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2020年を目指す7名が新たな道へ 平成26年度JOCエリートアカデミー修了式レポート

カテゴリ:選手強化
2015.03.19
2020年を目指す7名が新たな道へ 平成26年度JOCエリートアカデミー修了式レポート
修了生7名のうち4名が式典に参加した(写真:アフロスポーツ)
2020年を目指す7名が新たな道へ 平成26年度JOCエリートアカデミー修了式レポート
青木JOC副会長兼専務理事による主催者あいさつ(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は8日、味の素ナショナルトレーニングセンター(味の素トレセン)で「平成26年度JOCエリートアカデミー修了式」を開催しました。JOCエリートアカデミーは、オリンピックをはじめとする国際競技大会で活躍できる選手の育成を目標に、平成20年度に開校しました。各競技団体から推薦された有望なジュニア選手を集め、味の素ナショナルトレーニングセンターを拠点にして集中的な指導を行っており、平成26年度は5競技52名の選手が所属しています。

 今年度は1期生から4期生までの計7名が修了を迎えました。式には修了生7名のうち、海外遠征などで不在の3名を除く4名の選手と、その家族・関係者、JOC、文部科学省、競技団体、学校関係者、エリートアカデミー在校生らが参加。オリンピック出場を目指し、4月から新たな道に進む選手たちの門出を祝福しました。

 はじめに主催者を代表して青木剛JOC副会長兼専務理事があいさつを行い「入校時の不安げな表情が昨日のことのように思い出されますが、今日は皆さんたくましく、晴れやかな表情をしています。5年後の東京オリンピック・パラリンピックでは日の丸を背負い、国民に勇気や感動を与えてください。それは大きな力となり日本全体を変えていくはずです。これからはJOCのエリートアカデミー生としての誇りを胸に、大きく成長していかれることを期待しています」と述べました。


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在校生を代表して送辞を述べる宮崎くん(写真:アフロスポーツ)

 修了生の紹介、来賓3名(文部科学省スポーツ・青少年局:坪田知広競技スポーツ課長、日本スポーツ振興センター:高谷吉成理事、北区教育委員会:内田隆教育長)のあいさつに続いて、福井烈JOC理事が修了証を授与。名前を呼ばれた修了生が大きな声で返事をして修了証を受け取ると、場内からはあたたかい拍手が送られました。

 在校生代表からの「送る言葉」では、平成27年度のキャプテンを務める宮崎友くん(卓球)が登壇。「これから苦しいことも多々あると思いますが、JOCエリートアカデミーで学んだことを生かして、力強く乗り越えていってほしいと思います。そして、いつまでも僕の憧れの先輩でいて下さい。僕も負けないくらい成長していきたいと思います」とメッセージを送りました。


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涙をこらえながらスピーチをした古市さん(写真:アフロスポーツ)
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「寮生活で成長できた」と語った酒井くん(写真:フォート・キシモト)

 そして、最後に修了生による決意表明が行われました。第1期生として小学校6年生で入校した古市雅子さん(レスリング)は「最初は何をして良いのか不安で、親と離れ離れの生活がとても寂しくて毎日泣いていましたが、今では同じ立場の子を支えられるようになりました。一からレスリングを教えてくださった監督、コーチの方々には本当に感謝をしています。6月の全日本選手権で優勝し、リオデジャネイロオリンピックを目指して頑張ります」と、あふれる涙を懸命にこらえながら周りへの感謝を口にしました。

 2期生の酒井明日翔くん(卓球)は、「入校前は全日本でもベスト8止まりでしたが、アカデミーに入ってからは全日本で優勝することができました」と成長を実感。「お世話になったたくさんの方々へ感謝の気持ちを忘れず、オリンピックでメダルを獲得するという目標に向かって努力をしていきます」と抱負を述べました。


