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2012.07.24 オリンピック

バドミントン日本代表が会見 組み合わせ発表後の心境も

バドミントン日本代表が会見 組み合わせ発表後の心境も
選手村で記者会見する潮田玲子(右)らバドミントン代表=23日、ロンドン(共同)

 ロンドンオリンピックのバドミントン日本代表11選手が23日、ロンドンの選手村で記者会見を行いました。会見前には大会の組み合わせ抽選が行われ、女子ダブルスで昨年の世界選手権3位の末綱聡子選手と前田美順選手のペアは、予選リーグで第2シードの中国、デンマーク、香港のペアと同組になりました。混合ダブルスの池田信太郎選手、潮田玲子選手ペアは、第4シードのデンマークのペアと同組ながら、残る2組はランキング下位のペアとなりました。
 女子ダブルスの末綱選手は、難敵がそろう厳しいグループに入ったことについて、「すべてのペアに自分たちは勝ったことがないので、逆に思いきって挑戦者の気持ちで向かっていけると思います」と前向きにとらえました。一方、混合ダブルスの潮田選手は「すごくチャンスだと思います」と素直に話し、「このチャンスを絶対につかみたいなと思います。何が何でも予選リーグを突破しないといけない」と並々ならぬ決意を語りました。
 以下、選手たちの会見コメント要旨です。

バドミントン日本代表が会見 組み合わせ発表後の心境も
選手村で記者会見し、そろってポーズをとるバドミントン代表の(左上から時計回りに)垣岩令佳、藤井瑞希、川前直樹、佐藤翔治、田児賢一、佐藤冴香、末綱聡子、前田美順、潮田玲子、池田信太郎、佐々木翔の各選手=23日、ロンドン(共同)

■末綱聡子選手
 組み合わせが決まって、いよいよだなという感じがしてきました。リーグ戦なんですけど、すべてのペアに自分たちは勝ったことがないので、逆に思いきって挑戦者の気持ちで向かっていけると思います。気負わずにしっかり一戦一戦、自分たちの力を出し切って悔いのない戦いをしたいなと思っています。

(予選リーグは)中国、デンマーク、香港の選手と対戦します。デンマークと香港の選手は右と左のペアなんです。自分たちは右と左のペアがあまり得意ではないので、残りの日数でビデオを見てしっかり相手をイメージしながら練習に取り組みたいと思っています。全体的なドローは、うまいこと分かれたなと思います。オリンピックなので何が起こるか分からないので、自分たちも最後まであきらめないで頑張っていきたいと思います。

 オリンピックも海外遠征の1つの大会だと思っているので、そんなに特別な大会だとは意識してないんですけど、やっぱりオリンピックマークを見たり会場の雰囲気を味わうと勝手に気持ちは上がってくると思います。そこは抑えながら、いつも通りの自分たちのプレーをして、いつもどおりに試合に臨みたいと思います。メダルにこだわらずに、自分たちのプレーをして悔いのない戦いをすれば、結果はついてくると信じて、まずは自分たちの力を出し切ることに全力を注ぎたいなと思います。

■前田美順選手
 一戦一戦、厳しい戦いになると思いますが、まずは初戦をしっかり戦って自分たちの力を出し切りたいと思います。

 デンマークの選手は2人も身長が高くて角度もあります。右と左のペアなのですごくやりづらいんですけど、自分たちのリズムになれるようにやりたいと思います。香港ペアはローテーションをしてきて、2人ともシングルスもやっているので、ショットの精度がすごくいいというイメージを持っています。中国選手はスピードもパワーも読みも速いので、それにしっかりついていっていい試合をしたいと思います。

 末綱先輩と組んで9年目になるんですけど、前回の大会での結果があるので、皆さんがメダルを期待してくれています。期待してくれることはすごくうれしく思います。今回のロンドンオリンピックは出場することが自分の中で奇跡的なことで、すごくありがたいことだと思っているので、ここで試合ができることに感謝して、一戦一戦その気持ちを忘れずに戦いたいなと思います。

■潮田玲子選手
 オリンピックはランキングが上位の選手も下位の選手も関係ないですし、何が起こるか分からないと思うので、一戦一戦しっかり戦って頑張ります。

 印象的にはすごくいい組み合わせになったなと感じていてます。正直、ほかのグループはもっと厳しいところがあります。自分たちより下のランキングが2ペア入ったというのはすごくチャンスだと思います。このチャンスを絶対につかみたいなと思います。何が何でも予選リーグを突破しないといけないなと感じました。

 やっとつかんだロンドンの切符で、いよいよという気持ちがあります。北京のときに感じた悔しさは今回でしか晴らせないと思っているので、その悔しさを今回晴らしたいと思っています。何より、一番楽しんで帰りたいなと思うので、しっかり戦っていきたいと思います。

■池田信太郎選手
 同じグループに自分たちよりランキングが下のペアが2組入りました。相手が誰であろうと関係ないと思います。とにかく自分たちのパフォーマンスを出すことがオリンピックではとても重要だと思っているので、一戦一戦しっかり戦いたいと思います。

 本当にチャンスのある組み合わせだと思います。全体的なドローを見てもほかのグループはすごく厳しくなっていて、どちらかというと自分たちのグループはランキングが下の選手が入ってきているのでリーグ戦を突破できるチャンスだと思います。オリンピックはすごい緊張すると思うんですけど、とにかく自分の試合をするんだという気持ちで、しっかり準備していきます。

 4年前の北京のときに自分のプレーができなくて悔しい気持ちがありました。そういう思いは今回したくないので、結果にもこだわりたいけど、自分が満足するプレーができればいいなと思っています。

■垣岩令佳選手
 一戦一戦、悔いのないように戦っていきたいと思います。藤井先輩と2人で一戦一戦悔いなくできたらいいなと思います。

■藤井瑞希選手
 自分たちらしく精いっぱいベストを尽くせればいいなと思います。感謝の気持ちを忘れずに、最後まであきらめないで頑張ります。

■川前直樹選手
 組み合わせが決まってあとはやるだけです。予選リーグの3試合、思い切って頑張ります。目指せ1勝で思い切って頑張ってきます。

■佐藤翔治選手
(対戦相手は)一度も勝ったことがない選手なので、思い切って頑張ってやりたいと思います。全力を尽くして頑張ります。

■佐々木翔選手
 試合までの調整が大事だと思うのでしっかり頑張りたいと思います。リン・ダン選手(中国)とすごく試合がしたいので、その前の2試合は試練だと思って頑張ります。

■田児賢一選手
 この舞台で自分がどれだけできるか、この大きい大会で自分の力がどれくらい通用するのかを試していきたいと思いますし、やっぱり結果にこだわってやっていきたいと思います。今回の大会に関しては内容はどうでもいいと思っています。負けたら終わりなので、勝ち続けて、それが自分が思っていることと、そのプレーが一致して結果もついてくれば、メダルも見えてくると思います。まずは1つずつ、1ラリー1ラリーを大事にしてやっていきたいと思います。

■佐藤冴香選手
 今回は格下の2人の選手と戦うことになりましたが、オリンピックは初めてなので挑戦者の気持ちで頑張っていきます。まずは決勝トーナメントに進めるように頑張って、応援してくれる方々に自分の今できる最高のパフォーマンスを見せることができたらいいなと思います。

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