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シドニー2000


がんばれ!ニッポン!シドニー大会レポート

シドニーオリンピックスペシャル

日本強し。ソフトボール、強豪アメリカに延長11回の末2-1で勝利

日本の守備の堅固さと粘り強さが光った試合だった。

タイブレーク(延長10回以降に、無死2塁の状態から試合を始めるシステム)となった延長11回の表に、日本が勝機をつかんだ。内藤恵美選手を3塁に置く場面から、斎藤春香選手が叩いたボールに対し、アメリカ側の一塁への送球が乱れ、内藤選手がホームイン。また安藤選手の打球に対し、さらにアメリカ・チームの守備に乱れが出て、日本は2点目を上げた。

続く11回裏では、リリーフの高山樹里選手が、敵を翻弄する多彩な投球を見せる。1点を許したものの、最後のボールは外角にピシャリと決め、ブストス選手がボールだと思い見逃した瞬間、勝負が決まった。

アメリカのフェルナンデス選手などトップ選手に国内で対戦する機会を持ったため「気持ちで負けることがなくなったのが大きい」と宇津木妙子監督は言う。アメリカのフェナンデス選手は「何度もチャンスを作ったのに、ものにできなかった」と悔しさを隠し切れず。これで、日本は、地元での金獲得に燃えるオーストラリアと共に、3戦全勝となった。

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