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JOCの就職支援「アスナビ」:板橋区企業への説明会を実施

カテゴリ:就職支援
2014.07.16
JOCの就職支援「アスナビ」:板橋区企業への説明会を実施
アスナビ説明会で企業代表者を前にプレゼンテーションをした選手たち。左から笹原選手、大石選手、平野選手、近谷選手、松下選手(写真:アフロスポーツ)
JOCの就職支援「アスナビ」:板橋区企業への説明会を実施
青木剛JOC副会長兼専務理事(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は2日、味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で、トップアスリートの就職支援ナビゲーション「アスナビ」の説明会を行いました。
 アスナビは、オリンピックや世界選手権などを目指すトップアスリートの生活環境を安定させ、競技活動に専念できる環境を整えるために、企業の就職支援を呼びかける活動。2010年から各地域の経済団体、教育関係機関に向けて本活動の説明会を行い、これまでに26社34人(内定者含む、2014年7月2日現在)の採用が決まりました。

 今回の説明会は板橋区及び東京商工会議所板橋支部の共催。同区を拠点とする企業を対象に行われ、32企業100人が参加しました。

 まずは青木剛JOC副会長兼専務理事があいさつに立ち、「NTCから程近い板橋区の企業の皆さまにアスナビ説明会を開催させていただくこと、お礼を申し上げます」と感謝の弁。さらに「今日は日本を代表するアスリートの生の声を聞いていただき、企業経営者の皆さまにも日本のスポーツ、トップアスリートとの関わり方について、前向きにご検討いただければと期待しております」と訴えました。続いて登壇した坂本健板橋区長は「アスリートの皆さんは、夢実現への計画性について、大きな実績やノウハウを持っています。それは企業にとっても大きなメリットになると思います」、佐藤昭東京商工会議所板橋支部副会長は「皆さんが効率的に練習できる環境づくりに板橋の企業の皆さまが一役買えることは、大変意義があることだと思っています」と話し、出席した企業代表者に地域を挙げての協力を仰ぎました。


JOCの就職支援「アスナビ」:板橋区企業への説明会を実施
坂本健板橋区長(写真:アフロスポーツ)
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大前孝太郎城北信用金庫専務理事(写真:アフロスポーツ)

 八田茂JOCキャリアアカデミーディレクターからのアスナビ事業説明が終わると、採用事例紹介として城北信用金庫の大前孝太郎専務理事が登壇。同庫では、2013年7月にフェンシングの森岡美帆選手を採用しており、2015年4月にはカヌーの大村朱澄選手の入庫も予定しています。森岡選手は、本部のコミュニケーション事業部メンバーとして、同庫が開催する地域イベントで代表選手たちとともに模擬試合を披露するなど、イベントの盛り上げ、地域住民とのコミュニケーション活性化に力を発揮。大前専務理事は、「自分で培ってきた独特のネットワークを生かして、地域や社会に還元してほしい」とアスリートに期待するポイントを挙げ、企業側のメリットとしてはアスリートを採用することで庫内により一層の多様性が生まれ「社会のいろんな価値観を感じられる」と語りました。


JOCの就職支援「アスナビ」:板橋区企業への説明会を実施
アスナビで就職をした、競泳元日本代表でメダリストの加藤ゆかさん(右)と上田春佳さん(写真:アフロスポーツ)
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松下桃太郎選手(写真:アフロスポーツ)

 続いて、アスリートを代表し、ロンドンオリンピックの競泳女子400mメドレーリレーで銅メダルを獲得した加藤ゆかさんと上田春佳さんが登場しました。加藤さんは板橋区役所で、上田さんはキッコーマン株式会社で、それぞれ地域活性化や社会貢献活動を中心とした業務にたずさわっています。

 加藤さんは、引退後の目標の持ち方に悩んだことも明かしながら「ご縁があって板橋区のスポーツプロモーターとして仕事をさせていただいています。今は水泳教室の企画から始めていますが、今後はスポーツ全般で何かできたらいいなと思っています」と意欲的。上田さんも「今は『チームおにぎり』という東北復興支援活動の担当をしています。さらに、被災地で水泳を教えるなどスポーツを通じてみなさんに喜んでもらえる仕事ができればと思います」と、今後の夢を語りました。

 説明会の後半には、就職を希望する現役アスリート8選手がプレゼンテーションを実施。会場を埋めた企業関係者は、緊張しながらも懸命にアピールする選手たちの話に、時折うなずきながら耳を傾けていました。

