令和4年度JOCエリートアカデミー入校式を開催

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15期生は4競技から6名が入校（写真：アフロスポーツ）

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星野一朗JOC専務理事（写真：アフロスポーツ）

　日本オリンピック委員会（JOC）は4月3日、味の素ナショナルトレーニングセンターウエストにて「令和4年度JOCエリートアカデミー入校式」を開催しました。

　JOCエリートアカデミーは、将来オリンピックをはじめとする国際競技大会で活躍できる選手を育成するための事業。ハイパフォーマンススポーツセンターを拠点に「競技力」の向上はもちろん、コミュニケーションスキルや語学力などの「知的能力」、共同生活をおくることでの「生活力」を身に付け、スポーツを通して社会の発展に貢献できる人材を育成することを目的としています。

　今年度新たに加わった15期生は4競技6名で、JOCエリートアカデミー生は総勢6競技25名になりました。国歌演奏に続いて、星野一朗JOC専務理事が登壇し、JOCエリートアカデミーの理念を説明すると「皆さんは1人ではなく、日常生活を共にする仲間がいて、サポートする多くのコーチやスタッフがいます。そして、競技だけではなく、時間を効率的に使いながら学業も充実させるとともに、アカデミー以外の選手とも多くの交流を図ってほしいと思います」と期待の言葉をかけました。また、JOC選手強化本部のスローガンである『人間力なくして競技力向上なし』を紹介したうえで、「競技力とともに人間力をさらに成長させ、多くの人々に憧れられるアスリートになってほしい」とエールを送りました。

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スポーツ庁競技スポーツ課の南野圭史課長（写真：アフロスポーツ）

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在校生を代表して歓迎の言葉を送った木原美悠さん（写真：アフロスポーツ）

　続いて、スポーツ庁競技スポーツ課の南野圭史課長が登壇。「皆様には世界で活躍する自分自身をイメージしながら最高峰のトレーニング環境で思う存分力を発揮してほしいと思います。また、アカデミーの活動の中で様々なことがあると思います。その中でも『自らが考え、情報を集め、試行錯誤を繰り返して課題を解決する力』『他者との対話を通じてより良いものを生み出す力』『社会における自分自身の価値に気づき、社会をより良くする力』といった能力を身に着けてアスリートとして大きく成長してほしいと思います」と、15期生に向けてエールを送りました。

　次に、在校生を代表してキャプテンの木原美悠さん（卓球）がオンラインで登壇し、「親元を離れ、先輩、他競技の仲間とうまくやっていけるか、という心配も少なくはなかったと思います。私たちも入校するまでは不安な気持ちでいっぱいでした。しかし、今日からそんな心配は一切必要ないです。私たちエリートアカデミーは、一つの競技だけでなく、様々な競技の選手が集まり、切磋琢磨しお互いに競技力、人間力を高め、共に生活を送ります。エリートアカデミー生は明るく気さくで話しやすい仲間が集まっているので、もし躓いたときには是非、気軽に相談してください。そして、サポートしてくださる方々にありがとうという感謝の気持ちを忘れず日々過ごしていってほしいです」と歓迎の言葉を述べました。

　最後に、6人の入校生が自己紹介と決意表明を行いました。名前を呼ばれた入校生は将来の目標やアカデミーで学びたいことを力強く発表。出席者からは温かい拍手が送られました。

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田中結さん（写真：アフロスポーツ）

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川上流星くん（写真：アフロスポーツ）

【15期生一覧】

■田中 結（たなか ゆい）
競技：レスリング
出身：東京都
学校：北区立稲付中学校
学年：1年
「私の目標は2つあります。1つ目は、オリンピックに出場し表彰台に立つことです。そのために一回一回の練習を大切にし、一生懸命取り組み、強くなりたいです。2つ目の目標は競技だけでなく、人としても成長できるようになることです。そのために礼儀を忘れず、いろいろな人に感謝の気持ちを忘れずに生活していきたいです。これからJOCエリートアカデミー生として、競技だけでなく人としても憧れを持ってもらえるように頑張りたいです」

■川上 流星（かわかみ りゅうせい）
競技：卓球
出身：新潟県
学校：星槎中学校
学年：1年
「日本の中で一番環境の良い場で日々努力し、誰よりも早くオリンピックで金メダルをとりたいです。そのために感謝、技術力、戦術力を高めていきたいです。生活面では、食事や睡眠をしっかりとって自分から挨拶するなど積極的に取り組み、自立したいと思います。そして、『人間力なくして競技力向上なし』という言葉を大切にし、頑張っていきたいです」

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香取悠珠子さん（写真：アフロスポーツ）

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中島真央さん（写真：アフロスポーツ）

■香取 悠珠子（かとり ゆみこ）
競技：卓球
出身：栃木県
学校：星槎中学校
学年：1年
「私は幼い頃からオリンピックで金メダルをとり、世界で勝てる選手になりたいという思いがあり、JOCエリートアカデミーに入校を決めました。そのためには、卓球の技術面だけでなく、礼儀正しさや自立性、生活面でも色々なことを磨いていき、世界で勝てる選手になりたいと思っています。また、『人間力なくして競技力向上なし』の言葉を大切にし、日々前進していけるように頑張っていきたいと思います。これからよろしくお願いします」

■中島 真央（なかしま まお）
競技：ボート
出身：岐阜県
学校：成立学園高等学校
学年：1年
「私の目標はオリンピックで金メダルをとることです。そのために、栄養や睡眠をしっかりととり、継続して練習ができるようにします。また、競技の成長とともに人としても成長し、大勢の方から応援され、憧れられるような選手になるため、日々努力します。よろしくお願いします」

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石井美羽さん（写真：アフロスポーツ）

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五関晄子さん（写真：アフロスポーツ）

■石井 美羽（いしい みう）
競技：アーチェリー
出身：大分県
学校：北区立稲付中学校
学年：3年
「私は小学校6年生の2月からアーチェリーを始めました。きっかけは、集中力があり、距離感を掴むのが得意だったため、母に勧められたからです。私の目標はオリンピックで金メダルをとることです。そのために先輩方の姿を見て、自分の姿を見つめ直し、目標をしっかり定め、トレーニングなどで努力して成長していきたいです。そして、お世話になる方々への感謝を忘れず、悔いのない自分らしい4年間にしていきたいと思います。よろしくお願いします」

■五関 晄子（ごせき あきこ）
競技：アーチェリー
出身：東京都
学校：都立足立新田高等学校
学年：1年
「私には目標が2つあります。1つ目は、オリンピックで金メダルをとることです。そのために日々の練習で一歩ずつ知識や技術を身につけていきたいと思います。2つ目は、これからお世話になる方々に日々感謝の気持ちを忘れずに生活をしていきたいと思います。これから3年間よろしくお願いします」