2026年、愛知・名古屋で第20回アジア競技大会が開催される。日本国内での開催は、1994年広島大会以来32年ぶりとなる。大会アンバサダーを務める大久保佳代子氏と、昨年現役を引退し日本オリンピック委員会(JOC)アスリート委員を務める入江陵介氏に大会の魅力を聞いた。
――お二人は初対面でいらっしゃいますか。
大久保 はじめましてです。
入江 今朝もテレビではお見かけしましたが。
大久保 入江さんも、木曜日の朝、私が出ている番組の一つ前の時間帯のテレビ番組に出演されていますよね。
入江 僕は、曜日がバラバラなのですが、大久保さんと同じ木曜日の時もあります。局内でニアミスしていますね。
――お互いにどのような印象をお持ちなのでしょうか。
入江 テレビでは、共感性もありながら、ズバッと意見をおっしゃる印象ですよね。いつもいろいろな番組を本当に楽しく拝見させていただいています。
大久保 ありがとうございます。入江さんは、昔からずっと観てきたと感じるくらい長く水泳界の第一線で活躍されている方、ものすごいアスリートだと思っています。そしてやはり肉体美、身体が綺麗という印象ですね。
入江 商売道具ですので(笑)。
――大久保さんは、これまでスポーツとどのような関わりがあったのでしょうか。
大久保 中学時代にバレーボールを3年間やりました。背番号は7。6人制バレーですからずっと補欠だったということです。3年生になって最後の試合で、監督の先生がかわいそうだからとピンチサーバーで出場させてくれました。思い出づくりという気持ちはありがたかったのですが、それまで一度も出てない分、ものすごく緊張していたんですよね。エースの子が「ドンマイ」風なことを言って圧をかけてきて、結局、サーブもネットにかけて終わりました(苦笑)。
入江 スポーツに対しては、ちょっと苦い印象があるのかもしれないですね(笑)。
大久保 成功体験があまりなくて苦手意識があります。ですから観ること専門で、観て感動しています。
――これまでで最も印象に残っているシーンというと。
大久保 2023年のワールドベースボールクラシック(WBC)ですね。家族が中日ドラゴンズファンだったこともあって、幼い頃からよく野球を観ていました。高校野球や高校球児も好きなこともあり、ルールももちろんよく分かります。とはいえ、最近あまり観ていなかったのですが、あのWBCは久しぶりにハマって観ました。最後に大谷翔平選手が抑えた姿は、本当に漫画のようでしたよね。あそこまでやられたら、普段それほどスポーツに関わっていなくても感動します。決勝のアメリカ戦では、投手が1イニング一人ずつ継投していく中、ドラゴンズ所属で当時20歳だった髙橋宏斗投手が、マイク・トラウト選手を三振に抑えました。あれもゾクゾクしましたね。じっと観ていられなくて、家の中をウロウロ歩き回ってしまいました。久々に心が躍り、感情を揺さぶられて、元気と感動をもらいました。
――たしかに、WBCでは日本全体が盛り上がりました。スポーツは、世代を超えて、誰もがともに楽しむことができますよね。
入江 そこがスポーツの魅力ですよね。スポーツは名シーンがどんどん生まれていきます。昔の名シーンでも意外と色あせることがないように感じます。
大久保 技術ややり方はアップデートしているのかもしれないですけど、観る側からすれば、人間が基本的に同じルールでやっていることなので、入りやすいですし分かりやすいのかもしれませんね。
――入江さんが印象に残っているスポーツシーンはありますか。
入江 ソチ2014冬季オリンピック、フィギュアスケートの浅田真央さんが印象に残っています。ショートプログラムでミスが出てしまうのですが、そこからフリーでは割り切って自分の演技をやり切ったという印象を受けました。結果的には満足できなかった成績だったのかもしれませんが、そのやり切った表情からは「これこそまさにスポーツだ」という感覚が伝わってきて、すごく感動しました。
大久保 たしかに、フィギュアスケートも感動しますね。
