写真:青木紘二/アフロスポーツ

カヌー

CANOE
お気に入りに追加するには
会員ログインが必要です。
ログイン会員登録はこちら

数千年の昔から、水上の移動手段として世界各地で人々に親しまれてきたカヌー。スポーツとしてのカヌーは19世紀にイギリスで発祥し、ベルリン1936大会から実施されました。

東京2020大会カヌー女子スプリントカナディアンシングル(C-1)200m予選

東京2020大会 カヌー スプリント 女子カナディアンシングル(C-1)200m 予選(写真:西村尚己/アフロスポーツ)



カヌーの概要

カヌーは主に川や湖、またそれに似た屋外の人工コースで行われるため、大自然と一体となる爽快感がこの競技の最大の魅力です。ボートとは異なり、漕ぎ手は艇の進行方向に向いているのが特徴です。競技に使われるカヌーは、甲板が無く片端に水かきがあるパドル(櫂)を使う「カナディアン」と、こぎ手が座るコックピット以外は甲板で覆われ、両端に水かきのあるパドルを使う「カヤック」の2種類のタイプがあります。また、カヌーの種目には「スプリント」「スラローム」があります。

東京2020大会 カヌー スプリント 男子カヤックシングル(K-1)200m 予選

東京2020大会 カヌー スプリント 男子カヤックシングル(K-1)200m 予選(写真:ロイター/アフロ)

スプリント

スプリントは、以前はフラットウォーターレーシングと呼ばれていました。8つのレーンが整然と配置され、平坦で穏やかな水面上で行われるこのレースでは、参加者が一斉にスタートし、まっすぐなコースを疾走してゴールに向かいます。スタートダッシュの後、水しぶきを上げながら水上を滑り進むその様子は迫力満点で、見ているだけでも爽快な気分になります。スプリントはシングル(1人乗り)、ペア(2人乗り)、フォア(4人乗り)の区別があり、距離も200m、500m、1000mの3種類あります。ボートが2000mであるのに対し距離が短く、200mは30〜50秒ほどで終わってしまいます。パリ2024大会では、「カナディアンシングル」(男子1000m・女子200m)「カナディアンペア」(男女ともに500m)「カヤックシングル」(男子1000m・女子500m)「カヤックペア」(男女ともに500m)「カヤックフォア」(男女ともに500m)の5種目が行われます。

東京2020大会カヌー男子スプリントカヤックフォア(K-4)500m準々決勝

東京2020大会 カヌー スプリント 男子カヤックフォア(K-4)500m 準々決勝(写真:ロイター/アフロ)

スラローム

スラロームは変化に富んだ流れのある川に、2本のポールをぶら下げたゲートを20前後設け、これに触れずに上流から下流へとワイルドなタイムレースを行います。ゲートに触れたり通過しなかったりすると、ペナルティの点がタイムに加算されます。パリ2024大会では、「カナディアンシングル」「カヤックシングル」と、新種目として「エクストリームカヤック」が実施されます。エクストリームカヤックでは、4人の選手が同時にスタートし、ゲートを通過するなどの決められたイベントに挑戦し、最初にゴールした選手が優勝者となります。競り合いで誰が勝っているのかがはっきりしており、これまでのスラロームとは異なる魅力が生まれることでしょう。

東京2020大会カヌースラローム女子K-1予選

東京2020大会 カヌー スラローム 女子カヤックシングル(K-1) 予選(写真:ロイター/アフロ)


参考情報INFORMATION

競技初回実施大会 ベルリン1936大会
TEAM JAPAN初出場大会 東京1964大会
競技別累計メダル数
  • 金0
  • 銀0
  • 銅1

2024年1月1日時点

TEAM JAPAN記録を見る

お気に入りに追加

お気に入りに追加するには
会員ログインが必要です。
ログイン会員登録はこちら
ページをシェア