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2012.03.06 震災復興支援

「オリンピックデー・フェスタ in 雫石」開催レポート

 日本オリンピック委員会(JOC)は2月4日・5日、岩手県岩手郡の雫石スキー場で「オリンピックデー・フェスタ in雫石」を開催しました。
 オリンピックデー・フェスタは、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトの一環として、「スポーツから生まれる、笑顔がある。」をスローガンに、多数のオリンピアンやアスリートがスポーツを通じて被災地の皆様とのふれあい活動を行うイベントです。

 第9回目となる雫石会場は、前回の猪苗代会場に続く雪上での開催となり、また初めて一泊二日の参加者宿泊形式で実施されました。参加者は沿岸部のスキー少年団に希望を募り、2日間でのべ297名が参加。オリンピアンは、アルペン代表として冬季オリンピック3大会連続出場の岡部哲也さんやアルベールビル大会ノルディック複合団体金メダルの三ケ田礼一さんらスキー選手のほか、競泳の田中雅美さん、バドミントンの小椋久美子さんらも参加。また、海外からの特別参加として、冬季オリンピックで金メダル4個を含む8個のメダルを獲得したアンドレ・オーモットさんら2名のアルペンスキーヤーも駆けつけました。

 初日は、はじめに開会セレモニーを行い、オリンピアンと地元の子どもたちが一緒にスキー滑走しながらステージに旗を運びました。トーチリレーは海外から参加の2人が行い、1993年アルペンスキー世界選手権の会場にもなった雫石スキー場に「つながる灯」を灯しました。

 午前のスポーツプログラムでは、雪玉入れ、雪上フラッグ、そりリレーの3種目を実施しました。表彰式では優勝チームに優勝カップのほか、副賞としてIOCの支援物資よりショルダーバッグが贈呈されました。次に採火式を小椋さんが行い、次会場の仙南へと「つながる火」をつなぎました。

 午後のスポーツプログラムはスキー教室と「ゲレンデで遊ぼう」と題したプログラムを実施し、小口さんが持参した遊具用のリュージュを使って指導しながら一緒に滑りました。子どもたちは普段触れられないものに夢中で一生懸命に滑っていました。
 夜は雫石町協力のもと、「岩手雪まつり」に参加し、普段見ること、体験することのない、幻想的な雪のオブジェや花火を堪能しました。

 二日目は、朝からスキー教室を参加者のレベルに分けて実施。オリンピアンと子どもたちが思い思いに滑りながらふれあいました。最後に閉会セレモニーを行い、初めて宿泊形式で行われたオリンピックデー・フェスタin雫石は終了しました。

<オリンピックデー・フェスタin雫石 実施概要報告>
■実施日 2012年 2月4日(土)〜5日(日)

■会場:雫石スキー場 / 雫石プリンスホテル(岩手県岩手郡雫石町高倉温泉)

■天候
2月4日 薄曇りのち雪(気温=-7.2〜-1.6℃)
2月5日 晴れのち雪(気温=-2.8〜-1.6℃)

■実施内容
2月4日(土)
スポーツプログラム(1)(雪玉入れ、雪上フラッグ、そりリレー)
スポーツプログラム(2)(スキー教室、ゲレンデで遊ぼう)
2月5日(日)
スポーツプログラム(3)(スキー教室)

■参加者数(のべ297名)
スポーツプログラム(1):150名
スポーツプログラム(2):スキー 148名、ゲレンデで遊ぼう 2名、合計:150名
スポーツプログラム(3):147名

■参加オリンピアン(8名)
田中雅美(水泳・競泳)、岡部哲也(スキー・アルペン)、三ヶ田礼一(スキー・ノルディック複合)、畑中みゆき(スキー・フリースタイル)、小椋久美子(バドミントン)、小口貴久(リュージュ)、ユーリ・フランコ(スキー・アルペン)、K・アンドレ・オーモット(スキー・アルペン)

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