入江 メダルだけではないのがスポーツです。競技をやっている時は、どうしても「メダルをとらないといけない」「メダルをとらないと恩返しができない」と思ってしまっていました。でも、他のスポーツを観ていると、それだけではなく一生懸命向き合っている姿勢に感動します。勝つ場面だけではスポーツの魅力は語れないですよね。甲子園の高校野球を観ていても、負けた選手の涙に心を動かされます。敗者もあるのがスポーツ。そして、その敗北からまた立ち上がっていくストーリーが僕の中でスポーツのグッとくるところです。
――入江さんが冬の競技を選ぶというのも意外でした。
入江 夏のオリンピックだと、自分も大会に行っているので他の競技を観ることがあまりなく、冬季オリンピックの方がテレビで観やすかったかもしれませんね。
――いよいよ、アジア競技大会が1年後に迫ってきました。入江さんにとっては身近な大会だと思いますが、オリンピックと比較するとあまりなじみがないという人も多いかもしれないですね。
入江 はい。日常的にスポーツが好きな人でも、アジア競技大会を知らない人は多いと思います。
大久保 私もアンバサダーに決まってからいろいろと調べました。4年に1回開催される「アジア版オリンピック」だと理解しています。この大会に関わることになり少しずつ勉強していくと、参加国・地域も競技数も多く、本当に大きなイベントだと感じています。
入江 僕も実は5回出ているのですが、アジア競技大会は、オリンピックと同様に選手村があったり、食堂があったり、オリンピックシンボルのついたウェアを身につけたり、TEAM JAPAN として挑むプレオリンピックといった位置づけのようになっています。中には優勝してアジアで1位になるとオリンピックの枠を得ることができる競技もありました。ちなみに、選手村はみんなで共同生活する楽しい雰囲気ですし、個人的にはそれを想像するだけでワクワクしますし、好きなんですよね。
大久保 なるほど。そう聞くと、私もワクワクします(笑)。いろいろな国や地域の方に会えますものね。
入江 そうなんです。そういう近い距離感で「村」となっている大会はないですし、選手としても楽しいですよね。
大久保 アンバサダーとして、選手村も取材してみたいですね。どこにできるのでしょうか。
入江 今大会に関しては、新たな試みとして選手はクルーズ船と移動式宿泊施設等に分かれて宿泊する形になる予定です。ただ、選手が集まるような食堂はできるようなので、ぜひ取材して体験してみてほしいです。
――大久保さんは愛知県田原市ご出身ということでアンバサダーに選ばれました。話を聞いてどのように思われましたか。
大久保 愛知県出身ということで選んでいただいて本当にうれしいです。ただ、「アジア競技大会・アジアパラ競技大会のアンバサダー」と聞いた時も、正直なことを言えばあまりピンと来ていませんでした。でも、こういう公的なポジションを任されるのもタレントとして信用があってこそだと思いますので、オファーをいただけたということには感慨深さもあります。いざふたを開けてみると、アンバサダー就任イベントの際も、大村秀章愛知県知事や行政の方々と一緒に並ぶような形で、厳かな雰囲気でしたよね。
入江 ぜひ大久保さんのキャラクターを出してもらいたいです。まだまだ、アジア競技大会を知らない人も多いので、そういう素の大久保さんが表現する感覚によって、身近に感じてもらえるといいですよね。
大久保 この選手、イケメンだなとか。
入江 本当にそうです。「このような競技を初めて知りました」などというのも良いですよね。実際に、僕も知らない競技がいっぱいありますし。
大久保 アジア競技大会ならではという競技もありますよね。
入江 はい。アジア競技大会は、チェスなどのマインドスポーツも競技になっているんですよ。カバディ、セパタクローなどもアジア大会ならではの競技ですよね。
――eスポーツも、前回の杭州2022アジア競技大会から正式競技になりました。
大久保 eスポーツですか! それもめちゃくちゃ注目集めそうですね。
――アジア競技大会も、1994年に広島で開催されて以来、32年ぶりの日本開催となります。今回は愛知・名古屋で開かれることについてはどのような期待感がありますか。
大久保 本当にうれしいですね。会場を見ると、名古屋ももちろんなのですが、私の地元、渥美半島南側の田原市でもサーフィンが実施されたり、すぐ隣の豊橋市でもさまざまな競技が行われたり、愛知県の海側、山側、いろいろな場所を広く使っていただけるんですよね。愛知県に行かれることはありますか。
