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平成28年度 JOCナショナルコーチアカデミーが開講

カテゴリ:その他活動
2016.09.21
平成28年度 JOCナショナルコーチアカデミーが開講
主催者あいさつのほか、最初の講義も担当した橋本聖子JOC選手強化本部長(写真:アフロスポーツ)
平成28年度 JOCナショナルコーチアカデミーが開講
今年度は44名がアカデミーを受講する(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は9月12日、味の素ナショナルトレーニングセンター(味の素トレセン)で「平成28年度JOCナショナルコーチアカデミー開講式」を開催しました。
 JOCナショナルコーチアカデミーは、オリンピックをはじめとする国際競技大会で活躍できる選手を育成・指導する真のエリートコーチや各種スタッフの養成を目的としており、平成24年に策定された「スポーツ基本計画」に明示され、また「JOC GOLD PLAN」の長期的国際競技力向上計画の一環として位置づけられています。今年度のアカデミーは各競技団体から44名の指導者が受講します。

 本アカデミーは、(1)日本の代表としての品性・資質を兼ね備えた真のトップコーチを育成する『エリート(elite)』、(2)職業観・倫理観・社会的責任において、専門家としての誇りを持つコーチを養成する『プロフェッショナル(professional)』、(3)日本としての戦い方を追求するとともに、「国際基準」を踏まえた戦略、強化指導を行うことができ国際舞台で活躍できるコーチを育成する『インターナショナル(international)』、(4)受講者と講師、受講者間の双方向による情報交換を主体とし、また指導現場において選手及び指導者間との双方向を意識できる指導者を養成する『インタラクティブ(interactive)』、(5)競技の枠を超えた交流・連携を通し、日本スポーツ界の発展を目指す『チームニッポン(Team NIPPON)』の5つのコンセプトを掲げており、今年度は同日から11月11日までの約2ヶ月間、原則毎週月曜日から木曜日までの4日間でカリキュラムを実施します。

 主催者を代表してあいさつに立った橋本聖子JOC選手強化本部長は、まず自らが選手団団長を務めたリオデジャネイロオリンピックにおける関係者のサポートに対してお礼を述べ、「これから2020年はもちろん、2020年以降のスポーツ界のあるべき姿、そして日本社会においてどのようにスポーツ界が存在していくかということも含めながら、是非アカデミーで有意義な時間を過ごし、その活躍を期待させていただきたいと思っています」と受講者を激励しました。


平成28年度 JOCナショナルコーチアカデミーが開講
来賓を代表してあいさつを行った矢ア卓歩スポーツ庁競技スポーツ課長(写真:アフロスポーツ)
平成28年度 JOCナショナルコーチアカデミーが開講
星野一朗JOC選手強化担当理事によるカリキュラム説明(写真:アフロスポーツ)

 来賓代表として登壇した矢ア卓歩スポーツ庁競技スポーツ課長は、リオデジャネイロオリンピックで好成績を残した日本代表選手団について「2020年東京オリンピック競技大会に向け大きく弾みをつけることができた」とその活躍をねぎらい、「近年の日本選手の活躍は、本アカデミー修了者をはじめとするコーチ・スタッフの皆様に、長期に渡り選手強化へのご支援、ご尽力をいただいた賜物であると感じております」と感謝の意を示しました。そして、東京2020大会で掲げている「金メダル獲得数世界3位以内」の目標達成に向けては「コーチ・スタッフとしてご活躍される皆さんの手腕にかかっているといっても過言ではありません」と述べ、自身のコーチ力を磨き、競技間の交流を通してチームジャパンとしての絆を深めることを求めるとともに、東京2020大会に向けたさまざまな強化活動に対する支援を約束しました。

 アカデミーの概要について説明を行った星野一朗JOC選手強化担当理事は、カリキュラム実施において「メダル獲得までのプロセス、失敗例、総合的戦略などをお互いに出し合い、そこから学ぶことを取り上げていきたい」と、ケーススタディの重要性を強調。「1%の成功は99%の失敗から生まれている」というホンダ創業者、本田宗一郎氏の言葉を例に出しながら失敗例の共有の大切さを説き、「お互いが心を開いて率直に伝え合うことが大事」と述べました。

 カリキュラムは「コーチング」「マネージメント」「コミュニケーション」の3つの柱に沿って、コーチング論や運動視察、マネージメント論、言語技術、プレゼンテーション実習などが予定されており、全体のまとめとして用意されている試験も筆記試験だけでなく、口頭試験、プレゼンテーション試験も実施。星野理事はこれまでの受講者の声も紹介しながら、競技間の連携、意識の変化、世界で戦う自覚を促しました。

 そして最後に、本アカデミーにおけるスローガン的な位置づけとして、サッカーフランス元代表監督のロジェ・ルメール氏の「学ぶことをやめたら、教えることをやめなければならない」という言葉を紹介。「ぜひこの言葉を胸に刻んでいただき、これから8週間、仲間と連携しながら頑張って下さい」と呼びかけました。

※この活動はスポーツ振興くじの助成金を受けて実施されています。





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