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のべ1万2000人がアスリートと触れ合う 体育の日にスポーツ祭りを開催

カテゴリ:イベント
2014.10.22
のべ1万2000人がアスリートと触れ合う 体育の日にスポーツ祭りを開催
のべ1万2000人が参加したスポーツ祭り2014(写真:フォート・キシモト)
のべ1万2000人がアスリートと触れ合う 体育の日にスポーツ祭りを開催
松田選手(右)と太田さんが「スポーツ祭りの火」を点火(写真:フォート・キシモト)

 日本オリンピック委員会(JOC)は10月13日、文部科学省や日本体育協会などとの共催で、体育の日・中央記念行事「スポーツ祭り2014」を開催しました。今年で6回目の開催となった「スポーツ祭り」は、1964年に開催された東京オリンピック大会を記念し、国民がスポーツに親しみ健康な心身を培うという趣旨で祝日に制定された「体育の日」に行われています。
 会場となった東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター、国立スポーツ科学センターなどには、およそ70人のオリンピアンやパラリンピアン、アスリートが集まり、のべ1万2000人の参加者とともにスポーツを楽しみました。

 味の素フィールド西が丘で行われた開会式では、下村博文文部科学大臣が「2020年には再び東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。来年、スポーツ庁を設置する法案が通ると思います。トップアスリートの支援によって2020年東京オリンピック・パラリンピックは史上最高のメダルを獲得する。ここ味の素ナショナルトレーニングセンター、国立スポーツ科学センターを中心として環境面をバックアップし、多くの国民に勇気と感動を持ってもらう。そして同時にここにおられるすべての皆さんがスポーツによって生き生きとした健康な人生を送れるような環境作りのためにしっかりと支援をしていきたいと思います。今日一日トップアスリートの皆さんと一緒に、ぜひスポーツを通じてコミュニケーションを取りながら楽しんでいただきたいと思います」と開会宣言。

 続いて、室伏由佳さん(陸上競技)、清水聡選手(ボクシング)らが日本国旗を、荻原次晴さん(スキー・ノルディック複合)、大林素子さん(バレーボール)、宮下純一さん(競泳)、伊藤華英さん(競泳)、河合純一さん(パラリンピアン 競泳)らが主催団体旗を持って入場しました。そして、松田丈志選手(競泳)と太田渉子さん(パラリンピアン クロスカントリースキー)が「スポーツ祭りの火」を点火。最後に、田中光さん(体操競技)がお手本役となって、「スポーツ祭り体操2014」と題した準備運動を行いました。


のべ1万2000人がアスリートと触れ合う 体育の日にスポーツ祭りを開催
伊藤さんは参加者と元気にハイタッチ(写真:アフロスポーツ)
のべ1万2000人がアスリートと触れ合う 体育の日にスポーツ祭りを開催
運動会には約500人の小学生が参加(写真:アフロスポーツ)

 開会式に続いて「オリンピアンふれあい大運動会」が行われました。アスリートと約500人の小学生が赤、青、黄、緑、白の5組に分かれ、「大玉ころがし」「フラフープ競争」「しっぽ取り競争」で交流しました。子どもたちはアスリートのアドバイスのもと、工夫をしながら和やかなムードの中で一生懸命競技に取り組みます。優勝は、得点が2倍となる最後のしっぽ取り競争で大逆転劇を演じた、原田窓香さん(リュージュ)率いる青チーム。表彰式で大きな優勝トロフィーを渡された原田さんは、勝利の秘訣を「みんなの団結力です」と明かし、「みんなスポーツをやっていると思うので、これからも1位を目指して頑張っていきましょう」と呼びかけると、参加者から大きな拍手が送られました。

 陸上トレーニング場では「オリンピアンふれあいジョギング」が行われ、松田選手や荻原さん、柴田隆一さん(競泳)、河合さんらが約2kmのジョギングに参加しました。第1組で走り終えた松田選手は、「走りながらだと交流もみんな気軽にできる感じがあって、すごく良かったなと思います。(子どもたちがオリンピアンと触れ合うことは)僕も子どものころのことが印象に残っていたりするし、スポーツを頑張っている子が増えていくといいなと思います」と話し、笑顔で参加者たちと握手をしたりサインに応じていました。

 「水で泳ぐほうがぜんぜん楽なんですけど(笑)」という河合さんも2キロを完走。「いちアスリートとして、オリンピック・パラリンピックは同じなんだと子供たちにも伝わるような形で参加できればと思っています。障害があるとかないとか、男の子、女の子だろうが、一生懸命頑張る、汗をかいて充実感を得るということは何も変わらないということに気づいてもらえたらうれしいです」と自身の思いを訴えました。


