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「アスナビNEXT」:「雇われない生き方」をテーマにJOCキャリアアカデミー独立・起業セミナーを開催

カテゴリ:就職支援
2017.12.27
「アスナビNEXT」:「雇われない生き方」をテーマにJOCキャリアアカデミー独立・起業セミナーを開催
今年3回目となる「JOCキャリアアカデミー 独立・起業セミナー」が開催された

 公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)は11月23日、「JOCキャリアアカデミー 独立・起業セミナー」を味の素ナショナルトレーニングセンター(味の素トレセン)で開催しました。

 このセミナーは、トップアスリートのセカンドキャリア支援「アスナビNEXT」の一環として実施。アスリートの競技引退後の選択肢の一つ「独立・起業」をテーマに、ノウハウを提供、実例を紹介し、キャリアデザインの参考としてもらうために行われています。3回目となる今回は、「雇われない生き方」をテーマに、将来の独立・起業を目指す現役選手、指導者ら11名が参加しました。


「アスナビNEXT」:「雇われない生き方」をテーマにJOCキャリアアカデミー独立・起業セミナーを開催
中村裕樹JOCキャリアアカデミー事業ディレクター

■どういった価値を社会に提供できるのか

 最初に、中村裕樹JOCキャリアアカデミー事業ディレクターがあいさつに立ち、独立・起業までには『第1フェーズ:情報提供』『第2フェーズ:起業指南』『第3フェーズ:経営指南』と3つのフェーズがあり、この中でJOCが主に行うのは「第1フェーズ:情報提供」に関してであると説明。続けて、Jリーグやプロ野球のチーム、海外のサッカーリーグのクラブなど、プロスポーツチーム・クラブが上げる収益は、他業種の大企業に比べてまだまだ少ない現状を例に挙げつつも、「スポーツは勇気や感動を与えたり、地域を元気にしたり、子供たちひとりひとりが健康になり、友だちができたりと、色々なことがあります。金額の多寡や売り上げはもちろん大事ですが、社会的な価値、どういった価値を社会に提供できるのか、そうしたことをJOCとしては独立・起業に関して捉えていきたいと思います」と、本セミナーの主旨を述べました。

 次にセミナー参加者が事前に受講したアントレプレナー適性診断テストの結果について、株式会社リクルートキャリアの菊池保人アントレユニット編集長が解説。このテストは「資質的な適性」と「社会的な成熟度」に焦点を当て、起業家(アントレプレナー)としての可能性を認識することを目的としており、「起業家としての適正度・成熟度」「起業家として妨げになる資質」など、各項目で診断された内容について説明しました。


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清水宏保さんが自身の経験をもとにしたビジネスストーリーをスピーチ

■清水宏保さんのビジネスストーリー

 本セミナー第1部では、ゲストスピーチとして1998年長野オリンピックのスピードスケート男子500メートルで金メダル、男子1000メートルで銅メダル、2002年ソルトレイクシティオリンピックの男子500メートルで銀メダルを獲得した清水宏保氏が登壇。自身の経験をもとにしたビジネスストーリーについて講演しました。
 清水さんは現在、株式会社two.seven(ツーセブン)の代表取締役として、デイサービス事業、リハビリセンター、訪問看護事業、フィットネス事業など、「スポーツと医療」を柱としたビジネスを札幌で展開していますが、最初に起業したミネラルウォーター販売事業の失敗など、大きな苦労の連続だったと明かしました。しかし、「スポーツと医療」をテーマに事業を再スタートした後は、「アスリート感覚でした。自分で戦っているストイックさなどが現役時代を思い出しました」と地道な営業活動や雑用を自ら率先。その中で得た教訓として、「きつい選択肢を選ぶ、遠回りする経験が時には必要じゃないかと思いますし、そういう選択肢は必ず訪れると思います」と、地道できつい経験こそがビジネスにおけるターニングポイントとなり得ると述べました。
 また、独立・起業に際し、大事なこととして清水さんが挙げたのが「理念を伝えること」と「資金を集めること」。特に「理念」に関して「僕は『スポーツと医療』の融合をやっていきたいと思っていますが、スポーツと“何か”はすごくつながるんです。だから、皆さんが経験してきたスポーツという軸は絶対に持ってもらいたい。そこを外さなければ大きなミスはないと思います」と重要性を訴えると、「僕がミネラルウォーターで失敗したのは、そこにストーリー性がなかったから。皆さんはすでにスポーツに関するストーリーを持っている。それを最大限に生かしてほしい」と、独立・起業を目指す参加者に向けてエールを送りました。


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一般社団法人起業支援ネットワークNICeの増田紀彦代表理事を講師に迎え、独立・起業ワークショップが行われた

■「自分を知る」「顧客を知る」

 セミナーの第2部では、一般社団法人起業支援ネットワークNICeの増田紀彦代表理事を講師に迎え、独立・起業ワークショップが行われました。前半では「雇われずに生きるために『自分を知る』」をテーマに様々な自己分析を参加者がそれぞれ行い、またその結果をベースにした事業アイデアを発想させていく一方、後半では「事業を成功させるために『顧客を知る』」をテーマに実在の成功例を紹介。増田代表理事は「自分の一番得意なものと相手の求めるものが一致するところがあれば、そこに事業が生まれる」と、このワークショップの主旨を伝えました。そして、3時間に渡るワークショップの最後に、結論として「皆さんが今日学んだことが事業計画の基本プランになります。誰に、何を、どうやって売るのか。そしてその前に、なぜそれをやるのか。清水さんはストーリーとおっしゃいましたが、これに説得力がない、あるいは自分自身で納得がいなかいことはつながらない。自分だからこれを起こす、やり続けるというものがあり、その上で誰に、何を売るのかということを考えていくとうまく行きます」とアドバイスを送りました。





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