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がんばれ!ニッポン!シドニー大会レポート

シドニーオリンピックスペシャル

陸上、男子10,000メートルで高岡選手が7位入賞

男子10,000メートルで決勝に進出した高岡寿成選手が、先頭集団につけてラスト1,000mからスパートをかける見事なレース展開で追い上げ、27分40秒44で、7位に食い込んだ。

ロサンゼルス・オリンピックの金井豊選手以来16年ぶりの入賞に、高岡選手は「予想以上に激しい戦いとなったが、いい感じに切り抜けられた」と満足げ。「アトランタではラストに失敗したので、それを改善しようとずっと練習を積んで来た。ずっと目標にしてきたことなのですごく嬉しい。日本記録も出したかったけど、それは来年にとっておく」と抱負を述べた。21日に長男が生まれ、奥さんは病院から電話を入れ"がんばって"と激励してくれたという。「早く子供に会いたい」という高岡選手は、 30代最初のレースを、会心の走りで決めた。

やはり決勝進出を決めた花田勝彦選手は15位に。「体調はよかったが、最初に自重したのが裏目に出た」としながらも、「5000mでも決勝に残りたい」と次へ期待をかけた。

金沢イボンヌ選手、100mハードルで6位で予選を通過し準決勝へ

タイムによる順位次第で準決勝進出の是非が決まる女子100mハードル2次予選の最後のレース。予選通過が決まると、金沢イボンヌ選手は喜び、飛び跳ねた。「会社の人が遠くから応援にかけつけてくれたので、本当によかった。今日はスタートが良くなかったが、アトランタ時に比べ落ち着いていたし、技術も上がった。次はスムーズに、何のミスも犯さず、自分のレースのみに集中して走り、記録を目指したい」と言う金沢選手。女子トラックの短距離種目で日本勢の準決勝進出は36年ぶり。

フリーマン選手とジョンソン選手、400mで歴史を作る

アボリジニ選手として豪国民の期待を一身に背負っていたキャシー・フリーマン選手が、プレッシャーを跳ね除けて、女子400mで優勝。金メダルを国にもたらした100人目のアスリートとなった。試合直後には、トラックに座り込み、涙を懸命に押さえていたフリーマン選手にスタジアム中が割れるような歓声を送り、ウイニング・ランでは観客から渡されたアボリジニの旗とオーストラリアの旗をしっかりとつかんでようやく笑顔を見せた。 また、マイケル・ジョンソン選手(アメリカ)は、アトランタに続いて金メダルを獲得し、この種目でオリンピック二連覇を達成した最初の選手となった。

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