のべ1万2000人がアスリートと触れ合う 体育の日にスポーツ祭りを開催
会場は大勢の観客でにぎわった(写真:フォート・キシモト)
のべ1万2000人がアスリートと触れ合う 体育の日にスポーツ祭りを開催
2020年のオリンピックに意気込んだ瀬戸選手(写真:アフロスポーツ)

 午後「憩いの広場」で行われたアスリートトークショーには、オリンピックふれあいアンバサダーを務める伊藤さん、大林さん、荻原さんのほか、瀬戸大也選手(競泳)、水落穂南選手(ウエイトリフティング)、太田さん、河合さんが登場。自身が出場したオリンピック、パラリンピックでの裏話や、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた展望などを語りました。競技を始めて7年でオリンピックに出場したという大林さんは、「マラソンの高橋尚子さんはさらに短くて、3年で金メダルを取っています。皆さんにもいろんな可能性があるので、頑張って!」と子どもたちにエール。19歳でロンドンオリンピックに出場した水落選手は「まずはリオがあるので、その次はまだイメージできませんが、自国開催なので出場したいです」と語り、まだオリンピックの出場経験がない瀬戸選手は「2020年は26歳と競技人生の中ではすごくいい年になるので、楽しみですし、まずはそこへの切符からつかんでいきたいです」と意気込みました。


のべ1万2000人がアスリートと触れ合う 体育の日にスポーツ祭りを開催
萩野選手は昨年に引き続き水泳教室に参加(写真:アフロスポーツ)
のべ1万2000人がアスリートと触れ合う 体育の日にスポーツ祭りを開催
熱心に射撃に取り組む子どもたち(写真:アフロスポーツ)

 各競技のトレーニング場ではスポーツ教室が開催されました。水泳教室には仁川アジア大会で4冠を達成した萩野公介選手、瀬戸選手、渡部香生子選手、星奈津美選手、小関也朱篤選手が参加。それぞれがレーンに入り熱心に指導していました。
 昨年も水泳教室に参加した瀬戸選手は「みんな指導したことに耳を傾けてくれて一生懸命泳いでくれたのですごく楽しかったです」と一生懸命取り組む子どもたちの姿勢をたたえました。17歳の渡部選手も「めったにない機会だったのでみんなとても楽しくできたと思います」と感想を話しました。
 また、子どもたちから目標にする選手としてもっとも名前が挙がっていた萩野選手は「非常にうれしいですね。水泳教室の機会があったらまた一緒に泳ぎたいですし、東京オリンピックに出られるような子が出てきて一緒に日本代表として戦えたらすごく幸せです」とこの日の参加者の中から東京オリンピックでチームメートになる選手が誕生することを期待しました。

 昨年から始まり好評を博した射撃体験では、岩田聖子選手と谷島緑選手(ともにライフル射撃)の指導のもと、練習用の「ビームライフル」と「デジタルピストル」を使って熱心に的を狙っていました。新体操では村田由香里さんがリボンなど基本的な動きの指導を行い、トランポリンでは伊藤正樹選手が演技を披露。高いジャンプに参加者は大きな歓声をあげていました。

 ボクシング教室では、清水選手が「格好よく構えている選手は強い人が多いので、『これ格好いいな』と思う構えをしてください。そうすれば女の子にもモテます(笑)」と、時折ユーモアを交えながら構えや体の動かし方など基礎練習を実施。ウエイトリフティング教室の水落選手は、初心者の女の子にバーベルの持ち上げ方を繰り返しレッスンし、バドミントン教室では池田信太郎選手が自ら球出しをしながら1人1人に大きな声でアドバイスを送っていました。


のべ1万2000人がアスリートと触れ合う 体育の日にスポーツ祭りを開催
大山選手も楽しく指導(写真:アフロスポーツ)
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東京オリンピック・パラリンピック50周年記念の展示が行われた(写真:フォート・キシモト)

 また、大林さん、多治見麻子さん、大山加奈さんが参加したバレーボール教室では最後に質問コーナーが設けられ、次から次へと寄せられる質問に3人が丁寧に回答。「なぜ1ポイントごとに毎回円陣を組むんですか?」という質問には、大山さんが「最後にアタックを打った人だけではなくて、その前にトスを上げてくれた人、レシーブをしてくれた人、みんなで取った1点だからみんなで喜びます。逆にポイントを取られてしまったときも同じです」と答え、チームの一体感の大切さを示しました。

 そのほか、会場内では、アスリートヴィレッジの食堂「サクラダイニング」で、食の大切さを教えるための「勝ち飯」教室&試食会が、また、1964年東京オリンピック・パラリンピック50周年記念展として、当時使われたジャケットやサッカーボール、写真などが展示され、表彰台のレプリカでは多くの子供たちが記念撮影をしていました。





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