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水泳・アーティスティックスイミング

概要

 音楽に合わせてプールの中でさまざまな動き・演技を行い、技の完成度や同調性、演技構成、さらには芸術性や表現力を競います。2018年に「シンクロナイズドスイミング」から「アーティスティックスイミング」に名称が変わりました。オリンピックでは女子のみで実施され、2分20〜50秒の曲に、決まった8つの動きを入れるテクニカルルーティンと、3〜4分の曲の中で自由に演技するフリールーティンが行われます。

 美しい装飾を施した特殊な水着を着け、水にぬれても落ちないメイクを施し、水が鼻に入らないようにノーズクリップを着用(しなくてもよい)し、水の中で舞う選手たち。同調性、難易度、技術、そして演技構成などが採点され、順位が決まります。

ルール・見どころ

 オリンピックで正式種目として採用されたのは、1864年ロサンゼルス大会から。その30年あまりの歴史のなかで、幾度となく競技規則やルールの変更が行われてきました。当初はソロ(1人)とデュエット(2人)の2種目が行われていましたが、1996年アトランタ大会では、チーム(8人)のみが行われました。その後、2000年シドニー大会でデュエットが復活。それ以降はデュエットとチームの2種目が行われています。プールは水深3メートル、20メートル×25メートル以上という決まりがあります。

 採点は1組5〜7人の審判員が2組で行います。テクニカルルーティンでは、1組が完遂度を採点し、もう1組は構成、音楽の使い方、同調性、難易度、プレゼンテーションを採点。主に規定の技の完遂度が高く、うまく同調しているかどうかが採点基準となります。
 フリールーティンでは、1組が完遂度、同調性、難易度を採点し、もう1組は構成、音楽の解釈、同調性、プレゼンテーションを採点します。演技時間は長く構成は自由ですが、そこには高い表現力と芸術性が必要で、ある意味テクニカルルーティンよりも難しくなります。

 テクニカルルーティンもフリールーティンも、それぞれの国・地域が思い思いのデザインの水着を身につけ、民族性に富んだ構成・音楽で演技をするため、チームごとに個性的な美しさがあります。
 選手たちは手で水をかき体の位置を保ったり推進力を得たりするスカーリングという技術と、それを脚で行うエッグビーターキック(巻き足)などの技術を駆使することによって、身体を水面から大きく出す演技を行います。その瞬間の力はかなり強く、腰まで水面に出すこともできます。また、水中で逆さまになって下半身だけを水面から出す演技も行います。脚技もシンクロナイズドスイミングでは非常に重要な技術です。

 顔が水中に沈んでいる時間が長く、もちろんその間は呼吸を行うことはできません。息を止めた状態で、ときには30秒以上の脚技を繰り出す選手もいますが、技が激しいだけでは演技が雑に見えてしまい、減点対象になることもあります。激しさのなかに、丁寧さや細やかな同調性が伴っていないと高得点を得ることが難しくなりました。リフトのダイナミックさのみならず、指先、つま先まで意識を行き渡らせた繊細な演技と同調性こそが、今後のアーティスティックスイミングにおける重要な要素になっていくことでしょう。

※東京2020大会組織委員会 公式サイトより


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