写真:エンリコ/アフロスポーツ

馬術

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馬術は、動物とともに行う唯一のオリンピック競技です。また、男女の区別なく同じ条件で実施されることも競技の特徴です。

パリ2024大会馬術障害馬術個人予選"

パリ2024大会 障害馬術個人 予選(写真:ロイター/アフロ)



馬術の見どころ

馬術競技は、初めてパリ1900大会で実施され、ヘルシンキ1952大会まで男性軍人のみが参加できる競技でした。その後、軍人以外の男性および女性も参加が認められ、現在は「馬場馬術」「障害馬術」「総合馬術」の3つの種目が実施されています。これらの競技の共通の見どころは、選手が馬へ拳(手綱)・脚・体重の移動などを駆使して細かな指示を出す技術と、馬がその指示に応じる能力です。選手と馬の信頼関係から生まれる見事なハーモニーにより、飛越や演技が迫力と華麗さを備え、馬術競技の魅力が引き立ちます。

パリ2024大会総合馬術クロスカントリー

パリ2024大会 総合馬術クロスカントリー(写真:AP/アフロ)

馬場馬術

馬場馬術は、20m×60mの長方形のアリーナ内で行われ、馬の演技の正確さや美しさを競うもので、決められた順番通りに運動する規定演技と、音楽に合わせて行う自由演技があります。特筆すべきは、馬がまるで自ら楽しんでいるかのように躍動し、ダンスを踊るかのような印象を与える点です。選手は馬に対して小さな合図を送り、馬はそれに合わせて時にはリズミカルに、時には優雅に動きます。芸術性も感じられる馬場馬術は、まさに人馬一体の妙技が魅力です。

パリ2024大会総合馬術馬場馬術

パリ2024大会 総合馬術 馬場馬術(写真:ロイター/アフロ)

障害馬術

障害馬術では、競技アリーナ内に設置された様々な色や形の障害物を決められた順番通りに飛越し、走行します。障害物を落下することなく、また馬が障害を避けたり止まったりせずに、規定の時間内にミスなくゴールすることが要求されます。障害物の高さは最大で165cmあり、奥行きも200cmに及ぶものもあります。踏み切りのタイミングを見極めることが重要で、適切な誘導が成功の鍵となります。選手が馬をリードし、馬の歩幅さえもコントロールしてジャンプを成功させ、巧みにコースを回るのが見どころです。

パリ2024大会馬術障害馬術個人予選

パリ2024大会 障害馬術個人 予選(写真:ロイター/アフロ)

総合馬術

総合馬術は、馬場馬術・クロスカントリー・障害馬術の3つの種目を、同じ人馬のコンビで行うトライアスロンのような競技で、人馬ともに総合的な能力やテクニックが要求されます。また、3日間にわたって行われるため、馬のコンディション維持が重要です。特にクロスカントリーでは、自然を生かした地形に40以上の障害物が配置された6kmほどのコースを約10分で駆け抜けます。時速30km以上のスピードで走行しますが、最短距離を攻めればタイムは早くなる一方で失敗するリスクが高く、逆に安全策をとればその分タイムがかかってしまいます。人馬ともに勇気とパワーが必要で、スピード感と迫力を楽しめます。

パリ2024大会馬術総合馬術クロスカントリー

パリ2024大会 総合馬術クロスカントリー(写真:AP/アフロ)

オリンピックにおける日本の歴史

日本が馬術競技に初めて出場したのはアムステルダム1928大会でした。それから長らくの間、ロサンゼルス1932大会で西竹一選手が障害飛越で獲得した金メダルが日本にとって唯一のメダルでしたが、パリ2024大会の総合馬術団体で大岩義明選手、北島隆三選手、戸本一真選手、田中利幸選手の4名が銅メダルを獲得。92年ぶりの快挙を成し遂げた4人のチームは『初老ジャパン』と呼ばれ、パリ2024大会の後も日本中から親しまれる存在となりました。

パリ2024大会で銅メダルを獲得した総合馬術チーム『初老ジャパン』

パリ2024大会で銅メダルを獲得した総合馬術チーム『初老ジャパン』(写真:エンリコ/アフロスポーツ)


参考情報INFORMATION

競技初回実施大会 パリ1900大会
TEAM JAPAN初出場大会 アムステルダム1928大会
競技別累計メダル数
  • 金1
  • 銀0
  • 銅1

2024年8月21日時点

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