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バドミントン

概要

 バドミントンは、1人対1人、または2人対2人で、ラケットを使ってネット越しにシャトルを打ち合い、得点を競うゲーム。オリンピックでは1992年バルセロナ大会から正式競技となり、男女シングルス・男女ダブルス・混合ダブルスが行われています。バドミントンが他のネットスポーツと決定的に違うのは、丸いボールではなくはシャトルという全く形の違うものを使うことです。シャトルとは、半球状のコルクに水鳥などの羽根を接着剤などで固定したもの。ラケットで打った瞬間の初速は、あらゆる球技の中で最も速いですが、空気抵抗を大きく受けるため、初速と相手コートに届くときの終速は著しく違います。そのシャトルの特性により、バドミントンはストロークの種類が多く、ラリーがスピードや変化に富んでいることが特徴です。


ルール・見どころ

 バドミントンの試合はすべて2ゲーム先取の3ゲームマッチで、各ゲーム21点を先取したほうが勝ち、20点オールになったときは2点差がつくまで続きます。ただし29点オールになった場合には、30点目を得点した方がそのゲームの勝者となります。

シングルスではそれぞれ3〜4人の16のグループに分かれて総当たりのリーグ戦が行われ、各グループで1位になった選手が決勝トーナメントに進みます。
 ダブルスでは4組ずつの4つのグループに分かれてリーグ戦が行われ、それぞれの上位2組が決勝トーナメントに進みます。

 バドミントンの試合で強打されるスマッシュは、手元に届いた時にもかなりのスピードが残っていますが、ヘアピンとよばれるネットプレーやドロップショットでは一瞬にして速度が落ちます。ラケットの握り方や力の入れ方、角度のつけ方などにより、緩急の差に加えさまざまな変化が生まれ、多彩なショットの打ち分けにつながるのです。

 一流選手は「ここに打ったらここに返ってくる」と、2手、3手先を読んでプレーします。相手の動きを予測しあい、逆をつくプレーをしあう駆け引きもバドミントン観戦の面白さのひとつです。

 シングルスでは特に、相手を動かしてオープンスペースをつくり、そこを狙うと得点につながりやすくなるため、いかにオープンスペースをつくるかが見どころです。ダブルスでは、シングルス以上のスピーディーな展開が見もの。また一人一人の実力に加え、二人のコンビネーションが大きく影響してきます。ローテーションといわれますが、攻撃、守備、再び攻撃と二人の陣形は状況に応じてめまぐるしく変化していきます。どんな球がきた時にどんなフォーメーションになっているのか、それがどう変化していくかを見るだけでも面白さがあります。

 ミックスダブルスでは、女子が集中攻撃を受けるのがパターンです。女子が男子の強打をどれだけレシーブできるか。男子はパートナーの女子をどれだけフォローできるかが勝利のカギを握ります。

※東京2020大会組織委員会公式サイトより


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