「その道のりに、賞賛を」 啓発映像について
日本オリンピック委員会(JOC)と日本パラリンピック委員会(JPC)は、アスリート等に対する誹謗中傷対策の取り組みとして、アスリートや関係者が安心して競技に集中できる環境を整えるため啓発映像を制作し、各競技団体や関係機関の協力のもと、国内主要大会や各種イベント等で広く展開しています。
本映像では、アスリートがこれまで歩んできた道のりや、積み重ねてきた努力に光を当てます。勝敗という結果だけでなく、その過程に込められた価値を大切にし、心ない言葉ではなく「再び立ち上がるための、背中を押す温かい言葉」を届けていただきたい――そのような願いを込めています。
映像ナレーション文
勝負の世界に勝者は一人。
日本でNo.1でも、世界でNo.1になれるわけじゃない。
日本中の期待を一身に背負っていても、想いを果たせる選手はほんの一握りだ。
けれど、彼らが歩いてきた道のりは何者も否定できない。
人生のほとんどを捧げ、私たちに夢を見させてくれたアスリートたち。
そこに必要なのは、心ない言葉だろうか。
私たちにできることは、彼らのこれまでの努力讃えること。
再び立ち上がり、新たな道を歩む背中をそっと押す言葉を伝えること。
ここまでの、そしてここからの道のりに
賞賛を贈ろう。
本事業の趣旨に賛同し、共に取り組む姿勢を示してくださった亀梨和也氏に、ナレーションを通じてご協力いただきました。
<亀梨 和也氏>
1986年2月23日生まれ、東京都出身。
俳優、キャスター、アーティストとして、マルチに活躍
啓発映像60秒バージョン

啓発映像30秒バージョン

■橋本 聖子 JOC会長 コメント
アスリートが安心して競技に専念できる環境を整えることは、日本オリンピック委員会にとって何より大切な使命です。SNS等における誹謗中傷は、選手の努力や挑戦の価値を傷つけ、未来への希望を奪いかねません。競技の舞台に立つ選手たちがその力を存分に発揮できるよう、本取り組みを通じて一人ひとりの尊厳を守り、健全で希望に満ちたスポーツ文化を次の世代へとつなげていきたいと考えています。
■森 和之 JPC会長 コメント
SNS等で他者を誹謗中傷することは、スポーツ界のみならず社会全体で向き合うべき大きな課題で、その解決に取り組むことは我々の責務であると認識しています。アスリートは日々挑戦を続け、その姿は多くの人に勇気や感動を与えます。その挑戦を支えるのは、周囲の温かい応援の言葉です。JPCはJOCと共に、誰もが安心安全にスポーツを楽しめる環境を整え、全ての人が互いを尊重し合える共生社会の実現を目指していきます。