写真:エンリコ/アフロスポーツ

スケート/ショートトラック

SHORT TRACK SPEED SKATING
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ショートトラックはフィギュアスケートと同じリンク(60m×30m)で行われる競技で、1周111.12mのトラックを集団で滑走する競技です。その中で目まぐるしく順位が入れ替わったり、コースの奪い合いで選手同士が接触するなど、非常にスリリングな競技です。

北京2022冬季大会ショートトラック男子1000m準々決勝

北京2022冬季大会 ショートトラック 男子1000m 準々決勝(写真:青木紘二/アフロスポーツ)



ショートトラックの概要

ショートトラックでは、各種目ごとに複数の選手が同時にスタートし、スケート靴の刃の一部がフィニッシュラインを通過すればゴールとなります。フィニッシュはスリットカメラでブレードの先端を1/1000秒まで計測するため、最後の粘りが競技の勝敗を左右します。レース中はいつでもどこでも追い越しが可能ですが、前の選手を押したり引っ張ったりするなどの妨害行為は失格の対象となります。抜きつ抜かれつのレースでは接触や転倒が懸念されるため、選手は安全防具(ヘルメット、手袋、ひざ当て、ネックプロテクター、カットレジスタンス素材による全身防護など)の着用が義務付けられており、これらの不備があると失格となります。オリンピック競技大会では、防護マットはスケーターが転倒し衝突した際の怪我リスクを軽減するため、リンクボード(フェンス)の代わりに設置され、選手が防護マットに衝突した場合には移動可能な状態(Movable Padding)でなければなりません。

北京2022冬季大会ショートトラック男子1000m予選

北京2022冬季大会 ショートトラック 男子1000m 予選(写真:松尾/アフロスポーツ)

ショートトラックの種目

ショートトラックの個人種目は、男女ともに「500m」「1000m」「1500m」の3種目ずつ。団体種目として、男子は5000m、女子は3000mの「リレー」があります。リレーでは1チーム4人が出場し、タッチをつなぎながら1人ずつ滑ります。タッチの回数やタイミングは自由ですが、最後の2周はアンカーとして1人が滑りきらなければなりません。また、北京2022冬季大会からは男女別のリレーに加え「混合リレー」も加わりました。混合リレーの距離は2000mです。

北京2022冬季大会ショートトラック男子5000mリレーB決勝

北京2022冬季大会 ショートトラック 男子5000mリレー B決勝(写真:ロイター/アフロ)

オリンピックにおける日本の歴史

ショートトラックが正式競技となったアルベールビル1992冬季大会から日本選手が出場し、男子5000mリレーで銅メダルを獲得しました。その後自国開催の長野1998冬季大会の男子500mで西谷岳文選手が金メダル、植松仁選手が銅メダルを獲得。現時点で日本が獲得したメダルはこの3つとなります。

長野1998冬季大会ショートトラック男子500m表彰式西谷が金、植松が銅メダル

長野1998冬季大会 ショートトラック 男子500mで金メダルを獲得した西谷岳文選手と銅メダルを獲得した植松仁選手(写真:アフロスポーツ)


参考情報INFORMATION

競技初回実施大会 アルベールビル1992冬季大会
TEAM JAPAN初出場大会 アルベールビル1992冬季大会
競技別累計メダル数
  • 金1
  • 銀0
  • 銅2

2024年1月1日時点

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