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スピードスケート金メダリストの清水宏保さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタin ふくしま」レポート

カテゴリ:震災復興支援
2015.01.09
スピードスケート金メダリストの清水宏保さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタin ふくしま」レポート
オリンピックデー・フェスタ in ふくしま(写真:アフロスポーツ)
スピードスケート金メダリストの清水宏保さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタin ふくしま」レポート
青木剛JOC副会長兼専務理事(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は12月21日、福島県福島市のあづま総合体育館で「オリンピックデー・フェスタ in ふくしま」を開催しました。

 オリンピックデー・フェスタは、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトの一環として、「スポーツから生まれる、笑顔がある。」をスローガンに、オリンピアンやアスリートがスポーツを通じて被災地の皆様とのふれあい活動を行うイベントです。

 今回の参加オリンピアンは、スケート・スピードスケートの清水宏保さん(1998年長野オリンピック男子500m金メダル、男子1000m銅メダル、2002年ソルトレークシティオリンピック男子500m銀メダル)、穂積雅子さん(2010年バンクーバーオリンピック女子チームパシュート銀メダル)、バレーボールの大山加奈さん(2004年アテネオリンピック出場)、体操競技の田中理恵さん(2012年ロンドンオリンピック出場)、トライアスロンの上田藍選手(2008年北京、2012年ロンドンオリンピック出場)の5人。うつくしまスポーツキッズ発掘事業2014参加者の72人とともに、運動会形式のスポーツプログラムを楽しみました。

 開会式では、主催者を代表して青木剛JOC副会長兼専務理事が、「JOCでは今年4月より、岩手、宮城、福島の3県を対象とした、『オリンピックデー・フェスタ』事業を今後3年間継続、実施することを決定しました。被災地の多くの皆さまに笑顔がうまれるよう、今後も継続的な復興支援活動を行ってまいります」と、挨拶しました。


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「大玉転がし」で“勝負”する清水さん(写真:アフロスポーツ)
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ガッツポーズの大山さん(写真:アフロスポーツ)

 開催地代表の鈴木千賀子福島県文化スポーツ局長は「本日参加しているみなさんはスポーツが大好きだと思うので、オリンピアンの皆さんと一緒に楽しんで元気をいただいてほしいです。また、ここにいる人の中から将来オリンピックに出てもらうことが楽しみです」とエールを送りました。清水さんはオリンピアン代表として「みんな本気で戦い、勝負にこだわって、ケガの無いようにチームワークを大事にして楽しもう」と熱く呼び掛けました。

 その後実施したスポーツプログラムでは、オリンピアン5人が各チームリーダーとなり、「手つなぎ鬼」「大玉転がし」「ボール運び」「綱引き」の4種目を行いました。
 今回は福島県が行っている「うつくしまスポーツキッズ発掘事業2014」の対象者で、県内の相双、県北、会津、県南、いわきの5地区の小学3年生から中学生までの生徒が参加。今年度4回目の参加となる大山さんは、普段よりも運動能力のあるメンバーが多いフェスタとなり「今日はいつもよりハードなフェスタでしたが、得意の綱引きで勝てて、準優勝できて良かったです」と振り返りました。運動会は種目ごとに勝利チームが異なる大接戦となり、穂積さんが率いるブルーチームが優勝しました。


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「ボール運び」で走る田中さん(写真:アフロスポーツ)
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「手つなぎ鬼」での穂積さん(写真:アフロスポーツ)

 閉会セレモニーでは、田中さんがオリンピックデー・フェスタの聖火として各会場を巡る「つながる火」を紹介。
 チームジャパンあいさつでは、オリンピアン全員が参加者にメッセージを残しました。穂積さんは「最後の綱引きはバテバテでしたが、私自身もみなさんの笑顔に救われ元気をいただいた1日でした。これから何事にも向上心を持って切磋琢磨していってほしいと思います」と充実の表情。上田選手は「今日は1日があっという間でした。いろいろなことにチャレンジして、成長して努力して目標をクリアしていってほしいです。私自身も選手としてリオ・東京のオリンピックを目指しています。これからも一緒に頑張れたらいいなと思います」と、1日をともに過ごした“仲間たち”に言葉を掛けました。


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力いっぱい綱を引く上田さん(写真:アフロスポーツ)
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震災当時の状況の説明を熱心に聞くオリンピアン(写真:アフロスポーツ)

 退場時の見送りハイタッチでは、穂積さんがバンクーバーオリンピックの銀メダルを、上田選手が仁川アジア大会の金メダルを持参。参加者はうれしそうにメダルを触り、選手たちとハイタッチをかわしながらの退場となりました。

 イベント終了後、オリンピアンは福島市内の浪江町から避難している方が暮らす北幹線第一仮設住宅を訪問しました。仮設住宅の集会場にて菅野自治会長から、震災から3か月後の2011年6月から入居し、現在も2DKの4畳半に満たない大きさの仮設で暮らしていることなど仮設住宅での生活に関する話を伺いました。また、語り部として活動している一般社団法人東北お遍路プロジェクトの村上様が、3月11日の地震発生直後から津波が来るまでの状況や当時の体験談を、写真や紙芝居を使って説明してくださいました。
 最後はオリンピアンと仮設住宅で暮らす方々との懇談や写真撮影をするなど交流する時間も。オリンピアンとふれあう皆さんの表情には、たくさんの笑顔が浮かんでいました。

 なお、フェスタ開始前には、福島県文化スポーツ局との懇談会を行い、フェスタ事業継続実施についてのお礼と「福島県のスポーツの現状」をテーマに関係者より説明が行われました。参加者は鈴木福島県文化スポーツ局長、廣瀬敬彦スポーツ課長、田中邦宏指導主事、遠藤均福島県体育協会事務局長と、JOCの青木副会長兼専務理事、平眞事務局長、オリンピアン5人の計11人。オリンピアンからは、それぞれ福島県との関わり方や福島県の子どもたちに対する思いについての考え方が述べられました。


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