンランドオリンピック委員会とパートナーシップ協定を締結
調印式後には懇親会が行われた(写真:アフロスポーツ)

 続いて質疑応答が行われ、今回のパートナーシップ協定を機に期待されるものとして、「フィンランドは冬季スポーツが大変強い国ですので、スキー・ジャンプをはじめとした冬季スポーツを色々と学びたいと思います。また東京2020大会に向けては、柔道などの日本が強い競技に関して協力していきたい」と答えた竹田会長。一方、リタッカリオ会長も共同のトレーニングや指導を強化し、ジュニア世代も強化していきたいとしたうえで、「私たちが一番大切だと思っていることは、情報、オリンピックの価値の共有です。今回の協定を通してこれらを強化していきたいと考えています」と述べました。

 また、国際スキー連盟副会長でもある、村里敏彰東京2020組織委員会国際渉外局長も式典に出席し、スキー・ジャンプの竹内択選手(2014年ソチオリンピック男子団体銅メダリスト)がフィンランドの素晴らしい環境でトレーニングを積み、ソチオリンピックでのメダル獲得につながったことについて感謝の意を述べる場面もありました。

 JOCはスポーツ分野での友好関係を発展させるために、海外の国内・地域オリンピック委員会(NOC)とパートナーシップ協定を結び、オリンピック・ムーブメントに関する情報の共有や、選手、指導者の交流、互いのアンチ・ドーピングに対する組織的な活動などを実施しています。これでJOCが協定を締結したNOCは41カ国・地域となりました。





ページトップへ