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リオの熱い感動再び「オリンピックコンサート2016」を開催

カテゴリ:イベント
2016.10.21
リオの熱い感動再び「オリンピックコンサート2016」を開催
「オリンピックコンサート2016」が開催された(写真:アフロスポーツ)
リオの熱い感動再び「オリンピックコンサート2016」を開催
オリンピアンの藤本隆宏さんが5年連続でナビゲーターを務めた(写真:フォート・キシモト)

 日本オリンピック委員会(JOC)は10月7日、東京国際フォーラムで「オリンピックコンサート2016」を開催しました。

 オリンピックコンサートは全世界で行われているオリンピックデーイベント(オリンピックデーは6月23日)の一環として日本独自に開催しているイベント。感動的なオリンピック映像と壮大なシンフォニーオーケストラの共演は、毎年多くの方にご好評いただいています。今年のコンサートは8月5日から21日まで開催されたリオデジャネイロオリンピックにフォーカスしたため、オリンピック・パラリンピック合同パレードと同日の10月7日に開催となりました。

 今年は「応援をありがとう!感動をありがとう!」をテーマに、指揮、梅田俊明さん、演奏、「THE ORCHESTRA JAPAN」が昨年に引き続き担当。オリンピアン(水泳・競泳/ソウルオリンピック、バルセロナオリンピック出場)で俳優の藤本隆宏さんが5年連続でナビゲーターを務めました。


リオの熱い感動再び「オリンピックコンサート2016」を開催
開会式の映像とともに演奏がスタート(写真:フォート・キシモト)
リオの熱い感動再び「オリンピックコンサート2016」を開催
リオの感動がよみがえる演出(写真:アフロスポーツ)

■オリンピックの熱戦がよみがえる

 オープニングナンバーはジョン・ウィリアムズ作曲の『リバティ・ファンファーレ』。リオデジャネイロの街や自然の中で数々のオリンピック種目を行う様子が映像で紹介され、続く2曲目にはリオ大会の開会式の映像とともに、渡辺俊幸さん編曲によるサンバ、ボサノバなどのメドレー『ブラジルの熱い夏』が演奏されたことで、曲名どおりスポーツに燃えたあの熱い夏、リオデジャネイロオリンピックの感動を呼び起こすにふさわしい幕開けとなりました。

 会場がリオ大会ムードに入ったところで、3曲目はセルゲイ・ラフマニノフ作曲の『交響曲第2番』から第3楽章が演奏されました。「夢への道のり」と題し、ラフマニノフの荘厳な調べを響かせながら、映像ではメダリストたちの幼少時代から、厳しいトレーニングに打ち込む姿、また悔し涙に濡れたシーンを経て、リオでの歓喜の瞬間を紹介するなど、数々の感動がよみがえる演出がなされました。

 そして、第1部最後は「日本人選手の雄姿」をテーマに、ミハイル・グリンカ作曲の『ルスランとリュドミラ』序曲に乗せて、リオ大会での日本人選手の活躍シーンがふんだんに映像で紹介されました。


リオの熱い感動再び「オリンピックコンサート2016」を開催
左から「Mon STARS」の石井一孝さん、橋本さとしさん、岸祐二さん(写真:アフロスポーツ)
リオの熱い感動再び「オリンピックコンサート2016」を開催
蘭寿とむさん(写真:アフロスポーツ)

■蘭寿とむさんらによるミュージカルステージ

 第2部のオープニングを飾ったのは、元宝塚歌劇団花組トップスターの蘭寿とむさんと、2011年に帝国劇場で上演されたミュージカル『三銃士』でタイトルロールの“三銃士”を演じた橋本さとしさん、石井一孝さん、岸祐二さんによるユニット「Mon STARS(モンスターズ)」による夢の共演「Musical Dream!」。まずはMon STARSの3人がミュージカル『レ・ミゼラブル』の名バラード『彼を帰して』を情感たっぷりに歌い上げると、今度は一転して『三銃士』から『1人はみんなのために、みんなは1人のために』を力強く熱唱。続いて蘭寿さんがミュージカル『天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト〜』より『Sister Act』をしっとり歌い上げ、最後は蘭寿さんとMon STARSの3人が一緒になって『レ・ミゼラブル』の名曲『One day more』で締めくくりました。

 次に、「言葉でつづるリオデジャネイロオリンピック」と題し、『ラフマニノフ・ラプソディ〜主よ人の望みの喜びよ』の2曲続けての演奏と一緒に、SNSで寄せられたファンからの応援の言葉、リオでオリンピアンが話した言葉・声が、名場面と合わせて紹介されました。


リオの熱い感動再び「オリンピックコンサート2016」を開催
萩野選手(右から3人目)が感謝のメッセージ(写真:アフロスポーツ)
リオの熱い感動再び「オリンピックコンサート2016」を開催
伊調選手(左から4人目)も会場のファンに向けて感謝の言葉を送った(写真:アフロスポーツ)

■メダリストから感謝のメッセージ

 “応援をありがとう!”の気持ちを、オリンピアンが実際に伝えるトークコーナーでは、コンサートに出席したメダリスト33名がステージに登壇。一人ひとりが感謝の気持ちや東京2020大会へ向けての決意を伝えました。

「素晴らしい演奏と映像を見て、またあの日の感動を思い出しました。感謝の気持ちでいっぱいです」(桐生祥秀選手/陸上競技)

「映像を見て僕自身感動を思い出しました。先日引退しまして、あの感動と興奮をもう味わえないのかなと思うと少し寂しいですが、これからは次の東京オリンピックが成功するように後輩たちをサポートしていきたいと思います」(松田丈志選手/水泳・競泳)

