
競技の歴史
弓矢の使用は、有史以前の洞窟壁画まで遡ることができます。1500年代まで狩猟と戦争の道具として使用されました。
今日のアーチェリー用具の弓は、ハンドルは軽合金製、リムはカーボンファイバー製。矢はカーボン繊維をアルミチューブにかぶせた作りで、時速240km前後という新幹線なみの速さで飛びます。正確なシューティングには、男子の場合20kgを超える引き重量をコントロールするための強靱な筋力と、プレッシャーに打ち勝つ精神力が求められます。
アーチェリーには、ターゲット、フィールド、インドアの3つの競技があり、オリンピックではターゲットが行われます。
オリンピック競技としてのアーチェリーは、1900年第2回パリ大会で正式競技になりましたが、1920年第7回アントワープ大会以降競技から外れ、1972年第20回ミュンヘン大会で復活を果たしました。団体競技が追加されたのは、1988年第24回ソウル大会からです。
日本での競技の歴史
1947年、初の全国組織が設立され、本格的な活動の第一歩が踏み出されました。以後、着実な成長を遂げ、現在登録会員数は、約12,000人となっています。
第1回全日本選手権大会が開かれたのは1959年のことです。その2年後、初めて世界選手権大会に参加しましたが、世界との距離を認識させられる結果となりました。日本は1972年のミュンヘン大会に参加して以来、モスクワを除くすべてのオリンピックに選手を派遣しています。
1975年の世界選手権大会で、男子が団体で銀メダルを獲得。翌年のオリンピック、第21回モントリオール大会では、男子個人総合で道永宏選手が銀メダルに輝いています。さらに1977年の世界選手権大会では、男子個人総合で亀井孝選手が銀、男子団体で銅と、世界のトップグループに名を連ねるようになりました。
1984年のロサンゼルス大会では、男子個人総合で銅メダルと久々に上位入賞を果たし、翌年の世界選手権でも、男子個人総合で銅を獲得しました。その後、国際舞台ではやや低迷状態が続き、なかなか上位に食い込むことができなかったのですが、2003年の世界選手権で女子が団体の銀メダルを獲得しました。
過去の入賞者、メダル獲得については、「オリンピック歴代日本代表選手全記録」で検索できます。

Photo:AFLO SPORT
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