入江 行くことはあるのですが、どの市がどこにあるかなどはちょっとまだ分からないです。
大久保 名古屋グルメなどと取り上げられますが、海の幸、山の幸、実は愛知にはおいしいものもいっぱいあります。この機会にいろいろと魅力を感じてもらえたらうれしいです。
――地元では必ず食べるというものはありますか。
大久保 ベタなのですが、よそから来た方に必ず勧めるのは「大アサリ」です。ウチムラサキというのが正式名称らしいのですが、アサリのお化けくらい大きさの貝。網焼きにして、そのまま食べてもおいしいですし、ちょっとしょうゆを垂らしても良いですね。海を見ながら、ビールを飲みながら食べたらもう最高です。ただ、歯が丈夫なうちじゃないと、かみ切れないかもしれませんが(笑)。
入江 弾力があるんですね。
大久保 全部歯の間に挟まっちゃうんですよ。他でなかなか食べられないですし、おすすめですのでぜひ若いうちに。
――入江さんは現役を退かれて1年あまりとなります。スポーツを外から見るようになって、変化したことなどはありますか。
入江 競技から完全に離れて、イベントや水泳教室などを除けば、今は泳ぐこともほとんどなくなりました。日常的にはジムに行って体を動かす程度です。僕は去年パリ2024オリンピックに出ることができず、初めて外から夏季オリンピックをテレビで観たのですが、すごく不思議な感覚になりました。
東京2020オリンピックまでは自分がオリンピックの舞台に立っていたわけですが、選手として出ているとやはり「勝たなくては」という気持ちで精いっぱいでした。それが一人のスポーツファンとして観る立場になると、選手たちが頑張っている姿にすごく感動します。頑張ってメダルをとってほしい気持ちもありますが、100%の力を出し切って、後悔のない試合にしてほしいという思いで観ていました。スポーツを観るのは楽しいと改めて感じました。
現実には、メダルが遠い選手ももちろんいます。その中でも、「自己ベストを出してほしい」「まずは決勝の舞台に行ってほしい」「オリンピックの空気を感じて、次の大会に活かすようなオリンピックにしてほしい」など、選手によっていろいろな思いをもってオリンピックを観ていました。
大久保 選手の気持ちが分かるからこそ、そういう見方になるんでしょうね。
――次の機会が4年後といわれると長い感じもしますね。
入江 4歳年をとるというのは大きいことです。その間につらい経験をすることもあるでしょうし、成績の良い3年間を過ごしてきたのにオリンピックイヤーだけ調子が良くないという選手もいます。競泳の世界でも、世界選手権やアジア競技大会には出ているのに、オリンピックの選考会だけ調子が悪くオリンピックに出場できなかった選手もいる。オリンピックの4年周期というのは独特だと思います。
大久保 長いのか、短いのか……。
入江 4年というのが絶妙なんですよね。
――入江さんが先ほどおっしゃっていたように、合間となる2年のタイミングでアジア競技大会があるというのがすごく意味がありそうですね。
入江 そうなんです。オリンピックの雰囲気を味わえたり、新しい世代の選手が入るきっかけになったりします。アジア競技大会となると、ほとんどの種目で中国が強く、それは競泳の世界でもそうです。中国には、世界でもトップクラスの選手が多いので、アジア競技大会といっても、実質的には世界のトップクラスの選手と戦うことになります。
大久保 そこで勝ったら勇気をもらえますし、モチベーションにもなりますね。
――オリンピックを目指すアスリートは2年後、4年後を見据えて戦っていくということですが、大久保さんがいらっしゃる芸能界では、先を見据えての成長などについてどのように考えるものなのでしょうか。
大久保 いえ、まったくノープランです(笑)。仕事があるかどうか、痛い感じだと思われないかどうか、「言葉が出てこないぞ」といった状況になっていないかどうか。そのように、今を気にかけながら、いけるところまでいこうとだけ考えています。私たちは仕事があってこそなので、なくなったら必然的にフェードアウトしていくことになります。ただ、自分で気づかないうちに醜態をさらしていることは怖いと思って気にかけています。誰かが肩をたたいてくれるわけではない世界なので、良いフォーマンスができないなと思ったら、自分で納得して田舎へ帰りたいと思います。
