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2008.10.01 選手強化

JOCプログラム特別企画「野村忠宏選手と増島みどり氏のスペシャル対談」を実施

 JOCでは、JOCエリートアカデミー生11名を含むジュニア選手90名を対象に、9月21日、JOCプログラム特別企画「野村忠宏選手と増島みどり氏のスペシャル対談」をナショナルトレーニングセンター(NTC)で実施した。
 JOCプログラムは、今年4月からスタートしたJOCエリートアカデミー事業の知的教育プログラム。5月から月に1回のペースでアカデミー生を対象に開催しているが、今回は、特別企画としてNTCで合宿中のジュニア選手などにも対象を広げて実施。アトランタ、シドニー、アテネのオリンピックで、3大会連続金メダルを獲得した野村忠宏選手(柔道)とスポーツライターの増島みどり氏を招き、スペシャル対談を行った。
 対談では、野村選手が幼少から柔道に取り組んできた様子や、3大会連続でオリンピック金メダルを獲得した経験などについて、約1時間、増島氏が野村選手に尋ねる形で進められた。その中で野村選手は、膝の手術後、NTCに隣接する国立スポーツ科学センター(JISS)にリハビリのために宿泊し、復帰に向けてトレーニングに励みながら、「1パーセントでも望みがあるなら諦めない」と力強く明言。怪我で苦しんでいるジュニア選手の心を打った様子だった。エリートアカデミー生の田添健汰選手(卓球)は、「野村さんのリハビリをする時の顔つきが、またオリンピックで金メダルを獲るぞ、という感じだった。ぼくが将来あの場面に立った時、会場を飲み込むような心がほしいと思った」と感銘を受けた様子だった。
 野村選手は、今年4月に福岡で開催された北京オリンピック代表選考会のひとつである「全日本選抜柔道体重別選手権大会」準決勝で敗退。4大会連続のオリンピック出場が危うい状況のなかで、観客席で応援していた所属するミキハウスの社員の方々に、深々と頭を下げ、感謝の気持ちを表すという姿を見せていた。残念ながらオリンピック代表は逃したものの、こうした姿勢をジュニアの選手たちにも学んでもらい、強いだけでなく、多くの人から応援してもらえるような選手になってもらいたいという願いを込めて、JOCでは、今回の特別企画を実施した。

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