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修了証を受け取る村松くん。4月からは実業団に進む(写真:アフロスポーツ)
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両親へ感謝の言葉を繰り返した緒方さん(写真:フォート・キシモト)

 昨年の南京ユースオリンピックで日本代表選手団の主将を務めた村松雄斗くん(卓球)は、「6年間で納得のいく結果を出せたことは少なかった」というなかで、ユースオリンピックや世界ジュニア選手権の活躍で自信を取り戻せたと明かし、「これからは今まで以上の結果が求められるので、より勝ちにこだわってやっていきたいです」と実業団選手としてスタートする競技生活への意気込みを語りました。

 緒方実奈海さん(フェンシング)は中学2年生のときに3期生として入校。アカデミーへの入校を決意したときも、結果が出なくて苦しかったときも常に背中を押して励ましてくれた両親をはじめ、「多くの人に応援してもらい、励まされ、ここまで来ることができました」と感謝し、「新しい環境ではつらいことや悩んだりすることも多くあると思いますが、ここでの生活を思い出し頑張っていこうと思います」と晴れやかに締めくくりました。


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式典には在校生、保護者、味の素トレセンスタッフら多くの関係者が参加(写真:フォート・キシモト)

 また式典に出席できなかった3名の修了生からは、ビデオメッセージが寄せられました。3期生の乙黒圭祐くん(レスリング)は「つらいこと、悔しいことがたくさんありましたが、その分楽しいことやうれしいこともあり、とても充実していました。大学進学後は先輩方に胸を借り、これからも成長し続けられるよう努力します」と笑顔を見せました。
 キャプテンを務めた野口凌平くん(フェンシング)は「どんな困難にも屈しない強い気持ちと自信を持って、オリンピックで金メダルを取るという目標に向かって日々努力をしていきたいです。1年間アカデミーのキャプテンとして活動してきたことに誇りを持ち、この経験を糧に新しいステージで頑張ります」と思いを新たにしました。
 そして、4期生の安部慶輝くん(フェンシング)は「ここで得た経験を生かし、たくさんの壁にぶち当たって、競技力はもちろん、人としても大きく成長し、2020年の東京オリンピックでみんなに勇気を与えられるようなプレーで金メダルを取りたいと思います」と力強く宣言しました。

<平成26年度JOCエリートアカデミー修了生>

名前:乙黒 圭祐(おとぐろ けいすけ)
競技:レスリング
出身地:山梨県
高校:帝京高等学校
進路:山梨学院大学法学部
主な競技成績:2012年世界カデット選手権大会男子50キロ級3位ほか

名前:古市 雅子(ふるいち まさこ)
競技:レスリング
出身地:熊本県
高校:安部学院高等学校
進路:日本大学文理学部
主な競技成績:2014年世界ジュニア選手権女子67キロ級優勝ほか

名前:酒井 明日翔(さかい あすか)
競技:卓球
出身地:岐阜県
高校:帝京高等学校
進路:明治大学政治経済学部
主な競技成績:2012〜2014年世界ジュニア選手権男子団体2位ほか

名前:村松 雄斗(むらまつ ゆうと)
競技:卓球
出身地:山梨県
高校:帝京高等学校
進路:東京アート株式会社
主な競技成績:2014年ユースオリンピック男子シングルス2位ほか

名前:野口 凌平(のぐち りょうへい)
競技:フェンシング
出身地:福岡県
高校:帝京高等学校
進路:法政大学経営学部
主な競技成績:2013年世界カデ選手権男子フルーレ日本代表ほか

名前:安部 慶輝(あべ よしき)
競技:フェンシング
出身地:秋田県
高校:帝京高等学校
進路:拓殖大学政経学部
主な競技成績:2012年アジアカデ選手権個人2位ほか

名前:緒方 実奈海(おがた みなみ)
競技:フェンシング
出身地:熊本県
高校:帝京高等学校
進路:法政大学法学部
主な競技成績:2013年アジアカデ選手権個人6位ほか





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