「素敵な映像と演奏で心が打たれてすごく感動しました。このメダルは自分ひとりだけでは取れなかったメダルなので本当に感謝しています」(三井梨紗子選手/水泳・シンクロナイズドスイミング)

「皆さんの応援のおかげでこうして金メダルを取ることができ、そして今日お見せすることができて本当にうれしく思います。あらためて映像を見て(吉田)沙保里さん、(伊調)馨さんという偉大な先輩がいて、今の私たちがいることに気づきました。私たちもその先輩に少しでも追いつけるように東京オリンピックでの2連覇を目指してまた頑張っていきたいと思います」(登坂絵莉選手/レスリング)

「今日は音楽と映像のコラボで胸が熱くなるシーンがたくさんあって、ジーンと来ました。2020年でも皆さんのご声援をよろしくお願いいたします」(三宅宏実選手/ウエイトリフティング)」

「今日はすごく感動したので、東京ではこれ以上の感動を届けていけるように僕自身も頑張ります。卓球競技も頑張っていくので、ぜひ楽しみにしていてください」(吉村真晴選手/卓球)

「素敵な映像と音楽で感動しました。あらためてオリンピックの魅力、素晴らしさを感じることができました。今回、柔道競技は全階級でメダルを獲得できました。東京ではリオ以上の成績を残せるように、そして感動を届けられるように頑張っていきますので今後とも応援よろしくお願いいたします」(大野将平選手/柔道)

「今日の演奏や映像を見て、スポーツの素晴らしいところをあらためて実感したので、4年後の東京ではもっともっとたくさんの方にスポーツの素晴らしさを伝えられるように私自身、競技からパフォーマンスで伝えていきたいと思います」(奥原希望選手/バドミントン)

「僕にとってはリオオリンピックはいい思い出だったので、こうした素晴らしい形で皆さんとこんな夜を共有できてうれしいです。4年後もこの素晴らしい気持ちを皆さんと共有できる日を楽しみにしています」(羽根田卓也選手/カヌースラローム)

「4年前のロンドンパラリンピックを見てから車いす陸上という競技を知って、この舞台で輝いている選手たちを見て、自分も目指したいと思い、3年半かけてリオで銀メダルを獲得することができました。周りの応援してくれる家族、友人、会社の方などに本当に感謝しています。リオでは金メダルを取ると公言していたのですが、銀メダルで終わってしまったので、東京では金メダルを取れるように頑張りたいと思います」(佐藤友祈選手/パラリンピック陸上競技)


リオの熱い感動再び「オリンピックコンサート2016」を開催
オーケストラを率いた指揮者の梅田俊明さん(写真:アフロスポーツ)
リオの熱い感動再び「オリンピックコンサート2016」を開催
フィナーレでは恒例の「オリンピック賛歌」を合唱、金のテープが華やかに舞った(写真:フォート・キシモト)

■華やかにフィナーレ

 オリンピックコンサートも残り2曲となり、この日の12曲目は「リオデジャネイロオリンピック最高のパフォーマンスをラフマニノフに乗せて」と題し、ラフマニノフの『交響曲第2番』の第4楽章とともに、陸上男子100m&200m&400mリレーの3種目で前人未到の3連覇を達成したウサイン・ボルト選手、今大会5個・通算23個の金メダルを獲得した競泳のマイケル・フェルプス選手ら、世界のオリンピアンたちが見せた最高のパフォーマンスが迫力の映像で再現されました。そして、最後は蘭寿さん、Mon STARSの橋本さん、石井さん、岸さん、そしてナビゲーターを務めた藤本さんが、都立新宿高校音楽部の皆さんと一緒にスピロ・サマラ作曲の「オリンピック讃歌」を合唱。クライマックスでは客席前方から金のテープが勢いよく飛び出し、華やかにフィナーレを迎えました。

 鳴り止まない拍手の中、アンコールではピエトロ・マスカーニ作曲の『カヴァレリア・ルスティカーナ』の間奏曲が演奏され、映像ではアスリートと親・指導者の絆をテーマとしたシーンを紹介。再び涙を誘うリオ大会の思い出とともに、2時間半に渡る感動のコンサートの幕が下りました。

 終演後、伊調選手、萩野選手、バドミントンの橋礼華選手・松友美佐紀選手に、あらためてコンサートの感想を聞きました。

■伊調馨選手(レスリング)
「ロンドンのときも同じようにコンサートに参加したんですが、やっぱり映像とともになので大会当時を思い出すと言いますか、他の競技の方の姿も見てジーンと来ますね。大会では自分の競技のことでいっぱいいっぱいなところもあるので、こうして他の競技も見て、やはりスポーツっていいなって思います」

■萩野公介選手(競泳)
「やっぱり魂がこもっているものには感動するなと思いました。演奏だったり歌声だったり、泳ぎというか競技のパフォーマンスだったり、そういうのを見ることができていい時間をすごさせていただきました。オリンピックコンサートは何度か参加させていただいているんですが、何度見てもすごいですね。本当に感動しました」

■橋礼華選手(バドミントン)
「とても感動しました。自分の映像が出るのは恥ずかしかったのですが、ほかの選手の映像ではもう泣きそうになって……でも恥ずかしいので泣かない方がいいかなと思って、ずっとこらえていました。とても楽しかったです」

■松友美佐紀選手(バドミントン)
「なかなかこういったオーケストラの演奏を聴く機会もないですし、さらに自分たちがやってきたことはああいう形で見ることができて、あらためて頑張ってきて良かったなと思いましたし、これからもさらに頑張ろうという気持ちになりました」





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