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スキー・フリースタイル

概要

 1980年代から90年代にかけてニュースタイルカテゴリーとして生まれたフリースタイル競技。1992年アルベールビル大会での種目採用をきっかけに普及と発展が進み、世界各国で高い人気を誇る競技となりました。2010年バンクーバー大会からスキークロスが、2014年ソチ大会からハーフパイプとスロープスタイルが正式に採用され、競技としてさらに多様化を遂げています。


ルール・見どころ

【モーグル】
 コブが設けられた急斜面を滑り降りながら2カ所でエアトリックを行い、ターン、エア、タイムの3要素を採点し、合計点数によって順位を競います。ターンの安定感とタイムの速さをいかに両立させるか、そして年々高度化するエアトリックの難易度にいかに対応するかが鍵となります。

【エアリアル】
 エアリアル競技専用のジャンプ台から飛び出し、空中での演技を競う種目。ジャンプの高さ、技の難易度や完成度、着地の精度などが勝負を分けます。シンプルな競技性だけに、細部まで磨き込まれたひとつひとつの技に注目してもらいたい種目です。

【スロープスタイル】
 800〜1000m前後の斜面に連続的に設置されたジャンプ台やレール、ボックスなどのジブアイテムを使用し、トリックを組み合わせて演技を行います。全体の印象、ジャンプの高さやトリックの難度、完成度などを総合的に評価して採点します。前半のジブセクションにおけるコース選択も注目ですが、やはり一番の見どころは後半に設置されるジャンプセクション。ここで高難度のトリックを決められるかが勝負を分けます。

【ハーフパイプ】
 その名の通り、パイプを半分にカットしたような斜面を滑りながら、左右の壁を利用してトリックを行います。ジャンプの高さと繰り出す技の難易度や完成度で競い合います。華麗なエアトリックの連発が一番の見どころ。回転数の多いトリックや、斜め回転を連続で行う3Dトリックなど、選手によって特徴や戦略も異なってきます。

【スキークロス】
 ジャンプやウェーブ、バンクなどのアイテムが設置されたコースを、複数人で同時に滑って先着を競う種目。スタートダッシュ、各セクションでのライン取りや着地の処理、ブレーキングのテクニックなど、わずかな要因が大きな差となって現れ、転倒によって一瞬で順位が入れ替わるため、目の離せないスリリングな展開が一番の見どころです。


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