トップアスリートはこれまで「高校・大学進学後は実業団に進み、引退後はそのまま所属企業で正社員として働くか、コーチになる」というキャリアが一般的であった。だが、昨今の経済不況の中、トップアスリートといえども現役続行のための就職が容易ではなくなり、また、引退後は所属企業を辞めて進学や起業を志願するなど、選手のキャリア志向も年々多様化してきている。
JOCキャリアアカデミー事業では、トップアスリートが不安なく競技に集中でき、さらなる競技力向上を図れるよう、現役時代から就職支援、キャリアカウンセリング、教育研修を実施する。人間力を高め、キャリアに対してしっかりと準備をしていくことができるよう、年代に応じた研修プランを立てて実行していく。
目標 |
・トップアスリートとコーチが安心して競技に取り組めるよう、将来設計を踏まえたキャリアプランをさまざまな方法でサポートする。 ・トップアスリートとコーチの人的資源の社会還元を促進する。 |
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概要 |
・現役続行のための就職支援(アスナビ)、引退時の進学・就職等キャリア支援を行う。 ・トップアスリートのライフスキル、人間力を高める教育研修を年代や競技性などを考慮して実施する。 |
対象者 | トップアスリート、コーチ |
開始時期 | 2008年1月〜 |
・チームビルディング研修
・コミュニケーショントレーニング
・メディアトレーニング
・SNSとのつき合い方
・目標設定の仕方
・オリンピアン講話
・英語への学習意欲を高めるレッスン など
・チームビルディング研修
・ディスカッション・ミーティングのトレーニング
・メディアトレーニング
・英語のメディアトレーニング
・「勝負脳の鍛え方」講義
・オリンピアン講話
・セカンドキャリアセミナー など
・スポンサーの集め方
・トップコーチ講話
・メンタルトレーニング講座 など
・現役続行、引退後の就職
・進学(大学、大学院、専門学校の優待など)、留学
・適職検査、キャリアアドバイス など
・カウンセリング数実績合計(平成20年4月1日〜平成28年3月1日) 866名
・元トップアスリートによる、メンタリング
年 度 | のべ人数 |
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平成22年度(2010年度) | 1,728 |
平成23年度(2011年度) | 2,429 |
平成24年度(2012年度) | 3.977 |
平成25年度(2013年度) | 4,003 |
平成26年度(2014年度) | 4,661 |
平成27年度(2015年度) | 1,330 |
平成28年度(2016年度) | 1,717 |
平成27年度(2017年度) | 4,733 |
平成27年度(2018年度) | 3,673 |
令和元年度(2019年度) | 3,017 |
令和2年度(2020年度) | 276 |
※2021年3月現在