入江 いやいや(笑)。
――面白さを保つためのトレーニングなどはあるのでしょうか。
入江 笑いのトレーニング!(笑)
大久保 道を歩きながら、ツッコミを入れているわけじゃないですし、トレーニングなんて何もしていないです(笑)。でも、日々を新鮮に楽しめるようには意識していますかね。50歳を過ぎると真面目になってしまいがちですし、つい語ってしまいがちですし、ちょっと良いことを言おうといったことが頭をよぎることも増えるので、なるべく頭が固くならないように、くだらない感覚で物を見ることができるようにしようとは思っています。
――ネタの仕入れを意識したり、あるいはリフレッシュしたりといったことはないのでしょうか。
大久保 eスポーツというかゲームのことなども分からないですし、何かネタを仕入れようなどということはほとんど考えないです。今のアラフォー、アラフィフの女性たちに受け入れられるようなことはないかと気にしたり、健康問題に注目したり、韓流ドラマを楽しんだりといったことくらいです。映画を観に行きたいとも思うのですが、それもそれほどがむしゃらじゃないです。
入江 大久保さんはお酒がお好きなイメージがありますよね。毎日飲まれますか。
大久保 飲みますね。基本的に毎晩、晩酌はします。それがリラックスモードになる一番至福のひとときですね。そして、犬を飼っているのですが……。
入江 パコ美ちゃん(笑)。
大久保 そう、パコ美ちゃん(笑)。ワンちゃんを相手にお酒を飲むというのが一番リラックスできる大事な時間です。
入江 一人で飲むのと、外で誰かと飲むのでは、どちらがお好きなのでしょうか。
大久保 体力があって元気で好奇心旺盛な時は、人と会って話しているのが楽しいのですが、お疲れモードの時は一人の方が好きですね。
入江 テレビの生放送やロケなど多いと思いますが、意外と疲れますよね。
大久保 生放送、疲れますよ! やはり気を抜いてはダメじゃないですか(笑)。
入江 何か間違ったこと言ってもいけないですし。
大久保 他人の話もずっと集中して聞いていないといけないし、同じことを話してもいけないですし。2時間といっても結構疲れますよね。
入江 気を張りますものね。
――入江さんはお酒を飲まれるのでしょうか。
入江 僕は一人ではお酒を飲まず、友達と飲む時だけお酒を飲むと決めています。現役の時はあまり飲まなかったのですが、シーズンがまだ遠い時や大きいレースを控えていない時などは、友達とワイワイしながらお酒を飲むこともありました。リフレッシュといっても実は難しいんですよね。休みの日は、体力を温存したいわけですが、メンタルをリラックスさせたい。ずっと家にいることが果たして正解かどうかと考えると、体は休まるけど脳やメンタル面は休まっていなかったり、友達と遊んでいた方が頭はリフレッシュできたりするので、そのバランスをとるのが難しいと感じていました。
大久保 人それぞれですもんね。
入江 真面目な選手ほど、何もしないでゆっくりと過ごしがちですが、それはそれで精神的に疲れてしまいます。そうしたバランスをとるのがうまい選手が、トップになっている印象がありますね。
大久保 アスリートの方々は、体力、技術、メンタルをセットで整えないといけないと思うのですが、それが大変ですよね。
入江 直前まで調子が良くても、その日、一瞬で調子悪くなることもあります。自分の調子が悪いとか感覚が良くないとか、一方で他の選手の調子が良さそうだなとか、そういうことを気にしてしまうようになると、自分で自身のことを攻撃してしまいどんどん自分が崩れていってしまうものなんです。試合本番の一瞬まで、自分らしくいられるか、自分らしくやり切れるかという勝負ですね。
――推しの、あるいは、注目してきた選手やチームなどはありますか。
大久保 私はドラゴンズファンなので、やはり髙橋宏斗投手は注目しています。遡ると、バレーボールが好きだったので、川合俊一さんなどと同世代に活躍されていた熊田康則さんはワイルドな雰囲気で好きでしたね。あとは、羽生結弦さんも良いなと思って応援してきました。