■松下桃太郎選手(カヌー)
「北京オリンピック予選では、あまりにも世界の情報を知らずに代表を逃してしまいました。その経験をふまえた練習をしてロンドンオリンピックに出場することができました。地元で働きながら競技を続けてきましたが、さらに競技に集中するためにご支援をしていただきたいと思っています。自分の自慢は、世界一と言われるくらいにきつくて豊富な練習量と忍耐力だと思っています。松下桃太郎をぜひ応援してください」


JOCの就職支援「アスナビ」:板橋区企業への説明会を実施
近谷涼選手(写真:アフロスポーツ)
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平野恵里子選手(写真:アフロスポーツ)

■近谷涼選手(自転車)
「アジア選手権大会では日本新記録を更新するなど、ここ数年タイムを何度も更新し、世界トップレベルに近づいています。限界に挑戦し続けることへの意識を自転車競技から学びました。大学卒業後は業務をしながらオリンピックでメダルを取るという目標に向かい、日々精進していきたいです。ぜひ板橋区の企業の皆様に応援していただけることを希望します」

■平野恵里子選手(7人制ラグビー)
「今年の2月に正式に日本代表候補選手として選ばれました。まだ国際大会の経験が少ないですが、私の強みでもある、流れも変えるタックル、スペースに走りこむスピードで日本代表に貢献したいです。現在の日本チームは昨年にアジア1位、今年2月のセブンズワールドシリーズでは過去最高の世界7位に。リオデジャネイロオリンピックの出場権獲得に近い種目です。ご支援いただける企業がありましたら、ラグビーで培った泥臭い粘り強さやチームワークを大切にして会社の役に立ちたいです」


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大石栞菜選手(写真:アフロスポーツ)
JOCの就職支援「アスナビ」:板橋区企業への説明会を実施
笹原友希選手(写真:アフロスポーツ)

■大石栞菜選手(フェンシング)
「小学校から大学1年生までに7度の全国制覇をしましたが、高校3年生の冬に初めて大きな壁にぶつかって悩む日々が続きました。しかしそこで気が付いたこともたくさんあり、経験を生かして大学でのチームワークづくりに生かしました。今後も、競技者として、人として、大きく成長したいと思っています。また板橋区の代表としてフェンシングを頑張る姿を皆さんに見せることにより、板橋区を盛り上げていきたいと思っています」

■笹原友希選手(スケルトン)
「4年後の平昌オリンピックを目指しています。NTCでは素晴らしい環境でトレーニングができます。近隣の板橋区企業の皆様のバックアップをいただければ、仕事をしながら競技力を向上できると思います。僕の長所は、スケルトン同様、何事にも頭から突っ込んでいくところです。この精神と、培った経験を生かして、企業の皆様に貢献していきたいと思っています。ぜひチャレンジを応援していただき、一緒に夢を叶えたいです」

※以下3選手は、遠征中のためビデオによるプレゼンテーション

■矢澤亜季選手(カヌー)
「ロンドンオリンピックの出場権を逃した悔しさをバネに、(6年後の)東京オリンピックでは金メダルを取りにいきます。私の持ち味はスピードです。流れに乗っているときはもちろん、流れに逆らってこぐ私を応援していただくことで、社員の方々に元気と勇気を届けられると思います」

■大橋里衣選手(フェンシング)
「大学卒業後、地元・岐阜の高校で保健体育の非常勤講師をしながら競技を続けていました。仕事はやりがいがありましたが、オリンピック出場には東京での日本代表練習にもっと参加しなければいけないと痛感し、仕事を辞めて板橋区に引っ越し、世界を目指して頑張っています。ぜひ練習している姿を見ていただき、目標に向かって取り組んでいく姿から、何かを感じ取っていただけたらうれしいです」

■千田健太選手(フェンシング)
「ロンドンオリンピックでは団体で銀メダルを獲得しました。私はこのNTCで9年間、練習をしてきました。地元の皆さま方の励ましの言葉は、私の競技継続に大きな力になっています。次のリオデジャネイロオリンピックでの、2大会連続メダル獲得も確信しています。支援を受けるだけの選手になるのではなく、記憶に残る選手でありたいです。社員の皆さまの元気、そして士気を高めるところに貢献したいと思っています」





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