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「令和元年度JOC国際人養成アカデミー」が開講

カテゴリ:その他活動
2019.08.02
「令和元年度JOC国際人養成アカデミー」が開講
「令和元年度JOC国際人養成アカデミー」の開講式が行われた(写真:アフロスポーツ)
「令和元年度JOC国際人養成アカデミー」が開講
齋藤泰雄JOC副会長・国際専門部会長(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は6月21日、味の素ナショナルトレーニングセンター(味の素トレセン)で「令和元年度JOC国際人養成アカデミー(JISLA)」の開講式を行いました。このアカデミーは、競技力向上につながる組織、人、財政などにおける国際力の強化を見据え、将来JOCやJOC加盟競技団体を代表し、国際スポーツ組織等の政策決定過程に関与できる、あるいは国際的な折衝において活躍できる人材の育成を目的としています。
 9年目となる今年度のアカデミーは、国内競技団体(NF)等から推薦された、計36名が受講。開講式には受講生とアカデミーのスクールマスターや講師、競技団体関係者らが参加しました。

 最初に主催者を代表して、齋藤泰雄JOC副会長・国際専門部会長があいさつに立ち、本アカデミーの意義、目的を説明。「オリンピックの開催回数やメダル獲得数に比べると、様々な競技において世界的な政策決定の場で活躍している日本人が少ないのが現状です。ぜひ本プログラムを通じて国際力を身につけてください」と参加者に呼びかけると、「英語でのコミュニケーションなど実務的な研修を用意しております。本アカデミーを通じて学んでいただいたことを生かし、皆さんが世界の舞台で活躍することを祈っております」と期待を寄せました。


「令和元年度JOC国際人養成アカデミー」が開講
藤江陽子スポーツ庁審議官(写真:アフロスポーツ)

 次に、来賓を代表して藤江陽子スポーツ庁審議官があいさつ。9月に開幕するラグビーワールドカップ、来年の東京2020大会、そして再来年のワールドスポーツマスターズと国際的なスポーツイベントが続くこの3年について、「国際競技大会の成功には、選手の活躍やメダルの獲得だけでなく、大会の運営に携わる皆さんの尽力が必要だと思います。また、この期間はジャパンブランドを発信する機会となります」と述べると、「本プログラムを通じ国際人として必要な素養、そしてネットワークを身につけて、積極的にスポーツの政策決定が行われる場所に参加できるようになり、日本のスポーツのさらなる推進に貢献していってください」と激励しました。


「令和元年度JOC国際人養成アカデミー」が開講
木村興治JOC名誉委員・国際卓球連盟会長アドバイザー(左)、上治丈太郎元JOC国際専門部会員・日本ウエイトリフティング協会副会長(写真:アフロスポーツ)
「令和元年度JOC国際人養成アカデミー」が開講
平成30年度修了生の和田潔氏(写真:アフロスポーツ)

 続いて、今年度のアカデミーの運営、企画、進行を中心となって行うスクールマスターの4名が紹介され、木村興治JOC名誉委員・国際卓球連盟会長アドバイザーと上治丈太郎元JOC国際専門部会員・日本ウエイトリフティング協会副会長の2名が登壇。木村氏が「挑戦的な気持ちを持って、このアカデミーを楽しんでいただければと思います」と述べると、上治氏は「東京2020大会まで一枚岩となって臨めるように11月まで一緒に頑張りましょう」と、受講生に向けてメッセージを送りました。

 次に、国際専門部会の小谷実可子副部会長、有森裕子部会員、竹内浩部会員、細淵雅邦部会員の4名と、受講者全員の紹介が行われました。

 続いて、修了生による事業紹介として、平成30年度修了生の和田潔氏(日本フェンシング協会)が登壇。昨年のアカデミーを振り返り「受講した昨年の4ヶ月は非常に充実した期間でした」と感想を述べると、文化、社会、国籍、性別などダイバーシティー(多様性)をどのように取り込んで行くかを学んだことや、オリンピック誘致をテーマに行った英語でのプレゼンテーションなど講義の内容を紹介しました。そして受講生へ「課題なども多くあり大変なこともあると思いますが楽しんで取り組み、そして新たなことに挑戦してください」とアドバイスしました。


「令和元年度JOC国際人養成アカデミー」が開講
JOC国際専門部会の有森裕子部会員が基調講演(写真:アフロスポーツ)

 最後に、JOC国際専門部会員の有森裕子氏が「スポーツによる国際交流・協力を進めることの意義」をテーマに基調講演を行いました。今まで見てきた海外の選手が行っている社会貢献活動について、「彼らは競技力に加えて、スポーツを通じて社会にどのように貢献できるかを理解することで、はじめて競技をする立場がもらえます。ただ強い選手は尊敬されません」と述べると、「2020年を迎えるにあたり、アスリートにはスポーツをする意味を意識できるようになって欲しいと思います。そこに価値を見出せるようでないと国際的なアスリートにはなれません。競技力だけでなく社会と自身のつながりを考えて、スポーツを通して社会に貢献できる選手を皆さんには育てて欲しいです」と、エールを送りました。

 開講式終了後は、翌日からの講義に備えて、受講生たちはガイダンス、グループアクティビティでの自己紹介などを通じて、さっそく同期生たちと交流を深めました。

 アカデミーは11月上旬まで週末を中心に全8週間の過程で行われます。受講生たちは世界のスポーツに関する基礎知識やスポーツ外交などの講義を受けるほか、ロジカルシンキング、プレゼンテーションなどのコミュニケーション方法を英語で学び、最後にアセスメント(修了試験)を受験。各カリキュラムを通じて、国際力向上を目指します。





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