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2016.01.26 震災復興支援

竹田JOC会長、三宅宏実選手らが参加「オリンピックデー・フェスタ in ふくしま」レポート

竹田JOC会長、三宅宏実選手らが参加「オリンピックデー・フェスタ in ふくしま」レポート
「オリンピックデー・フェスタ in ふくしま」(写真:アフロスポーツ)
竹田JOC会長、三宅宏実選手らが参加「オリンピックデー・フェスタ in ふくしま」レポート
手つなぎ鬼で笑顔の大山加奈さん(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は2015年12月20日(日)、福島県福島市のあづま総合体育館で「オリンピックデー・フェスタ in ふくしま」を開催しました。

 オリンピックデー・フェスタは、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトの一環として、「スポーツから生まれる、笑顔がある。」をスローガンに、オリンピアンやアスリートがスポーツを通じて被災地の皆様とのふれあい活動を行うイベントです。

 2015年度最後の開催となった今回は、バレーボールの大山加奈さん(2004年アテネオリンピック5位入賞)、スピードスケートの黒岩敏幸さん(1992年アルベールビルオリンピック銀メダル、1994年リレハンメルオリンピック出場、1998年長野オリンピック出場)、ウエイトリフティングの三宅宏実選手(2004年アテネオリンピック出場、2008年北京オリンピック6位入賞、2012年ロンドンオリンピック銀メダル)、ソフトボールの馬渕智子さん(2008年北京オリンピック金メダル)、テコンドーの濱田真由選手(2012年ロンドンオリンピック5位入賞)が参加。さらに、馬術でオリンピックに出場した竹田恆和会長(1972年ミュンヘンオリンピック出場、1976年モントリオールオリンピック出場)も加わり、福島県内の小学3年生〜中学3年生108名といっしょに、運動会形式のスポーツプログラムで交流を深めました。

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馬渕智子さんは子どもと協力してボール運び(写真:アフロスポーツ)
竹田JOC会長、三宅宏実選手らが参加「オリンピックデー・フェスタ in ふくしま」レポート
綱を力いっぱい引く三宅宏実選手(写真:アフロスポーツ)

 開会式では、主催者を代表して竹田会長が「みなさんは、県内より選抜された『うつくしまスポーツキッズ』のメンバーと聞いております。将来、日本を代表するオリンピック選手として活躍してくれると期待しています。東京2020大会にも出場できます。是非、活躍して被災地の皆さんに元気を与えていただきたいと願っております」とあいさつ。開催地を代表して、内堀雅雄知事より「福島県は来年のリオデジャネイロオリンピック、その先の東京オリンピックに向けて復興していきます。ここにいるみなさんも自分の競技でトップアスリートになってほしいです」とエールが送られました。

 スポーツプログラムでは、オリンピアン5人が各チームリーダーとなり、「手つなぎ鬼」、「大玉転がし」、「ボール運び」、「綱引き」の4種目を実施。さらに助っ人として、大玉転がしとボール運びに竹田会長、遠藤均福島県文化スポーツ局スポーツ課長が特別参加し、大いにに盛り上がった対抗戦となりました。

竹田JOC会長、三宅宏実選手らが参加「オリンピックデー・フェスタ in ふくしま」レポート
子どもたちと作戦会議を開く黒岩敏幸さん(写真:アフロスポーツ)
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竹田恆和会長が助っ人参戦、2012年ロンドンオリンピック視察団の子どもと大玉転がしに挑戦した(写真:アフロスポーツ)

 スポーツプログラム終了後には、子供たちからオリンピアンへの質問コーナーが設けられ、競技の魅力や、競技を続けていて壁にぶつかった時の対処法を聞くなど、スポーツキッズたちは自分たちの競技に活かそうと、真剣なまなざしでオリンピアンの話を聞いていました。

 閉会セレモニーでは、三宅選手がオリンピックデー・フェスタの聖火として各会場を巡る「つながる火」を紹介。今回の参加者が、福島県が行っている「うつくしまスポーツキッズ発掘事業」の対象者で県内の相双、県北、会津、県南、いわきの5地区から選抜されたメンバーであったこともあり、大山さんは「今日はとても疲れました。参加した皆さんは、選抜された運動能力の高い子供たちで特に勝ちたいという気持ちがいつも以上に伝わってきました」とあいさつ。また、濱田選手は「来年はリオデジャネイロ、2020年は東京でのオリンピックが開催されますが、皆さんの年代はその後のオリンピックも見据えて、これからも練習を頑張って一緒にオリンピックを盛り上げていきましょう」とコメントしました。

竹田JOC会長、三宅宏実選手らが参加「オリンピックデー・フェスタ in ふくしま」レポート
綱引きで力を込める濱田真由選手(写真:アフロスポーツ)
竹田JOC会長、三宅宏実選手らが参加「オリンピックデー・フェスタ in ふくしま」レポート
競技後の質問コーナーで子どもたちはオリンピアンの話を真剣なまなざしで聞いていた(写真:アフロスポーツ)

 オリンピアン退場の際の見送りハイタッチでは、馬渕さんが北京オリンピックの金メダル、三宅選手がロンドンオリンピックの銀メダル、黒岩さんがアルベールビルオリンピックの銀メダルを持参。子供たちは大喜びでメダルに触れ、笑顔でのハイタッチとなりました。

 フェスタ終了後、オリンピアンたちは被災地視察の一環として、福島県から紹介のあった飯舘村松川工業団地第一仮設住宅を訪問。仮設住宅の集会場にて約30名の住民の方々と触れ合いました。オリンピアンの自己紹介をはじめ、住民のみなさんからの質問、サインや記念撮影など、短い時間でしたが思い出の残る時間となりました。

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