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【ロンドンリポート】ジャパンハウスでの2020年オリンピック・パラリンピック招致活動

カテゴリ:オリンピック
2012.08.11
【ロンドンリポート】ジャパンハウスでの2020年オリンピック・パラリンピック招致活動
好立地にあるジャパンハウスはIOC関係者の評判も上々です

 日本オリンピック委員会(JOC)の選手村外の活動拠点となっている「ジャパンハウス」。スポンサー・各国オリンピック委員会(NOC)や国際競技連盟、そして国際オリンピック委員会(IOC)関係者へのホスピタリティサービスを提供するほか、日本代表選手団のメダリスト記者会見、オリンピック競技テレビ観戦イベントなどを実施しています。連日のメダリスト会見は選手村ではなく、ここジャパンハウスで行われているのです。

 こうしたホスピタリティーハウスは各国とも設けていますが、日本にとってはもう1つ大きな目的があります。東京都が立候補している2020年オリンピック・パラリンピック招致活動のプロモーションです。東京の開催計画、文化や観光など、日本の魅力をロンドンに集まる各国の関係者に伝えています。


【ロンドンリポート】ジャパンハウスでの2020年オリンピック・パラリンピック招致活動
応接間には「Discover Tomorrow」と書かれたボードが設置

 ここで重要なのがジャパンハウスの開設場所です。今回はロンドン市中心部、在英国日本大使館のそばで、各国の関係者やVIPが宿泊するIOCの指定ホテルが隣接する4ハミルトンプレイスに拠点を構えました。この効果は大きく、IOC関係者などが気軽に足を運べる距離にあることから、ゲストも多数訪問してくれています。「日本がベストの場所を取ったね」と好評価をもらったそうです。

 施設内における招致活動の展示内容としては主に2点挙げられます。まずは1階に来客を迎え入れる応接間です。ここには「Discover Tomorrow」(日本語で「未来(あした)をつかもう」の意味)というインターナショナルスローガンが書かれたボードが設置されています。4つのモニターには、アスリートによるスポーツ教室の模様、東京でのオリンピック・パラリンピック開催を望む一般の方のコメントなどが映し出され、日本全体の機運が高まっていることをPRしています。


【ロンドンリポート】ジャパンハウスでの2020年オリンピック・パラリンピック招致活動
べニューマップでは東京のコンパクトな会場づくりをアピール

 2階には東京の開催計画を説明する大きなモニターがあり、ひときわ目を引きます。iPadと連動したモニターには3Dのべニューマップが描かれ、拡大・縮小などで詳細を知ることもできます。東京の計画の特長としては、選手村を基点に半径8キロ以内に収まるコンパクトな会場づくりです。東京にある31会場のうち28会場がこの範囲に入ります。しかも、それが東京郊外ではなく都心の中心部にあり、アクセスも便利です。ロンドンオリンピックも全体的なコンパクトな会場づくりと評されていますが、東京も同様に、海外メディアから高い評価を受けています。また、日本人のきめ細かな気配りから、ハイレベルな運営組織が構築されることは間違いないとの太鼓判をもらったそうです。

 ロンドンオリンピック期間中、ジャパンハウスは2020年オリンピック・パラリンピック招致活動における重要な拠点としてその役割を果たします。これらは主に海外向けの展開ですが、日本国内への発信も同時に行われています。フェイスブックに「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会(公式)」を設け、ジャパンハウスを訪れたメダリストたちの写真、動画での招致応援メッセージなどを配信。選手の皆さんも招致活動を力強く後押ししてくれています。そちらの模様もぜひご覧ください。


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