写真:藤田孝夫/フォート・キシモト

武術太極拳

WUSHU
お気に入りに追加するには
会員ログインが必要です。
ログイン会員登録はこちら

武術太極拳は、中国の伝統武術をもとに体系化された競技です。競技は型の演武を行う「套路(とうろ)」と対戦形式の「散打(さんだ)」の2部門に分かれています。

杭州アジア大会 武術太極拳 女子太極拳 決勝

杭州アジア大会 武術太極拳 女子太極拳 決勝(写真:藤田孝夫/フォート・キシモト)



武術太極拳の概要

国際大会における武術競技は、型の演武を行う「套路(とうろ)」と対戦形式の「散打(さんだ)」の2部門に分かれていますが、愛知・名古屋アジア大会において日本チームは「套路」部門にのみ絞ってエントリーし大会に臨みます。アジア大会の套路競技は、選手自身で演武を構成し跳躍などの難度動作を含む自選難度競技として行われるため、国際的にも最も競技レベルが高い大会の一つとされています。
日本チームは、2025年にブラジルで開催された「第17回世界武術選手権大会」において金1・銀1・銅4の計6個のメダルを獲得し全選手が入賞を果たしたほか、2026年全日本競技会でも若手有望株が台頭するなど、国際舞台でトップクラスの実力を維持しています。

全日本武術太極拳選手権大会男子 長拳

全日本武術太極拳選手権大会男子 長拳(写真:フォート・キシモト)

武術太極拳の種目・ルール

武術太極拳の「套路」では、14m×8mのコート上で1名ずつ演武を行い、複数種目の組み合わせ(総合)によって競われます。選手は各カテゴリーの中から自身が最も実力を発揮できる1種目に絞ってエントリーします。

長拳(男女)
伸びやかで大きな動き、跳躍や旋転、起伏に富んだ動的動作が特徴です。

刀術・棍術 総合(男子)
幅広の片刃である刀と、木製やファイバー製の棒(棍)を用いる力強い種目です。

剣術・槍術 総合(女子)
真っ直ぐな両刃の剣と、槍先をつけた槍を用いる素早くスピーディーな種目です。

南拳・南刀・南棍 総合(女子)
どっしりと力強い動きや発声を伴う南拳に、独自の持ち替えがある南刀や太い南棍を組み合わせます。

太極拳・太極剣 総合(男女)
ゆったりとした緩やかな動き、静の所作や絶妙なバランス、軟らかさを競います。

採点は10点満点方式で行われ、基本技術(5点)、演技の完成度(3点)、跳躍や着地などの「難度動作」(2点)の内訳で厳格に審査されます。審判員12名(審判長1名、A組3名、B組5名、C組3名)がそれぞれの区分を担当し、その合計点数で順位が決定します。 基本技術のレベルが拮抗する近年の国際大会では、ノーミスかつ高レベルな完成度が勝負のカギとなります。難度動作を一つでも失敗すると、その配点を失うだけでなく演技完成度の評価や基本技術の減点にも波及するため、一つのミスが大きく響く緊張感あふれる採点システムとなっています。

全日本武術太極拳選手権大会女子 長拳 長器械

全日本武術太極拳選手権大会女子 長拳 長器械(写真:川口浩輝/フォート・キシモト)

武術太極拳の見どころ

最大の魅力は、武術特有の「静と動」が織りなす世界観と、型の中に凝縮された技の攻防および精神の集中です。長拳の躍動感あふれる空中動作、南拳の力強い発声と重厚な動き、太極拳の流麗で完璧なバランスなど、種目ごとにまったく異なる魅力を楽しむことができます。
特に跳躍などの難度動作に入る瞬間は、一瞬の静止や流れるような所作から極限の集中力が高まり、成功した瞬間には会場全体が息をのむような一体感に包まれます。また、一つの失敗が3つの採点カテゴリーすべてに影響を与えるため、競技中はひと時も目が離せません。複数種目の総合結果によって土壇場での逆転劇も起こり得るため、最後まで目が離せない順位争いが展開されます。

第40回全日本武術太極拳選手権大会 男子 長拳

第40回全日本武術太極拳選手権大会 男子 長拳(写真:フォート・キシモト)


参考情報INFORMATION

競技初回実施大会
TEAM JAPAN初出場大会
競技別累計メダル数
  • 金0
  • 銀0
  • 銅0

2026年8月1日時点

TEAM JAPAN記録を見る

お気に入りに追加

お気に入りに追加するには
会員ログインが必要です。
ログイン会員登録はこちら
ページをシェア