入江 自分が競技をしてきた立場なので、推しみたいなことはないですが、先ほどもお話ししたように浅田真央さんの演技は感動しました。スポーツ全般、観るのも好きで、WBCの時は僕も東京ドームで観戦しましたし、バスケットボールも観ますし、大きなスポーツイベントは定期的に観に行きます。また、ラグビーをやっている友達が多いこともあってラグビーもよく観に行くのですが、競技の詳しいルールは分からなくても盛り上がっている雰囲気で楽しめますよね。スポーツを観る時に、詳しくないと観てはいけないという空気のようなものを感じることもあると思うのですが、まずはふわっと観て楽しめばいい、ということはお伝えしたいですよね。
――アジア競技大会も迫ってきましたが、こういうところに注目して観戦してほしいというアドバイスはありますか。
入江 競泳の場合でいえば、入場してくる時の選手の表情は人それぞれです。笑わない真剣な表情の選手もいますし、手を振っている選手もいますし、ヘッドフォンをしている選手もいますし、本当にさまざまです。このように、選手の表情や集中の仕方などに注目していただく見方にも楽しさがあると思います。
とくに、今回のアジア競技大会は愛知・名古屋での国内開催ですから、ぜひ会場に足を運んでほしいですね。会場に来ると、試合そのものの映像だけではなく、テレビでは観ることができない選手たちの表情、コーチやスタッフの様子などいろいろ観ることができます。それも生観戦の楽しさなのかなと思います。
――愛知・名古屋2026アジア競技大会に向けて、どのようなことを期待していますか。
大久保 私にとって、これまでスポーツがそれほど身近なわけではなかったのですが、それでも、オリンピック、ワールドカップ、WBCなどの大きな大会があると、友達とスポーツバーに集まってビールを飲みながら一緒に観ることがあります。ルールがよく分からなくても、みんなで気軽にお祭りのような感覚で楽しむことができれば良いと思います。そして、いっぱい感動をもらえたら良いですよね。とくに生で観る迫力は絶対に違うと思うので、私も現地観戦を楽しんで、全身で感動を味わいたいと思います。
入江 僕も2006年からアジア競技大会に出てきましたが、外から観る初めてのアジア競技大会になるので本当に楽しみです。機会があればいろいろな競技を観たいと思います。競泳は東京・辰巳でやりますので、ぜひ大久保さんも観てくださいね。
大久保 それもぜひ。
入江 東京2020オリンピックは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で無観客でした。日本開催の大きな国際総合大会としては、久しぶりに観客も入ることになりますので、東京2020オリンピックの分まで観たり体験したりしてもらえたらうれしいです。
大久保 まだ1年あるので、私もいろいろな知識を手に入れていきたいと思います。
――大久保さんも、これまで以上にスポーツに関心が出てきた印象ですね。
大久保 はい、そうですね。こうして入江さんにお会いできたり、先日も車いすバスケットボールの車いすに乗せていただいたりしたのですが、そういう機会を通じてスポーツに対する興味が湧いてきています。
――最後に一言ずつメッセージをお願いいたします。
入江 ぜひ、現地に来てほしいです。それが難しい場合も、テレビで観て楽しんでください!
大久保 愛知県を堪能してほしいです。試合はもちろん、帰りにご飯を食べたり、観光したりと楽しんでほしいです。
大久保 佳代子(おおくぼ・かよこ)
1971年5月12日生まれ。愛知県田原市出身。90年、小学校から高校まで同じ学校で過ごした光浦靖子とお笑いコンビ「オアシズ」を結成した。バラエティー番組『めちゃ2イケてるッ!』に出演し、人気に。以降、数多くのバラエティー番組、ラジオで活躍している。プロダクション人力舎所属。
入江 陵介(いりえ・りょうすけ)
1990年1月24日生まれ。大阪府出身。0歳から水泳を始め、中学の時に種目を背泳ぎ一本に絞る。北京2008オリンピックで初出場して以来、東京2020オリンピックまで4大会連続出場を果たす。ロンドン2012オリンピックでは200m背泳ぎの銀メダル含め3個のメダルを獲得した。24年4月、現役引退を表明。イトマン東進所属。
注記載
※本インタビューは2025年6月5日に行われたものです。
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